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2010年6月

宝塚記念の回顧

宝塚記念はいいレースでした。
馬場もやや重まで持ち直し、ファン投票で選ばれたスターホース達の激突。

逃げをにおわせていたナムラクレセントがやはり行きました。首を高く持ち上げながら単騎の形を作り1コーナーへ。先行馬アーネストリーは2番手。ブエナビスタもやはり前目に付けました。横山騎手は明らかにインを意識しており、内にセイウンワンダー、ネヴァブションがいましたが、1コーナーの頃には最内に馬を入れます。すぐ前にはアーネストリー。この馬が目標か。
ブエナの外にはロジユニヴァース。ブエナの後ろのインのネヴァブション。それぞれがほぼ狙い通りの位置に付けました。

ナカヤマフェスタはまずまずのスタートを切り中団の外に。ジャガーメイルは中団の中ほど。ドリームジャニーはスタートで大きく外側にヨレて(大外枠で幸い)一番後ろ。馬場状態から一番後ろではノーチャンスなので1コーナーまでに中団の後ろくらいまで位置取りを上げます。フォゲッタブルはドリームジャニーの後ろ・・・・・・。

この隊列のまま勝負所である3~4コーナーへ。
2番手にいたアーネストリーは持ったまま直線に入ったところで先頭へ。すかさずブエナビスタはこの馬の内にもぐり込みます。そしてロジユニヴァースは実況曰く「絶好の手応え!」(笑)
外を回した馬達も迫力がありました。アクシオン、ナカヤマフェスタ、フォゲッタブルが捲り上げます。ここで目を引くのはやはりドリームジャーニー。毎回思いますが、勝負所で全馬が必死に追い出す中、420キロの馬が58キロを背負って後方から一気に位置取りを上げます。とんでもないパフォーマンス!

残り200mの看板の地点ででグイっとブエナビスタが前に出て、外から来る馬で一番脚色がいいのはナカヤマフェスタ!
ここで「これは馬単が当たったかな?」と思いました。

残り200mも見応えのあるレース。
現役№1ホースに目標にされ、一旦交わされてしまったら勝負はついたはずですが、アーネストリーはかなり勝負根性がありそう。必死に食い下がりブエナと半馬身差でゴール。この2頭の追い比べは記憶に残りそう。

個人的にもっと記憶に残るのはナカヤマフェスタの末脚

《馬券は、◎○▲の馬単フォーメイション。▲の1着は買わずに4点。》

ナカヤマフェスタは4歳馬ならでは上積みも含めて勝負になる馬だと思い、期待していましたが、外枠に不慣れな関西での柴田騎手では勝利まではどうかな?と3頭ボックスにせず2点ケチってしまったのが・・・・・・・。
ナムラクレセントの逃げ作戦を知って、最後に○→▲に落としてしまった事が明暗を分けてしまいました。
今年は高松宮記念からでしたが、ブログの予想はまさかの前半戦全敗!!!

ナカヤマフェスタと柴田騎手の雄姿は長らく記憶に残りそうです。(泣)


各馬について。

1着、▲ナカヤマフェスタ

この勝利はフロックではないと思います。
もともと東京スポーツ杯でブレイクランアウトを完封したり素質の高そうな馬でした。京成杯はメチャクチャな競馬でしたが、2着。皐月賞は先行馬丸潰れのレースでしたが、前目いた馬では最先着。ダービーは後ろ過ぎて勝負になりませんでしたが、1頭だけ違う脚色で4着まで押し上げました。

展望でも書きましたが、セントライト記念のこの馬の走りは並みの馬にマネのできるモノではありません。相当強い競馬で、よって菊花賞では本命を打ちました。
その後の菊花賞、中日新聞杯は全くの惨敗。敗因はセントライト記念の反動か輸送でしょう。4か月休んで、こっそり東京のOPレースで完勝。(この辺りが人気が付かなかった原因かと。)
さすがに休み明けで宝塚だったり、OPレースを落としているようでは重い印は打てませんが、完勝していれば狙いが立つ馬でした。しかもセントライト記念時よりかなり力を付けている可能性もありました。
東京や京都でどうかはハッキリしませんが、セントライト記念を締まったラップを捲り切って完勝できる馬なら!阪神2200mの捲り勝負なら!しかも不安要素だった輸送は早めに行う事で払拭。

この後はどうでしょうか?人気になるなら東京などでは嫌う事もできるかもしれません。
陣営もこの馬は距離やコース、調教がどうの、馬体がどうのより、馬が気分良く走るかどうかポイントと言っていますし、気分屋さんかもしれません。
父ステイゴールドのように人気が下がった時に激走する、穴党を喜ばせてくれる馬かも?

とにかく持っている能力は非凡、ステイゴールド産駒にしては馬格がある馬ですし、ちょっと楽しみな馬です。今回のレースは6歳のドリームジャーニーから4歳のナカヤマフェスタに何かがバトンタッチされたレースなのかもしれません。

2着、◎ブエナビスタ

前目に付けるとは思いましたが、インにこだわるとは思いませんでした。そしてアーネストリーに狙いを定めていたようにも思えます。馬場状態を考えればよい決断ですし、一番人気の馬ですから勇気ある決断でもあります。さすが勝負師。

今回の決め手が削がれる馬場ではペースによってはアーネストリーが残ってしまって、ブエナが差し損ねてしまう事が十分に考えられるレース。リスクを負ってでも、マッチレースに持ち込んだのは間違いなく正解。

今回のレースはブエナビスタに向かないレースでした。
元々末脚の抜けた推進力を一番の武器にする馬にとって内回り阪神2200mは合いません。合うのは東京2000や2400、京都2200。
加えて湿った馬場、内枠に入った強力な先行馬。中団辺りから末を活かすレースがべストだと思いますが、今回は先行する馬を追い落とす必要がありました。本来のスタイルを崩してのレース。

負けたのは馬体を併せることなく、外からスパーンと伸びた馬。
乾き始めの微妙な馬場で判断は難しいのですが、最後の直線では、ほんの少し馬場差もあるかもしれません。
負けて強しのレースだったと思います。仮にナカヤマフェスタと同じ位置にいて、同じような競馬をしていれば、コチラが先着していたかもしれません。(しかし常勝を求められるこの馬にはこの選択はできない状況でした。)

今回は2着に敗れましたが、あいかわらずこの馬のピークと思われる今年は、この馬に逆らう気はありません。

3着、アーネストリー

上にも少し書きましたが、初めての一流馬との対戦、初のG1レース。良い枠は得られましたが、必要以上に人気になり、現役№1ホースの恰好の目標にされながら、最後の凌ぎ合いは見事。

この馬はまともに使えるようになったのは3歳の秋。成長曲線が後ろにズレ込んでいる馬。おそらくやっとピークを迎えた馬。心肺機能がかなり発達している馬らしいのですが、ブエナビスタとの叩きあいを見れば納得。

佐々木調教師は「タップの域に並ぶ馬」など、レース前にこの馬の強さについて公言していますが、人気の付き具合にも影響が出たと思います。もちろん先頭付近でレースを引っ張る馬だけにこういう事を言うと、余計に目標にされますし、実際現役最強馬の目標になりました。
自信があってもはぐらかす事を言ってレースを迎えた方が逃げ馬にとって、僅かながら有利にレースが運べるはずです。

しかし、こういう調教師は大好きです!!
なんと言うかスケールを感じます。こんな人がスケールのある馬を育てて行くのかな?とも。本当にタップに域に達して欲しいと思ってしまいます。

中日新聞杯を見て十分に強いと思いましたが、更に成長しています。できれば「逃げ」のスタイルを持つ馬になってもらい、強靭な心肺機能を武器に、そのまま押し切りを狙うような馬になってもらいたいです。

この後は札幌記念→天皇賞秋らしいのですが、天皇賞秋でこの馬がどのくらいの器なのか判断できるかと。
馬券的には、札幌記念(勝利)→天皇賞秋(掲示板にも載らず)の後、人気が落ちた有馬記念が一番狙いやすそう。

4着、ドリームジャニー

大阪杯の3~4角の動きを見て、もうピークは過ぎたと思いました。
今でもこの馬の本当の意味でのピークは過ぎていると思いますが、今回の走りは見事!
スタートでヨレて出遅れ、1コーナーまでの長い直線で挽回して中団の後ろに。3角から動き始めて誰よりも距離ロスをしながら捲り上げて、しかもそのスピードをゴールまで持続しなければいけないこの馬にとって、スタート直後に脚を使わなければならない事はかなりのマイナス。

それでいてあまり差のない4着。
本当に凄い馬です。
420キロの馬体に58キロは、他の馬に比べて負担は大きいはず。こういう馬はかなり気力というか闘争本能で走っている部分が大きいと思います。
それだけに、一度気持ちが切れてしまうと、ガクッとなりやすいと思っていました。大阪杯の時がその時かな?と感じていました。
スタート後、脚を使っていながら、あのパフォーマンス。まだ、根性馬健在です!!

凄い馬ですが、この後のG1は天皇賞とJC。どちらも東京コースで、この馬のフットワークは明らかに合いません。G1となると有馬記念しかありませんが、今すでに峠を越えていると思っている馬だけに半年後どうでしょうか。去年のように◎にはできません。


フォゲッタブル

ナムラクレセントの逃げ作戦を知って、アーネストリーが単騎逃げに持ち込む所を強引にナムラクレセントが・・・・、なんて妄想をしつつ、消耗戦での浮上を狙って、最後になって対抗に抜擢しましたが、裏目に。

3~4角で捲り上げますが、ここでの動きはドリームジャニーは仕方がないにしても、ナカヤマフェスタと比べてもかなり劣ります。
この時点で3連馬券は諦めました。
この反応の悪さは長距離に適性が振れているためか、状態が戻っていないためか・・・。

結局、直線に入った所で、外から来たドリームジャニーと内にいたジャガーメイルに挟まれて落馬しそうになっています。ここで挟まれなくても馬券に絡むのは無理でした。

5着、ネヴァブション

高いレベルでの決め手、底力などをそなえているブエナビスタの後ろで息をひそめている競馬。これでは勝ちはありません。
今回の少々時計のかかる阪神2200は、関西圏のレースという事を除けば、この馬にとってベストに近い条件。
力の要る馬場で、意外に流れが締まらず、4角先頭の積極的な競馬をした時にチャンスがある馬だと思っていました。ブエナより後に動き出すというのはちょっと残念な競馬。

それでも5着で賞金を手にしました。
この馬から馬券を買っていた人は、決め手がない馬だけに、もう少し積極的に、もう少し前で、と歯がゆい気分でこの5着を見ていたのではないでしょうか。

ロジユニヴァース

馬場の渋った阪神内回り2200m。ベストに近い条件。4歳世代トップの底力を誇るこの馬が万全で、早めにレースを動かして消耗戦を演出できればかなり可能性のある馬でしたが、やはり長期休養を1つ叩いたくらいでは勝負になる状態までは無理でした。

それにしてもちょっと負けすぎ、と言うか早く勝負を諦め過ぎています。どこか故障したのかと思えるほど。
ちょっとこの馬は心配。ダービーがタフすぎるレースだっただけに精神的に燃え尽きてしまった可能性も。立て直しに期待します。

イコピコジャガーメイル

どちらもこのレースは条件的に向かないレース。
それにイコピコは休み明け。ジャガーメイルは天皇賞春が渾身の目標レース。
この2頭は広いコースでの上がりの速いレース向きかと。

今後選択するレースよっては十分見直せる馬。

宝塚記念の予想

道悪で行われそうな今年の宝塚記念
てっきり良馬場で行われると思っていたので、予想の練り直しが必要でした。
内回りの道悪の阪神2200。良馬場とは違いワンラップのレースになってしまうと、コース形態、ペースアップが難しい馬場だけに差し馬には苦しいレース。やはり狙いは前にいる持続力勝負向きの馬かな?と思っていました。

ところが、今日のスポーツ新聞の記事を見るとナムラクレセントの小牧騎手が「逃げ」発言しているとか!
単騎で逃げて折り合いがつく可能性もありますし、元々能力は高い馬だけによい作戦だと思います。が、この馬が逃げるとなるとレースへの影響は少なくないと思います。

今回は前を意識する馬が多く、内枠を引いたアーネストリーはもちろん、隣のネヴァブション、馬場考慮に入れてレースを組み立てる安藤騎手の乗るロジユニヴァースも、外枠のナカヤマフェスタの狙っているかもしれません。逃げ馬不在の道悪レースですし、主導権を握って有利にレースを運びたいという意識がより強いレースかもしれません。

土曜の競馬を見てもとりあえず前に行っていないと話にならないと言った馬場状態。4角を迎える頃には先頭付近に!という意識は後方オンリーの馬に乗っていない限り誰もが持っているでしょう。

そんな中、ナムラクレセントの「逃げ」発言!!
逃げのスタイルを持っているではなく、折り合いに大いに不安を持つ馬が活路を「逃げ」に求めたと言ったところ。悪い脚下を気にして折り合う可能性もありますが、本当にこの馬が逃げるとどんなペースになるか分かりません。

人気になっている逃げ候補のアーネストリーも金鯱賞で行きたがっていた馬。(休み明けで道中が緩んだ影響もあるとは思いますが。)力はあるが、折り合いと言う点で完成度の低い馬が逃げ候補。
そして底力自慢のロジユニヴァースやネヴァブションなどは早めの先頭を目指してレースをするでしょう。

折り合いに不安を持つ馬が主導権を握り、レースを引っ張る中、馬場状態、コース形態から多くの馬が早めに動きだすことを考えているレース。
有馬記念の再現も!!!

もともと半年前に行われた同じ内回りコースのグランプリ有馬記念は、宝塚記念で各馬の力量を比較するのに都合のいいレースです。
有馬記念と同じく、折り合いという点で完成度の低い馬がレースを引っ張り、他の馬も前への意識が強いレースだとかなりの底力勝負になりそうです。

有馬記念ではこの手の流れのレースへの適性、その馬が持っている底力を測るのに十分なレースだっただけに有馬記念の好走馬は今回の宝塚記念でかなり信用できると思います。

ただ、今回は道悪のレースだけに後方一気は苦しいかと。4角先頭を目指す馬タ達の一列後ろにいる宝塚記念に相応しいだけの底力を持った馬に期待します。

有馬記念の好走馬・・・・、1着、ドリームジャーニー。展望1で書いたように、去年にピークが来ている馬だと思っているので△の下の方。この馬場状態の中、いつものように3角~4角で一気に最後方から先団まで取り付く事も難しいでしょう。

2着、ブエナビスタは有馬記念で一番強い競馬をした馬。スタートで後方になりさえしなければ最有力馬。問題は馬場より斤量のような気もします。この馬に◎を打ちます。

3着、エアシェイディは完全に着拾いの競馬で評価は低いのですが、
4着、フォゲッタブル。この馬は目標の菊花賞と有馬記念の間にステイヤーズSを挟みながら、このタフなレースを4着。良血馬、今年4歳という事で伸びシロも期待できます。

当初は良馬場で流れが落ち着くと思っていたので、距離不足の差し馬のこの馬の出番は無いと思っていましたが、ナムラクレセントが逃げ、道悪も含めてタフなレースが想定できることからこの馬を重く見ることに決めました。天皇賞春の1番人気からかなり人気も下がっていますし、買い時。
この馬の不安は秋から年明けにかけて長距離レースばかり使った疲労の蓄積ですが、調教も悪くなさそうですし、天皇賞から間隔を置いて持ち直している事を期待します。

ナムラクレセントの逃げを知る前は、外枠、鞍上に目を瞑ってナカヤマフェスタを対抗にしようと思っていましたが、3番手評価の▲に下げます。セントライト記念の強い競馬、ダービーでの道悪適性は魅力ですが、実際にトップホースの中での底力勝負で実力を証明している分、フォゲッタブルの方が信頼に足ると考えこちらを上に取ります。


印は、

◎ブエナビスタ
○フォゲッタブル
▲ナカヤマフェスタ
△ネヴァブション
△ロジユニヴァース
△セイウンワンダー
△メイショウベルーガ
△アーネストリー
△ドリームジャニー
△ジャガーメイル

馬券は、
◎○▲の馬単フォーメイション。▲の1着は買わずに4点。

◎○からの3連複2頭軸流し。

◎○から▲△への8点。セイウンワンダーまでの4点が勝負馬券。

アーネストリーは枠、脚質、競走馬としてのピークに入った馬などから本命にしようと思っていましたが、初めての一流馬との対戦で、しかもタフなラップを想定しましたので、人気を考えると重く見れませんでした。逃げたいナムラクレセントの存在もマイナス。
この馬はエイシンデピュティと重ね合わせる事もできますが、エイシンデピュティとは違い、前走金鯱賞が緩い流れでの勝利だった事も、今回のトップレベルの底力勝負にはマイナスだと思っています。

菊花賞で◎でして以来ずっと気にかけてきたナムラクレセント。今年の天皇賞春ではジャガーメイルを対抗に下げてこの馬を本命にしましたが、メイショウドンタクをとらえ切れずに4着。もう少しでしたが、期待に応えてくれませんでした。
今回はガンガン行ってもらってスタミナ自慢のフォゲッタブルの浮上するレースを仕立て上げてくれることに期待します。

宝塚記念の展望 4

週間予報を見ると大阪地方の週末は曇り。良馬場での宝塚記念になると思っていたのですが、実際は土曜は一日雨で馬場は不良。明日の降水確率も高く、おそらく不良から重くらいの馬場でレースが行われそうです。

この時期のレースですから雨は付きものですが、意外に宝塚記念が道悪で行われた事は少なく、近年ではエイシンデピュティが勝った一昨年のレースくらい。

12.5-11.1-11.9-12.7-12.4-12.6-12.5-12.3-12.2-12.2-12.9

この時のラップですが、加減速の少ないフラットなラップ。
この年も確固たる逃げ馬がおらず、結果的にレースの主導権を握った内田騎手の判断が効を奏しました。

コース形態と馬場状態、宝塚記念のハイレベルなメンバー構成を考えれば、今年も加減速の少ないフラットなラップのレースになると思います。

一定区間での加速能力ではなく、長い区間スピードを持続できる底力に裏打ちされた能力を持つ馬が有利であり、位置取りもやはり前に付けられる馬が有利。
エイシンデピュティはフレンチデピュティの仔でしたから道悪は鬼。今回の実力の他に道悪のレースに対する適性も大きな要素になりそうです。

ネヴァブションは随分人気がないですが、道悪の阪神2200mは条件としてかなり向いているような気がします。道悪は初めてですが、スピードの持続能力が問われるという点で、斬れる脚を持たないこの馬にチャンスが生まれるかと。
前目に付ける作戦らしいので、その点にも好感。海外レース経由でなければ軸にしてもいい馬でしたが・・・・。

「道悪はある程度こなせますが、道悪だから勝ったんだと言われたくはないので良馬場でやりたいです。」

と陣営は人気薄と思えない凄いコメントを残していますが、斬れる脚を持つ馬の能力が削がれる馬場の方がいいはずです。

展望で触れなかった天皇賞馬、ジャガーメイル

この馬は阪神2200mの舞台も、道悪も向かないと思います。
中山で足踏みをした後、東京で勝利し1000万を卒業。その後、この馬は東京と京都の外回りのコースだけを選んで出走しています。
広いコースでの決め手勝負の馬。スローからの上がり勝負で結果を出してきている馬。
今回の内回りコース、道悪によるフラットなラップのレースではこの馬の良さは活きないでしょう。目黒記念で2着に来ているので全くダメではありませんが、ミヤビランベリにつけられた差は5馬身差。
現在2番人気ですが、道悪も、この2着が拠り所となって評価が下がらないのであれば嫌いたいところです。

アーネストリーは枠にも恵まれましたが、後続の差し馬の脚が鈍るという点で馬場にも恵まれるかもしれません。ただ、人気が付き過ぎ。
一流馬との初対戦、初のG1レースでこの人気には参ります。逃げるかどうかは分かりませんが、2年前のエイシンデピュティ以上にマークされるかもしれません。

ブエナビスタは後方からでは危ないと思いますが、多分中団くらいには付けてくるでしょう。有馬記念を見ていなければ露骨に嫌いたい馬でしたが、有馬記念と同じくらいの状態で同じようにレースを進めれば勝ち負けになると思っています。
有馬で重めの中山の芝、フラットな底力を問われるレースへの適性が証明されている以上スタートで最後方にならない限りは惨敗はないはず。ただ、コース形態、馬場状態は間違いなくこの馬の味方ではありません。

アーネストリーがこれだけ人気になってしまうと、他の馬が魅力的に見えてきます。
前にいるが魅力的なのですが、ネヴァブションは海外帰りの1戦がどうしても気にないますし、ロジユニヴァースも長期休養から1戦叩いただけで最高レベルのレースで力を発揮できるかどうか。

ナカヤマフェスタは外枠と関西は不慣れな鞍上が不安要素ですが、オッズを考えれば見直せるような気になっています。
ダービーではまともに直線で追えない馬がほとんどで、結果的に前に付けた馬で決まってしまいましたが、この馬が後方から1頭違う脚色で差してきました。ダービーの時の馬場は悪過ぎてまた別の馬場ですが、下が悪くてもまともに走れる事が証明されているだけに期待できます。

冒頭に書いたフラットなラップにおける適性についてもセントライト記念がそんなレースで、締まったラップに中、大外を捲り上げて押し切って勝ちました。2,3着はセイドリックバレーとフォゲッタブルで、その後の活躍も見てもかなりの実力馬ですが、力の差を感じるほどの圧勝です。
柴田騎手はスタートが巧い騎手ですし、外枠もスタートを決めて前に付けられれば、それほど外外を回される事もなくアーネストリーやロジユニヴァースを目標に食らいついていくレースができると思っています。

陣営は輸送がこの馬には良くなかったと思っているらしく、今回は早めに輸送をしました。休み前の2戦の凡走は輸送の影響も考えられますし、良い判断だと思います。
セントライト記念の後の大凡走の2戦を除けば、この馬はすべて力のあるところ発揮しており、馬がちゃんと走る気になっていれば、4歳馬の伸びシロも含めてかなりチャンスはあるはず。それに予報とは違って天候が悪化し、道悪になった事もこの馬に風が吹いているのかもしれません。

宝塚記念の展望 3

もう宝塚記念の出走表が出ています。

メンバーを見る限り、あまり速い流れにはなりそうもない気がしますがどうでしょうか?少なくとも、先行馬総崩れのようなレースにはならないと思います。

ブエナビスタは今回の条件がベストであるはずはないと思っていますが、まず勝ち負けになると踏んでいます。激流の有馬記念を前付けした競馬は相当強い競馬。末の決め手勝負だった馬が、いきなりの前付け、それも最高レベルでの底力勝負で勝ち負け。
今回の宝塚記念では中団辺りに付けるのでは?

前回、宝塚記念は世代間のレベル差がなければ、充実の4歳馬から買うレースだ、と言うような事を書きましが、ブエナビスタは人気面以外は何の抵抗もなく買えますが、他の4歳馬は。

フォゲッタブルセイウンワンダーイコピコは有馬記念で直接対戦しています。この3頭は3歳牡馬でトップレベルにある馬ですが、ブエナビスタとの力の差は歴然!この半年で成長している可能性もありますが、いくら成長しようがその差が埋まるとはとても思えません。

フォゲッタブル
まず菊花賞と有馬記念の間にステイヤーSを挟んだ事が余計。その割に有馬記念では強い競馬をしました。
良血馬ですし、今年が楽しみな馬でしたが、長い距離のレースを続けて使い、最後が一番タフな有馬記念。間違いなく疲労があるはずなのに、年明け初戦が1か月半後の東京のダイヤモンドS。わざわざ関東に行かずに3月後半の阪神大賞典を選んでいれば、と思ってしまいます。
体調が戻っていれば有力な馬でこの馬は買いますが、流れが速くなりそうもない事はこの馬にマイナス。その分でも印を下げます。

セイウンワンダー
贔屓馬なのでもちろん買います。宝塚は最初から視野に入っていたと思います。ただ、エプソムCはもう少し強い勝ち方をしても・・・・と贔屓馬だけに思ってしまいます。

イコピコ
有馬記念では後ろでジッと息をひそめていれば、と買い目に入れましたが、勝ちに行く競馬をして最後はパッタリと止まりました。
この馬も有馬の前に鳴尾記念を挟んだのが余計で、多少見直せますが、宝塚記念は条件的に合わない馬だと思っています。

4歳馬で魅力がありそうだと思っていたのは、有馬記念に出走していないナカヤマフェスタロジユニヴァース

ナカヤマフェスタ
人気を考えればこの馬が一番魅力的だと思っていました。
セントライト記念は非常に強い競馬。外外を回りながら早めに動き出し、捲りきって直線では先頭に立ち、そのまま押し切り勝ち。間違いなく一番強い競馬で、菊花賞でも少なくともセントライト組には負けないだろうと思っていましたが、菊花賞は12着。続く中日新聞杯は13着。
休み明けのセントライト記念でタフな競馬をしすぎた反動??ともかくこの2戦はナカヤマフェスタの力を考えれば負けすぎです。
間隔をとってメトロポリタンSから始動し、このレースを完勝。叩いた2戦目の上昇度、成長分を考えれば、ここで勝負になっておかしくない馬。菊花賞、中日新聞杯の凡走の原因がセントライト記念の反動だとしたら、この2戦はノーカウントにできるかもしれません。

前に付けられる事も含めて魅力的な馬でしたが、枠は外に。鞍上は柴田騎手。オークスのアグネスワルツのように関東圏のレースでは先団にいる馬なら頼りになりますが、阪神の2200m外枠だと普通に外外を回って掲示板に載るか載らないか、が一番ありそう。

ロジユニヴァース
ダービー馬ですが、東京2400mはこの馬には合わないと思っていました。直線で斬れ負けするだろうと。ところが泥んこダービーで、全馬上がりが40秒前後かかるレースに。世代トップの底力を持つこの馬のためのレース。
今回の阪神2200mはこの馬に合う条件だと思います。騎手は安藤騎手。馬の体調が戻っていて安藤騎手が早めにレースを動かし、直線の踏ん張り合いになれば、差して来れる馬は本当に力のある馬に限定されます。しかもその中でもこの馬はしぶとそう。
こう考えれば、ブエナが負けるシーンも見えてきます。

この馬は状態面がどうかがすべてだと思います。日経賞はダービー以来のレースだという事を考えれば上々のレース。あまりにブランクが長かったので、1戦叩いたくらいで古馬最強馬決定戦で勝ち負けできるレベルまで持ってこれるかはちょっと疑問。
多分ダービー馬という事である程度人気になるでしょうが、もし人気がなければ!!

有馬記念を見ると、どうしても4歳馬の中で、ブエナビスタと他の馬の間に力の差があるように思えるのですが、4歳馬以外で期待できるのは5歳馬。

アーネストリー
トールポピーを破った新馬が強い競馬で、将来に楽しみがある馬だと思ったのですが、順調にはいかず。4歳春で重賞に挑戦するまでになりましたが、この時は重賞の壁にはね返されました。
この馬が変わったのはこの年の秋から。順調さを欠いた馬だけに、成長曲線も少し遅れての上昇カーブ。今がピークに入っている馬だと思われます。
中日新聞杯、金鯱賞と連勝しますが、どちらもドリームサンデーが逃げて、それを差したら勝ちというレースですが、ちょっと流れが違います。今回の宝塚は特にロジユニヴァースがどう動くかで流れが変わるような気がしていますが、この馬は自分レースをすれば問題がなさそうです。

一気にメンバーの質が変わりますが、この馬の成長分は相当ありそうです。
前走の金鯱賞も道中かなり掛かっていますが、それでいながら最後の脚は見事。休み明けの分で行きたがったのでしょうから、今回はその辺りが解消されればワンランク上のパフォーマンスが引き出せるかもしれません。

内枠、先行脚質、勝ちに行ける鞍上、去年から目標は宝塚に定めていた馬で、かなり魅力があります。個人的にはこれまででベストのパフォーマンスを出せる可能性がかなり高いのでは?とも思っています。
ただ、調教師がタップを超えるとか何とか言っているようで、人気に上乗せがあるとちょっと・・・・。

宝塚記念の展望 2

宝塚記念の展望の2回目です。
今回は大雑把な話。

宝塚記念は1年の前半を締めくくる最強馬決定戦。宝塚の週が終わると一流馬は秋にそなえて休養に入り、一気にローカルシーズンの色合いが強くなります。

国内のレースでの賞金を多い順に列挙すると。

ジャパンカップ 2億5000万
有馬記念 1億8000万
ダービー 1億5000万
宝塚記念 1億3200万
天皇賞(春)(秋) 1億3200万

体系としてはビッグレースのほとんどは芝の中距離馬のためのもの。年度代表馬もいずれかのレースを制していないとまず選出されることはありません。重賞レースの数から見てもやはり芝の中距離のレースが多くなっています。
当然のように芝の中距離における競争が一番激しく、レベルも高いものになっていると思います。これに関しては議論の余地はないでしょう。

3200mの天皇賞は主流から外れるため、春の最強馬決定戦は宝塚記念、秋は賞金の額から言ってもジャパンカップ。展望の1でも書きましたがこの2レースはガチンコ勝負。有力馬が目標にするレースであり、勝てるだけの仕上げが施されるレース。最もレベルの高いレースが期待できるはずであり、競走馬としてピークの状態にある馬でなくては中々勝てるものではありません。

競走馬の本当の意味でのピークはそれほど長くありません。年度代表馬でも2年続けて選ばれることは稀。最近ではディープインパクト、シンボリクリスエスが3歳、4歳で年度代表馬に。ウォッカは4歳、5歳で年度代表馬に。
(去年5歳で年度代表馬に選ばれたウォッカについては、ライバルの故障による引退、東京マイルに圧倒的な適性を持つこの馬にヴィクトリアM、安田記念と2つのG1のチャンスが与えられた事、マイル路線の地盤沈下、ドリームジャーニーが東京コースへの適性がかなり低い馬だった事、ジャパンカップでルメール騎手が手綱を握った事が大きく影響していると思います。ウォッカ自身は5歳で明らかに衰えがあったと思われます。)

個体差もありますが、おおよそ競走馬が一番充実するのは4歳時。
テイエムオペラオーなどはハッキリそれと分かる戦績を残しています。
ダートではカネヒキリやヴァーミリアンが長らく頂点に君臨しましたが、これは芝中距離路線に比べて競争のレベルが高くない事を意味していると思っています。

芝中距離路線のトップの争いは他のどの路線より熾烈
それぞれの世代トップクラスの馬の力量に差のない場合は、殊に宝塚記念、ジャパンカップ、天皇賞秋においては、競走馬としてピークにある可能性の高い、場合によっては更なる上昇さえ考えられる4歳馬に期待する方が得策かと。

近年、4歳馬以外が勝った宝塚記念を見ると。

2009 ドリームジャニー(5牡) 
→ドリームジャニーはこの年がピーク。4歳の唯一の大将格のディープスカイに前年の輝きなし。

2008 エイシンデピュティ(6牡)
→4歳の化け物牝馬の出走はなし。4歳牡馬は牝馬にダービー圧勝を許すダメ世代。

2004 タップダンスシチー(7牡)
→タップは特別!6~7歳がピークだった馬。4歳のトップのゼンノロブロイ、この名馬にはありえない人が鞍上。

2001 メイショウドトウ(5牡)
→5歳になってもまだオペラオー、ドトウの2強時代。エアシャカール、アメリカンボスでは勝てません。ただ秋には4歳のアグネスデジタルが天皇賞で、3歳のジャングルポケットがJCでこの2頭を破ります。


個人的な見解で、多少こじつけめきますが一応理由付けはできます。

さて今年の4歳馬はと言うと。
有馬で降参したブエナビスタが出走。他にダービー馬ロジユニヴァース。秋華賞馬レッドディザイア 。(回避のようです、庶務2さん情報ありがとうございます。)、去年の秋から長い距離ばかりを間隔を詰めて使って天皇賞春では余力が残っていなかった良血馬フォゲッタブル。中山2200mのセントライト記念が非常に強い競馬だったナカヤマフェスタ。贔屓馬セイウンワンダー。

これに対して4歳以外の馬は・・・・・。
ドリームジャニーを除いてまとめて言いますが、去年の秋の古馬路線は、8歳馬のカンパニーに毎日王冠→天皇賞秋→マイルCSの3連勝を許し、力が衰えてきたウォッカにJCを勝たれ、有馬記念には充実しているはずの4歳馬の出走自体が無し!これはひどい。

今回のメンバーも直接カンパニーやウォッカと戦った馬は数頭。去年の秋にG1レースにすら出れていない馬がほとんど。3歳時にまともにクラシックを使えたのはアドマイヤオーラくらいでしょうか?
買えそうなのは去年の4歳秋から本格化したと思えるアーネストリーくらい。天皇賞春が渾身の一鞍だったジャガーメイルは阪神2200mでちょっと買いづらい馬。阪神2200mに適性がありそうなネヴァブションは穴馬としてなら。

各馬については次回の展望で。

宝塚記念の展望 1  

今週は宝塚記念
ファンの投票によって選出されたスターホース達によるG1レース。
今回の宝塚記念と年末の有馬記念は「ファンの祭典」でもあるだけに毎年とても楽しみなレース。権威ある両グランプリレースが内回りコースの非根幹距離で行われるという所、出走馬をファンに決めてもらうという所に日本競馬の懐の深さを感じたりもします。(ついでにこの2レースをJRAプレミアムのレースにしてこそ本当のファンの祭典になるような気もしますが・・・・・。)

宝塚記念と有馬記念は天皇賞やジャパンカップとは違い、内回りコースで行われるだけに展開や流れに対しての位置取りなどによっては意外な結果も。あーでもない、こーでもないなどとレースについて想像を(妄想を)めぐらす競馬ファンにとっては非常に予想のし甲斐のあるレース。
それにコース形態から上がりだけの軽いレースになる事はまずありません。ファンが見て楽しめること請け合いのレース。

この2つのグラングラプリレースですが、一つ大きく違う点があります。

グランプリと銘打っているだけあってトップクラスの実力馬が出走するレース。そしてその中でも有力と目される馬にとっては、それぞれ春の最後のレース、秋の最後のレース。
宝塚記念の方は文句なくグランプリレースと呼べるレース。
春のG1で現役トップレベルの馬が最大目標にするのは宝塚記念しかありません。天皇賞春は距離が長く、主流から外れるG1。安田記念はマイル。
夏は休養にあてる馬も多いですし、メイチの仕上げで臨むガチンコの中距離最強馬決定戦!

有馬記念は天皇賞秋、ジャパンカップの後に行われます。最高位という意味でグランプリと呼ぶなら、本当の秋のグランプリレースはジャパンカップ。実際、秋の最大の目標レースは有馬記念でない馬がほとんど。(ドリームジャニーやマツリダゴッホは走り方、レーススタイルが明らかに有馬記念の方に適性があり、こちらを秋の目標にして勝利をつかみましたが、この2頭はちょっと特別。)

人気馬が凡走するとしたら、有馬記念の方が可能性は高いと思います。
宝塚記念は内回りコースゆえの展開のアヤや、珍しい非根幹距離のG1で意外な強みを発揮する馬が出るかもしれませんが、力のある馬がこのレースを目標に仕上げてくるだけに大きな波乱はあまり期待できないレースだと思っています。

人気になるのは有馬記念と同じくブエナビスタドリームジャーニーでしょうか?

この2頭については有馬記念の展望の時に長々と書いたので、ちょっと手抜きですが。

ドリームジャニー
http://tamarufight.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-490c.html

ブエナビスタ
http://tamarufight.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-5ab0.html

この時は結局ドリームジャーニーが1着付けの◎、ブエナビスタは展開予想から渋々の最後の△。

この有馬記念で一番驚かされたのはブエナビスタ
まず前目に付けてレースを進められた事に驚いたのですが、心底驚かされたのが「斬れ者」ブエナビスタに具わっていたとんでもない底力!
非常に厳しい流れで、底力自慢の一流牡馬が最後の直線でバタバタと失速する中、前目に付けたブエナビスタは35秒台で上がり、展開を味方に付けたドリームジャニーに半馬身差!!

しかも前走エリザベス女王杯で極限の上がり脚を発揮した後に、真逆の適性を問われる有馬記念で凄いパフォーマンス。レーススタイルを変えた最初のレースでもありました。
このレースを見て、ブエナビスタには完全に降参しました。この馬はスペシャルな馬。
競走馬とピークを迎える4歳の今年は逆らわない事に決めました。
そんな訳で、おそらく1番人気ですが、この馬には重い印。

海外のドバイでのタフなレースで疲労が残っていて、タフなレースになった場合に意外に踏ん張りがきかないとか、初めての56キロが少し応えるとか、雨で道悪になった場合がどうか・・・・・・。そのくらいしか疑える要素が無いような気がします。

当面のライバルであるはずの、ドリームジャニー、レッドディザイア、ロジユニヴァースが順調さを欠いてこのレースを迎えている事もブエナビスタにとっては追い風だと思います。

上のブエナビスタのリンクで有馬記念、宝塚記念が牝馬にとって厳しいレースであると書きましたが、有馬記念での走りはとても牝馬のそれには見えませんし、ドバイでのレースもかなり強い競馬・・・・・。
単純に牝馬の枠で括るには無理があるような気がします。

前走のヴィクリアMはおそらく万全ではなく、宝塚記念が本当の目標レース。あまり後方にならない限りは勝ち負けになってしまのでは?と考えています。
ただ、内回り阪神2200mの適性が高い馬だとは思っていません。ブエナビスタにとって鬼門のレースとも。


ドリームジャーニー
大阪杯は○馬に勝たれて、◎を打ったこの馬が3着。メンバーも手薄でしたし、条件としてはほぼベスト。59キロでも負けるシーンは思い浮かびませんでした。
3着とは言え、明らかにおかしな競馬をしました。

去年の大阪杯宝塚記念有馬記念。勝負所がコーナー区間になる内回りのレースでの走りは圧倒的でした。軽量馬、回転の速いフットワークの利点をフルに活かし、コーナー区間の加速力、機動力で完全にライバル達を凌駕。内回りコースでは、ここでどの馬よりも乗ったスピードをゴールまで維持してしまうのですから、コーナー区間の動きで勝負が決まってしまいました。

今年の大阪杯はコーナーに入る前から少し動きがおかしく、いつもなら持ったままスッと楽に加速していく馬が思うように動きませんでした。
続く、天皇賞春は脚部不安で回避。

去年目標にした有馬記念でしっかり仕上げ、かなりのパフォーマンスを発揮しました。それだけに2か月経たないうちに京都記念を使ったのは意外でした。
420キロの馬体に57,58キロを背負わされる事は、他の馬格のある馬に比べればかなりのハンデです。それでもこのハンデを覆してグランプリレースを連覇してしまうとんでもない根性馬!!

その根性馬だけに余計に今年の大阪杯の走りは心配です。
レーススタイルも固まっている馬でやる事は一つ。後方で脚を溜め、圧倒的なコーナー区間の機動力を武器にする馬。その武器が機能しませんでした。

59キロに敗因を求める事もできます。斤量が重くなるほど1キロ増の影響は大きくなります。しかしそれにしては去年のオールカマーではよく走っています。
馬の闘争本能で馬格に対する斤量のハンデ乗り越えてきたスーパーホースがベストの条件で凡走。

去年がピークで今年はピークが過ぎてしまったのではないかと思っています

馬格がないだけに他の馬より負担が大きいはず。これまで闘争本能で克服してきましたが、この馬も今年で6歳。2歳から重賞レースばかりの激戦を戦い抜いてきた馬。戦数もかなりのもの。

馬格がない根性馬は大好きで、このドリームジャニーは大好きな馬です。特に同斤のG1レースで小さな馬が大きな馬達をぶっこ抜いてしまうのは見ていて痛快なモノです!この馬にそれを期待するなら阪神2200mの宝塚記念か中山2500mの有馬記念。
しかしながら常に420キロの馬体に重い斤量を背負い、レベルの高いレースで好走してきた馬。馬の気力が落ちた時にガクッときてしまう可能性も。
有馬記念の後の早すぎる年明け初戦、そして大阪杯の走り・・・・、今回も人気になるでしょうし、疑ってみようと思っています。

エプソムCの予想

春の東京開催も今週で最後。
今開催の固め過ぎた異常に速い馬場には参りました。予想する側もこれを無視するわけにはいきませんし、馬を操る騎手の側からみてもそうだったでしょう。中には仕方なく馬のスタイルを崩しても前に付けようとする騎手も。
将来を嘱望されるスターホース候補の馬が何頭この馬場の犠牲になったことか。

エプソムC
春の東京最終週の名物重賞。
安田記念に出られない馬が争うレース。東京ですが、メンバー的にローカル色の強いレース。とは言え、過去にはマーベラスサンデーエイシンデピュティがこのレースの勝利を足掛かりにG1ホースまで登りつめましたが、そんな馬の出現を期待したいところ。

セイウンワンダー
一番の贔屓馬ながら、よくつかみ切れていない馬。中山マイルG1でも流れが締まった京都3000mでも好走できる馬。これは基本能力が相当高い事の裏付けでもあります。それでいて2歳戦以来勝ち星なし!
賞金が足りず、春の目標レースであった安田記念は除外。このレースは秋の目標のためにも是が非でも賞金加算しておきたいレース。

個人的にはマイラーではなく中距離馬だと思っているので、今年の初戦は大阪杯あたりにしてもらいたかったのですが、マイラーズCに。それでも実力馬相手に、年明け初戦としてはまずまずの走り。

2歳戦以来勝ち星のない馬が一番人気。それでも贔屓馬だけにこのレースは1着を期待します。このレースを落とすようでは、エアシェイディサクラメガワンダーのようにひたすら2,3着に期待する贔屓馬になってしまうかも。

勝ちに期待しますが、この馬に本命を打つと必ずふられてしまうので、本命ではありません(笑)。今回はいつもと違った(潔くない)馬券を買います。
シルポートがレースを作る事が分かり切っているレースですから、この馬を目標に勝ちに行く競馬を期待します。インを引いた以上、一旦下げて外を回すような競馬は期待していません。かなり期待している馬なので、中団から前に付けて、力でねじ伏せるような勝ち方を。

ゴールデンダリア
この馬も人気ですが、勝ち切る事を期待する馬。
セントライト記念でロックドゥカンブとスクリーンヒーローに割って入る2着。その後長期の休養を余儀なくされました。復帰後もアンドロメダSあたりまではまともな状態ではなかったらしいのですが、まずまず走っていました。

個人的には前々走の大阪杯の2着もあまり評価していなかったですが、東京競馬場に観戦に行ってオーロラビジョンで見た新潟大賞典の走りには驚かされました。
直線に入って全馬追いだしにかかる時に、この馬は馬なりでスッと楽に加速。直線半ばで満を持してから追い出して突き抜けました。全くの圧勝!

この時2着に入ったセイドリックバレーの三浦騎手は、遊びながら走っているに、近づいたら再度突き放された、強い馬だと評しています。
6歳にしてやっと本格化を迎えたこの馬には更なる伸びシロがありそうです!

ただ、ピークは前走の新潟大賞典で、このレースは少々下降線に入っている可能性があります。この後の夏競馬は休ませるそうですし。
それでも、シルポートの逃げ方、絡まれ方によっては先行馬にとって厳しい展開になりますし、最終週で内が意外に伸びないという事も考えられます。そうなった場合、間違いなく終いに賭ける外枠のこの馬の決め手は勝ち馬にふさわしいモノになりそうです。

引っ張りましたが、本命はキャプテンベガ
1,2番人気馬が本命、対抗などという馬券は買いたくないので、不当に低い評価と感じたこの馬が本命。
とても勝つシーンを想像出来ないので、2,3着付けの本命になります。

去年のこのレース3着馬にして、生涯3戦続けて馬券を外した事がない馬。

東京1800mには適性がありそうですし、去年にしても、前にいたのはシンゲンヒカルオオゾラ。かなり強い馬です。3戦続けて馬券を外した事がない、などと書くとコンスタントに力を出す馬のように感じてしまいますが、この馬はムラ馬。まともに走る気があれば、G3の重賞レベルなら十分に馬券圏内に入る力を持っています。
買うなら評価の低い時に。今回は9番人気。買いどき。

今となっては貴重なサンデーサイレンス産駒ですが、それほど決め手のある馬ではありません。よって勝ちきれませんし、馬券に絡めても大概相手は差し馬。多少の展開の助けは必要な馬。
この馬が差し込んで来れるレースなら、多分逃げ馬シルポートが潰れているレース。馬場、単騎逃げ、近走のパフォーマンスから間違いなく可能性のある馬ですが、キャプテンベガから買えば、少なくとも副軸からは外せます。

前走の都大路Sはシルポートに完敗ですが、かなり時計の速いレースで、しかも前の3頭で決着したレース。前の3頭と他の馬では違うレースになっています。後ろ馬は時計の早い馬場の中で悠長に構えすぎたと言えます。
惨敗も已む無し。大いに見直せるレース。スマートギアが同じ位置で競馬をして、同じような着順になっていますが、まあこの馬と同じくらいは走ったかな?と。(スマートギアが今回のレースに出走していれば人気の一角だったでしょう。)

シルポートですが、最近のこの馬のパフォーマンスはかなりモノ。しかしながら、3月に復帰してから、1カ月2走のペースでレースに出走しています。しかもかなりタフな逃げ方をしている馬だけに多少の疲労の蓄積はあると思います。キャプテンベガが差して来れるかどうかはこの馬の逃げ方がカギを握っているかも?

◎キャプテンベガ
○セイウンワンダー
○ゴールデンダリア
△タケミカヅチ
△トウショウウェイブ
△ストリングリターン
△サンラズマックス
△セイドリックバレー

馬券は3連単。
今後の飛躍を期待する2頭に勝ちを期待。キャプテンベガに馬券圏内を期待する馬券。

○○→◎→○△
○○→○△→◎ の24点。

安田記念の予想

競馬予想は私にとって(勝っても負けても)一服の清涼剤というべき存在なのですが、先週のダービーには参りました。楽しみにしていた分、余計にガッカリするレースに・・・。まさかダービーがあのような流れになるとは・・・・・。

どうも清涼剤ではなく、苦い漢方薬でも飲まされたような後味。加えてこの1週間は非常に忙しい上に熱い日が多く、疲労困憊。散々な1週間、体力回復にあてる週末に。

さて今週は安田記念。春のG1連戦も最終戦。先週の影響か、メンバー構成か、安田記念なのに何の高揚感もありません。
更には、昨日の東京メインはマイル戦でしたが、開催が進んだのにもかかわらず異常に速い馬場!安田記念の週にこの馬場は非常に残念!安田記念らしいマイル戦におけるスピード、スタミナ、底力を問われない公算の高いレースに。

今年は安田記念に不似合いな軽い脚質を持った馬を狙った方がいいかもしれません。
多分、前にいるか、ロスなく回って来れるか、抜群に斬れる脚をもっているか、その辺りの要素がない馬だと難しいレースだと思います。

去年はコンゴウリキシオーの逃げ、ウォッカが前目から勝ちに行き、ディープスカイがそれを目標に動き出すと思っていたので、3着に後方からのファリダットと善戦マンのカンパニーという予想ができましたが、今年はとりあえずお世話になったファリダットは買えません。

このメンバーの安田記念ならと考えていたエイシンフォワードは大外枠に・・・。よく考えても答えがパッとひらめくほど簡単なレースではありませんし、これだけ時計が速いなら安直に「前に内に」の馬から。

1枠の2頭が馬券圏内なら可能性が高そうに思えたので、この2頭から3連馬券を買います。この2頭についてはあまり軽い質のレースにならない方がいいような気もしますが。

リーチザクラウンは無茶な使われ方を強いられていますが、よくマイラーズCを勝ったと思います。馬の制御に関心の強い騎手に乗り替わった事が、この馬にとっての転機なのかもしれません。持っている能力の高さだけならピカイチ。
スピードのある先行馬を操る技術はおそらく№1の鞍上。人気でもこの新コンビには期待したくなります。

スマイルジャックは去年はもったいない競馬。出遅れて、ファリダットと共に後方から競馬でしたが、馬場中央にに進路を求めたファリダットに対してスマイルジャックはスペースの無いインに。手ごたえは抜群だっただけに抜けるところがあれば3着はスマイルジャックだったかもしれません。
今年は出遅れたら終了。三浦騎手は前目を意識して、馬の力を信じて勝ちに行くと言っています。是非とも2,3番手にいそうなリーチザクラウンを目標に勝ちに行ってもらいたいものです。マイラーとしていいモノを持っている馬だと思います。力を出し切れずに終わった去年の雪辱を。

印は、

◎スマイルジャック
○リーチザクラウン
▲マルカフェニックス
△アブソリュート
△エイシンフォワード
△フォローシップ
△トライアンフマーチ
△ショウワモダン
△キャプテントゥーレ
△マイネルファルケ
△スーパーホーネット

人気がかなり割れているので3連複でもかなり配当が付くようなので、この馬券で勝負。

◎○2頭軸から▲△へ 9点。

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