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王者と呼ばれるような競走馬の引き際について

前の記事(2009年のベストレース、フェブラリーS)の続きになります。

王者と呼ばれるような偉大な競走馬の引き際について。

スポーツ選手などとは違い、競走馬の引き際は自身が決めるのではなく、その関係者が決める事です。

王者と呼ばれるような馬にはたいてい種牡馬としての道がひらけているので力が衰えた後すんなりと引退させる事が多く、その点うまくできています。ただ、ダート馬はピークを過ぎた後も結構レースを使う傾向があるような・・・・。

カネヒキリ
手に入れたG1タイトルの数ももちろんですが、とんでもなく強かった馬。7歳までトップホースであり続け、世代交代のレースでも類稀な勝負根性で最後まで食い下がり素晴らしいレースをファンに見せてくれました。
それに加えて競走馬として致命的になりかねない屈腱炎を乗り越えて、1年半というブランクを乗り越えて以前と同じ強さを備えてターフに戻ってきた馬。並みの馬、いや並みの名馬では出来ないことです。
この馬のタフな闘争心には驚かされます。

この偉業もカネヒキリの関係者の優秀さがあってこそのことです!!復活を信じて長いブランクも受け入れた事はもちろん、1戦1戦レースを選んで大事に使いました。大レースばかり使って、ダートで連をを外したのはドバイWC、ブランク明けの武蔵野S、そして世代交代のフェブラリーSだけ。毎回キッチリ勝てる状態まで仕上げてレースに臨んでいた事が分かります。

ただ、残念なのはこの王者、これだけの強さを見せた馬の引き際を見切れていない事。王者としての引き際を用意してやれない事。

世代交代レースに敗れ、この馬が王者として君臨する時代は終わりました、更にはかしわ記念でも敗れ、ほぼこの事実は疑いようのないものとなりました。
ここが引き際だったのでは??
間違いなく王者としての引き際だったと思います!!
二度目の復活を目指すのもいいですが、仮に復活しても、賞金は稼げても以前の強さはもうないでしょう。最後の2戦でカネヒキリ自身が新しい勢力にはもう勝てないと感じてしまっているかもしれません。


同世代のもう1頭の王者、ヴァーミリアン

この馬はまだ現役を続けるようです。
メンバー落ちの地方G1は連勝しましたが、世代交代のフェブラリーSで上位4頭とは勝負にならず、ダメを押すようにJCダートでも惨敗。厳しいレースを数多く使ってきた馬だけに確実に「使い減り」があります。カネヒキリ以上に力の衰えがあると思います。
これだけ賞金を稼いで関係者を潤わせてきた名馬にまだ賞金を稼がせるようとするのでしょうか?
この馬も強かった馬として競馬ファンの間で語り継がれる馬。この馬に愛着を持っているファンも少なくないでしょう。これ以上走らせる事はそのファンに醜態をさらす事になりかねません。
もう十分見返りを貰っているのにもかかわらず現役続行、王者に対してのリスペクトに欠けます。「所詮たかが馬」なのでしょうか?これでは名馬、ダートの王者といった扱いではなく、ただの「賭け馬」としかファンの目には映りません。

次の川崎記念はメンバーが低調なので勝てるかもしれませんが、早めの決断を望みます。
もちろん競走馬の身の振り方どうこうは馬主さんの自由ですが、王者と呼ばれるほどの馬には多くの競馬ファンが思いを寄せます。王者にはそれ相応の扱いをしてほしいものです。
エルコンドルパサーの後継種牡馬として楽しみな馬だと思うのですが・・・・・。


カネヒキリ、ヴァーミリアンは相撲にたとえれば間違いなく横綱。それも「大」が付くような横綱。
相撲で横綱はその地位を維持するだけの力が無くなった場合、引退を余儀なくなれます。競技生活を続ける事すら許されません。横綱自ら決断し、身を引きます。このシステムがあるからこそ、横綱だけは特別なものとなります。

多分、私が「王者らしい引き際を・・・」と思ってしまうのは、この事が影響しています。横綱が関脇や小結、前頭○枚目なんて所で相撲を取るのは考えられないし、実際にあり得ません。頂点に君臨した者はそれらしい身の振り方をして欲しいと考えがあります。

競走馬の場合、いくら偉大な王者でも身の振り方を決めるのは(偉大でない)馬主という所が厄介です。間違っても枯れるまでレースを使い続けるという事はやめて頂きたい!!

ちょっと適切な表現ではありませんが、サル山の世代交代が行われたの後の元ボスザルが辿る末路は悲惨で見ていられません!!そのボスザルがどれだけサル山で権勢をふるっていたか知っているだけに・・・・・・。


去年の欧州年度代表馬、シーザスターズ

とんでもなく強い馬。何年に一度の名馬。こんな突き抜けたパフォーマンスを見せる馬はなかなかいません。3歳で引退。種牡馬生活に。
競走馬が最も充実する4歳を前にして、どこも故障していないのに引退!!

「もったいない!!」

その才能が!です

ビジネスライク過ぎます!

よく日本の調教師が「明日のレースでは●●●●●●のいい走りをファンに見せられると思います」などとレース前にコメントします。
どんな優秀な血をかけ合わせても産まれてくる仔がとびきりの才能を持っているかは分かりません。まず持っていない事の方が多いでしょう。

せっかく縁あってとびきりの才能を持つ馬を所有できたり、管理できたりすれば、当然その才能を引き出してターフで走らせたい、どれだけ成長するか、どれだけのパフォーマンスを発揮するのか見てみたい!!
洋の東西を問わず、そう思うのがホースマン、競走馬に関わる人の性、そしてそのように導くのが彼らのプライドだと思っていました
(ちょっと気の利いた人ならファンにこの馬の走り、才能を見せてあげてたい!できるだけ長く!なんて思うのでは?ととも。)

競馬ファンとしては「シーザスターズ引退」のニュースはガッカリでした。来年はもしかしたらジャパンカップに来るかも!なんて思っていただけに・・・・。

種牡馬の価値がどの位かは知りませんが、相当なモノでしょう。この後稼げる賞金の額と種牡馬として入ってくる金額を比べれば、評価されているうちに、致命的な故障をしてしまわない内に種牡馬にしてしまう方が賢明なのかもしれません。しかしながらこの引き際は競馬ファンの私に言わせれば最低です。
どう言い繕ってみても、「競走馬=お金儲けの道具」の意識が強い事は明らか。日本だったら3歳で引退なんて言ったらファンが黙ってないでしょう。

こんな才能を持つ馬は滅多に産まれません。本当の才能は今年発揮されるはずでした。こんな類稀な才能に値段など付けられません!大袈裟な言い方をすれば「人類は地球上で最も強い競走馬の走る姿を見る機会を失った!」笑)

あのディープインパクトも3歳で引退したとしても、相当な種牡馬としての価値があったと思います。(日本としてはですが。)それでも4歳の終わり有馬記念までは走らせました。その引退レースの有馬記念の走りは圧巻!相当な種牡馬の価値のある馬なのに、その馬の引退レースでよくぞここまで完璧に仕上げてきたな!と感じました。
勝ち負けの事もありますが、最後になるディープの強い姿を応援してくれたファンの目に焼き付けてもらいたいという思いもあったのでは?などと思っています。

「飛び抜けた才能を持った馬が産まれたら、それはもう(ファンとの)共有の財産!その才能を完全に開花させてあげる事はホースマンとして義務のようなもの!」

おそらく、このような意識が日本の方が強いものと思われます。
この辺りは文化の違いだと思います。これについては長くなりますので後日別のテーマで書きます。

なんにせよ、馬主の懐が潤うという理由だけで世界中で多くの人が注目している馬を3歳秋で引退させるようでは、競馬先進国と呼ばれてるとは言え、所詮「貴族のお遊び」から脱却できていないのが現状!

一昨年の年度代表馬ザルカヴァも相当強かった馬(凱旋門賞まで全レース勝利、しかも圧勝)でしたが、同じく3歳秋に早々と引退を発表。とびきりの才能なのにピークを前にして種牡馬入り・・・・・・。多分海の向こう側に生まれていたら競馬に興味を持っていないと思います。

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コメント

(。・ω・)ノ゙オヒサデス

引き際についての考察!!!
まったく同感です(◎´∀`)ノ

あっしが一番好きなTオペラオーは
まさに理想の引き際ですなヽ(´▽`)/

あの時も単勝1万円勝負で玉砕しましたが
全く悔いはありませんでした( ´;ω;`)

そして次に好きな馬のSクリスエス!!
ライバル?達を完膚無きまでに叩き潰し
お前らとはもぉレベルが違うんぢゃ!!!的
メッセージを残して引退( ̄▽ ̄)

唯一悔いが残るのはクリスエス以外で
勝負したこと( ̄◆ ̄;)
当時は引退レースの馬で勝負しないとの
思いがあったので。。。

そういえば(*゚▽゚)ノ
亀田に負けた前王者の内藤大助は
どうするんでしょうね?

ダラダラ決断を先延ばししてるのが
とても残念です(# ̄З ̄)

潔く引退すべきやと思いますけどね(´~`)

こんばんは、歳三さん。

最近の王者の中ではテイエムオペラオーが最も好ましい引き際だった!なんて事を最後に付け加えて書いていたのですが、話が長くなりそうになって、その部分は消してしまいました。

引き際はその馬の関係者が決める事ですが、本当に王者らしい見事な引き際!
全勝した2000年がこの馬のピーク。翌年はピークが過ぎつつありましたが世代交代のレース(JC)まで王者としての力を保ち、有馬記念を最後に引退。理想的です!!

まさにking of kings!!


TMの関係者は王者の引き際を見誤らなかっただけでなく、この王者をずっと若手の和田騎手に任せた事も素晴らしいと思っています。
TMは王者として次世代の馬にとってのいい目標になっただけでなく、若手の騎手まで育ててしまった!!
(特に私はJRAの騎手の中で馬券の相性No.1は和田騎手なのでテイエムオペラーさまさまです。)

シンボリクリスエスの引退レースは凄かったです。引退するのが勿体ないような気がしました。


いやー、ボクシングですよ!!数あるスポーツの中でも、ボクシングほど世代交代がハッキリ分かるスポーツはありません!!それだけに魅力があります。

王者と挑戦者が1対1で対峙しての肉弾戦!しかも世代交代の決着が劇的いうか、場合によってはショッキングでさえあったりします。これほど分かりやすい図式はありませんね。

シビアなスポーツなだけに、ある程度の年齢になっての王座陥落となると中々続けるのは難しいと思います。
「王座陥落=引退」
が当たり前のスポーツなので、防衛戦の一つ一つが世代交代になり得ます。だからこそ常に見応えがあり、「king of sports」とも呼ばれるのでは??

このスポーツだけはちゃちな演出を加えて欲しくないと思っています。

内藤はまだ引退していなかったんですねー!(ビックリ!)

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