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2010年1月

2009年の競馬あれこれ  年度代表馬や馬券成績など

また今更ながらの記事になります。

年度代表馬 ウォッカ
最優秀4歳以上牡馬 ドリームジャーニー

ウォッカは去年に続いての2年連続の受賞。G1を3勝。戦績からすると順当なところでしょうか。
心情的には宝塚、有馬の両グランプリレースを制したドリームジャーニーに!と思ってしまいます。420キロ台の小さな馬体だけに、馬体に対しての負担斤量を思えばこの馬の成績は驚異的!凄い根性馬です。
あの小刻みな走り方ゆえに東京コースでは強みが活かせません、左回りもどうやら向いていないよう。年度代表馬を決める上で重要になるレースが東京で2つ(天皇賞秋、JC)もあることはこの馬に不運。それでも適性のある宝塚と有馬をキッチリ制しているので可能性はあると思っていたのですが・・・・。(ウォッカは3つG1を勝っているとは言え、ヴィクトリアMはメンバー的にちょっと。)

左回りで直線が長いコース向きのウォッカに対して右回り、小回りコースが得意なドリームジャニー。走り方を見ても対照的な2頭ですが、共通点も。

2006年の秋にデビュー。2歳の暮れのG1を制してそれぞれ2歳最優秀牡馬、牝馬を受賞!早くから頂点に立ちながら5歳の終わりでジャパンカップ、有馬記念をそれぞれ制覇!!
2歳の時点でのある程度の完成度、早熟性が求められる朝日杯FS(阪神JF)を勝った馬が古馬のビッグレースで勝利することは極めて稀!!しかも5歳になっての制覇!3歳、4歳で制覇する例はいくつかありますが、5歳で制覇した馬は・・・・・ちょっと思いつきません。


ウォッカが年度代表馬に選ばれた一番の決め手はやはりジャパンカップの勝利。ウォッカというか、ルメール騎手が制したとも言えるようなレースでしたが、この勝利は意味があると思っています。

ジャパンカップの前にムダ話として、日本のレース体系は3歳ならダービー、古馬ならジャパンカップが頂点になっており、生産される馬は当然この2つのレース《東京2400m!》で強さ発揮する求められる云々の話を書きました。

http://tamarufight.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-a997.html

ダービーまたはジャパンカップを制した馬から産まれた仔が東京2400mに高い適性を持っている事は自然な考え方だと思うのですが、ダービー馬またはジャパンカップ馬を親とする競走馬がこれらのレースを制した例はシンボリルドルフトウカイテイオー親子しかいません。(この親子はそれぞれ両方のレースを制しています。)

ダービー馬、タニノギムレットの仔ウォッカ。(ギムレットの仔がウォッカ・・・。ウォッカの仔にはどんなお酒の名前が付くのでしょうか?今から楽しみ。)この馬は日本のチャンピオンコース、チャンピオンディスタンスで行われる日本の頂点のレース!ダービーとジャパンカップの両方とも制してしまいました!!!しかも牝馬で!!!
ダービー馬の娘(!)がダービーを制覇しただけでもエポックメイキングな事ですが、ジャパンカップまで制覇!!

今後もダービーやJCを制した馬の遺伝子を継ぐ馬が日本の頂点であるこの2つのレースで活躍する事はままあると思いますが、牝馬でこの2つのレースを制覇する馬はまず現れないと思います。



2009年の馬券成績、及び「タマルファイ的」年度代表馬

まともに買うのは重賞レースくらいですが、一年に一回くらいはどこかで大きな配当の馬券を当たる年が続いていました。今年はビッグヒットは無し。そのかわり中穴くらいがよく当たりました。(アヴェレージヒッターに転向?)

当たったのはローカルの終わりまで!秋以降は散々な成績。振れども振れども当たらず・・・・。最後の方はどうせ当たらないだろうと思って予想をしていました。
最後の有馬記念だけは「放牧」前という事もあり、残ったプラス分をほとんど突っ込んでの勝負!そんなに悪い予想ではなかったと思っていますが、馬券は外れ・・・・・。

2009年の馬券成績。

実馬券(PAT)の成績。
2009_2

有馬記念で大幅アップを狙うも撃沈!去年と比べて200%ダウン・・・・。でもめでたく目標は達成。

架空馬券(ウマニティ)の成績。

20072009_5



3連単を買うつもりが間違って3連複を買って当たってしまったという馬券も含まれますが今年もめでたくプラス収支。

実馬券とは違い、架空馬券なので好き勝手に馬券を買っていますが、3年間好き勝手に馬券を買ってなお、PATの残高が100万くらい増えていたのかと思うとちょっと複雑。



タマルファイ的年度代表馬

マヤノライジン!!!(笑)

<選考理由>
馬券に大きく貢献してくれたため。

この馬を買ったレースはダービー卿CT函館記念。それぞれ◎と○。12番人気と10番人気。そしてマヤノライジンが去年馬券に絡めたのはこの2レースだけ。

ダービー卿CTではタケミカヅチとの2頭軸3連複しか購入しませんでしたが、何とか3着に入って的中。
函館記念は◎サクラオリオンとの馬連1点と◎○2頭軸の3連複流しでしたが3連複は痛恨のヒモ抜けで外れ。しかしながら2着に入ってくれた事で、今後もう無いかもしれない4番人気、10番人気の馬連を1点で的中させるという 超まぐれ馬券に貢献!


【「タマルファイ的」そんなに頑張らないで欲しかった馬達

ソルジャーズソング。(高松宮記念)
メイショウレガーロ。(函館記念)
カンパニー。(毎日王冠)

高松宮記念はもう途中で会心の的中だ!と思い雀躍り気分でしたが、◎馬の内側にいて見えていなかったソルジャーズソングが◎馬をハナ差差し切ってしまいで3連複本線の馬券が紙くずに。

函館記念は人気薄マヤノライジンが大外を捲り上げて直線もしっかり伸びる強い競馬。内にいた更に人気薄のブラックアルタイルが巧くマヤノライジンに併せて一緒に上がって来る!そしてサクラオリオンはこの2頭よりもいい脚色!
「ハマった!!」と思いましたが、意外に逃げていたメイショウレガーロが粘る・・・。それでもゴール前は止まりつつあり、思わず「差せー!」
1年で1番心拍数が上がりました。(笑)
4頭がゴールになだれ込みましたが、メイショウレガーロが3着に残ってしまったよう。
「ギャー!」
この記事を書く前にもう一度レース映像を見ましたが・・・・・・何度見ても悔しい・・・・。
このレースの前哨戦、巴賞では前に行った3頭のうちの2頭で決まった前が有利なレース。その前に行って楽にレースを運んだ3頭のうち唯一失速した馬がここで来るなんて・・・。
巴賞が珍しく緩いレース、前残りのレースだったために函館記念は巴賞で差し損ねた馬からの馬券。メイショウレガーロは絶対に拾えない馬。

毎日王冠はいくら人気でも、この条件でウォッカが8歳馬のカンパニーに負けるとは到底思えず、ウォッカが1着付けの◎、カンパニーが2,3着付けの○で3連単を購入。まさか8歳馬のカンパニーがウォッカに勝つとは・・・・。買い目を絞ったレースだっただけに、しかも一番配当が付くハイヤーゲームが3着に来ただけに・・・・。


函館記念のメイショウレガーロが一番記憶に残っています。今年どこかで本命を打ってやろうかと!(笑)

王者と呼ばれるような競走馬の引き際について

前の記事(2009年のベストレース、フェブラリーS)の続きになります。

王者と呼ばれるような偉大な競走馬の引き際について。

スポーツ選手などとは違い、競走馬の引き際は自身が決めるのではなく、その関係者が決める事です。

王者と呼ばれるような馬にはたいてい種牡馬としての道がひらけているので力が衰えた後すんなりと引退させる事が多く、その点うまくできています。ただ、ダート馬はピークを過ぎた後も結構レースを使う傾向があるような・・・・。

カネヒキリ
手に入れたG1タイトルの数ももちろんですが、とんでもなく強かった馬。7歳までトップホースであり続け、世代交代のレースでも類稀な勝負根性で最後まで食い下がり素晴らしいレースをファンに見せてくれました。
それに加えて競走馬として致命的になりかねない屈腱炎を乗り越えて、1年半というブランクを乗り越えて以前と同じ強さを備えてターフに戻ってきた馬。並みの馬、いや並みの名馬では出来ないことです。
この馬のタフな闘争心には驚かされます。

この偉業もカネヒキリの関係者の優秀さがあってこそのことです!!復活を信じて長いブランクも受け入れた事はもちろん、1戦1戦レースを選んで大事に使いました。大レースばかり使って、ダートで連をを外したのはドバイWC、ブランク明けの武蔵野S、そして世代交代のフェブラリーSだけ。毎回キッチリ勝てる状態まで仕上げてレースに臨んでいた事が分かります。

ただ、残念なのはこの王者、これだけの強さを見せた馬の引き際を見切れていない事。王者としての引き際を用意してやれない事。

世代交代レースに敗れ、この馬が王者として君臨する時代は終わりました、更にはかしわ記念でも敗れ、ほぼこの事実は疑いようのないものとなりました。
ここが引き際だったのでは??
間違いなく王者としての引き際だったと思います!!
二度目の復活を目指すのもいいですが、仮に復活しても、賞金は稼げても以前の強さはもうないでしょう。最後の2戦でカネヒキリ自身が新しい勢力にはもう勝てないと感じてしまっているかもしれません。


同世代のもう1頭の王者、ヴァーミリアン

この馬はまだ現役を続けるようです。
メンバー落ちの地方G1は連勝しましたが、世代交代のフェブラリーSで上位4頭とは勝負にならず、ダメを押すようにJCダートでも惨敗。厳しいレースを数多く使ってきた馬だけに確実に「使い減り」があります。カネヒキリ以上に力の衰えがあると思います。
これだけ賞金を稼いで関係者を潤わせてきた名馬にまだ賞金を稼がせるようとするのでしょうか?
この馬も強かった馬として競馬ファンの間で語り継がれる馬。この馬に愛着を持っているファンも少なくないでしょう。これ以上走らせる事はそのファンに醜態をさらす事になりかねません。
もう十分見返りを貰っているのにもかかわらず現役続行、王者に対してのリスペクトに欠けます。「所詮たかが馬」なのでしょうか?これでは名馬、ダートの王者といった扱いではなく、ただの「賭け馬」としかファンの目には映りません。

次の川崎記念はメンバーが低調なので勝てるかもしれませんが、早めの決断を望みます。
もちろん競走馬の身の振り方どうこうは馬主さんの自由ですが、王者と呼ばれるほどの馬には多くの競馬ファンが思いを寄せます。王者にはそれ相応の扱いをしてほしいものです。
エルコンドルパサーの後継種牡馬として楽しみな馬だと思うのですが・・・・・。


カネヒキリ、ヴァーミリアンは相撲にたとえれば間違いなく横綱。それも「大」が付くような横綱。
相撲で横綱はその地位を維持するだけの力が無くなった場合、引退を余儀なくなれます。競技生活を続ける事すら許されません。横綱自ら決断し、身を引きます。このシステムがあるからこそ、横綱だけは特別なものとなります。

多分、私が「王者らしい引き際を・・・」と思ってしまうのは、この事が影響しています。横綱が関脇や小結、前頭○枚目なんて所で相撲を取るのは考えられないし、実際にあり得ません。頂点に君臨した者はそれらしい身の振り方をして欲しいと考えがあります。

競走馬の場合、いくら偉大な王者でも身の振り方を決めるのは(偉大でない)馬主という所が厄介です。間違っても枯れるまでレースを使い続けるという事はやめて頂きたい!!

ちょっと適切な表現ではありませんが、サル山の世代交代が行われたの後の元ボスザルが辿る末路は悲惨で見ていられません!!そのボスザルがどれだけサル山で権勢をふるっていたか知っているだけに・・・・・・。


去年の欧州年度代表馬、シーザスターズ

とんでもなく強い馬。何年に一度の名馬。こんな突き抜けたパフォーマンスを見せる馬はなかなかいません。3歳で引退。種牡馬生活に。
競走馬が最も充実する4歳を前にして、どこも故障していないのに引退!!

「もったいない!!」

その才能が!です

ビジネスライク過ぎます!

よく日本の調教師が「明日のレースでは●●●●●●のいい走りをファンに見せられると思います」などとレース前にコメントします。
どんな優秀な血をかけ合わせても産まれてくる仔がとびきりの才能を持っているかは分かりません。まず持っていない事の方が多いでしょう。

せっかく縁あってとびきりの才能を持つ馬を所有できたり、管理できたりすれば、当然その才能を引き出してターフで走らせたい、どれだけ成長するか、どれだけのパフォーマンスを発揮するのか見てみたい!!
洋の東西を問わず、そう思うのがホースマン、競走馬に関わる人の性、そしてそのように導くのが彼らのプライドだと思っていました
(ちょっと気の利いた人ならファンにこの馬の走り、才能を見せてあげてたい!できるだけ長く!なんて思うのでは?ととも。)

競馬ファンとしては「シーザスターズ引退」のニュースはガッカリでした。来年はもしかしたらジャパンカップに来るかも!なんて思っていただけに・・・・。

種牡馬の価値がどの位かは知りませんが、相当なモノでしょう。この後稼げる賞金の額と種牡馬として入ってくる金額を比べれば、評価されているうちに、致命的な故障をしてしまわない内に種牡馬にしてしまう方が賢明なのかもしれません。しかしながらこの引き際は競馬ファンの私に言わせれば最低です。
どう言い繕ってみても、「競走馬=お金儲けの道具」の意識が強い事は明らか。日本だったら3歳で引退なんて言ったらファンが黙ってないでしょう。

こんな才能を持つ馬は滅多に産まれません。本当の才能は今年発揮されるはずでした。こんな類稀な才能に値段など付けられません!大袈裟な言い方をすれば「人類は地球上で最も強い競走馬の走る姿を見る機会を失った!」笑)

あのディープインパクトも3歳で引退したとしても、相当な種牡馬としての価値があったと思います。(日本としてはですが。)それでも4歳の終わり有馬記念までは走らせました。その引退レースの有馬記念の走りは圧巻!相当な種牡馬の価値のある馬なのに、その馬の引退レースでよくぞここまで完璧に仕上げてきたな!と感じました。
勝ち負けの事もありますが、最後になるディープの強い姿を応援してくれたファンの目に焼き付けてもらいたいという思いもあったのでは?などと思っています。

「飛び抜けた才能を持った馬が産まれたら、それはもう(ファンとの)共有の財産!その才能を完全に開花させてあげる事はホースマンとして義務のようなもの!」

おそらく、このような意識が日本の方が強いものと思われます。
この辺りは文化の違いだと思います。これについては長くなりますので後日別のテーマで書きます。

なんにせよ、馬主の懐が潤うという理由だけで世界中で多くの人が注目している馬を3歳秋で引退させるようでは、競馬先進国と呼ばれてるとは言え、所詮「貴族のお遊び」から脱却できていないのが現状!

一昨年の年度代表馬ザルカヴァも相当強かった馬(凱旋門賞まで全レース勝利、しかも圧勝)でしたが、同じく3歳秋に早々と引退を発表。とびきりの才能なのにピークを前にして種牡馬入り・・・・・・。多分海の向こう側に生まれていたら競馬に興味を持っていないと思います。

独断と偏見で選ぶ2009年のベストレース  ~世代交代 ~

2009年の競馬をふりかえる記事を年末年始に書く予定でしたが、年末に首と右肩を痛めてしまい激痛のため書けず。リハビリを経てやっとキーボードをまともに叩けるようになったので今更ながら去年の競馬をふりかえる記事になります。

去年も数々のいいレース、名勝負と呼べるレースがあり、競馬を楽しめた一年でした。

独断と偏見で選ぶ個人的なベストレース

フェブラリーS

非常に速いタイムが出る馬場でのレースで、純粋にマイルという空間を一番速く駆け抜けられる事が求められたレース。紛れのない東京マイルで一流馬の壮絶なゴール前の凌ぎ合い。
道中、「人気馬全部先行している」という実況が入りましたが、力のあるエスポワールシチーが逃げて、しかも時計の速い馬場である以上、前の馬の脚が止まった所を差すと言ったような悠長なレース運びは論外。
実力伯仲のG1レース。締まった流れの中、いかにロスの無いポジション、コース取りをし、限られた脚をどう有効に使って一番先にゴールできるかが勝負の分かれ目!
騎手のレースの本質を見抜く目、騎乗技術が問われたレースでもありました。このレースはとてもシビアな、一分の隙も許されない、まさにガチンコのG1レース!!

速い馬場を味方に単騎逃げから果敢に押し切りを図ったエスポワールシチー+佐藤哲三騎手は見事。
エスポワールシチーの後ろ2番手で4角を回りながら、この逃げ馬を早めに捕えに行かなかったカジノドライヴ+安藤騎手も見事。「敵は逃げ馬でなく、その後ろの馬」と当たりをつけ、直線で僅かに溜めを作り終いの脚を爆発させました。
カネヒキリ+ルメール騎手は終始コースの無い競馬。4角で最内を回り、直線で僅かに脚を溜めているカジノドライブの内に馬を併せに行き、この馬の類い稀な勝負根性に全てを託しました。
サクセスブロッケン+内田騎手はカジノドライブをマークして4角を回りましたが、4角を抜けた所での反応が悪いように見えました。それでも直線半ばからは内田騎手の猛烈な追い、鞭、それにこの馬の「前の馬を抜く」という闘争本能が相俟ってグッと前との差を詰め、ゴール直前でまとめて交わしました。

ダートのマイル戦における高いレベルでのスピード、スタミナ、それに馬体を併せてからもうひと踏ん張りできる底力が問われた1戦。非常に見応えがありました。
中身の濃い1戦で上位4頭はそのままダート界のトップ4。マイル適性云々ではなく、現時点で本当に能力の高い馬が上位に来たレースだったと思っています。


フェブラリーSをベストレースに選んだもう一つの理由として、このレースが世代交代を告げる象徴的なレースであった事も挙げておきます。
暮れのジャパンカップダートでエスポワールシチーが圧勝した後に実況で「世代が代わりました!」と入りましたが、世代交代は春に完了していたと思います。競馬の大きな流れの中で新旧勢力の能力曲線が交わる1戦がたまにありますが、それが2009年のフェブラリーS。

カネヒキリヴァーミリアン。ここ数年ダート界のトップに君臨し続けた馬で、この2頭がダート界を牛耳っていたと言っても言い過ぎではないかもしれません。
このレースはやや陰りが見えはじめた7歳になる名馬2頭と力を付けてきた4歳馬の成長(能力)曲線が重なったレース!
一番経済的なコース取りをした王者カネヒキリに4歳馬2頭が先着。おそらくこの後も上向きの成長曲線を描くであろう4歳になりたての2頭はこの時点で次の王者候補!

2009年のフェブラリーSは新たに王者になる者が今までの王者を破って新時代が来た事をファンに知らしめたレース

ちょっと古い話ですが、平成3年の5月場所初日、当時まだ十代であった貴乃花関(当時は貴花田)が横綱千代の富士関を破った相撲の一番を思い出します。
この一番を見て誰もが千代の富士関のそう先ではない引退と貴乃花関が後々トップに上り詰める力士である事を予感しました。そしてその通りになりました。

千代の富士関はこの歴史的な一番の翌日もう一度だけ土俵に立ちましたが、この一番にも敗れ土俵から身を引きます。目を真っ赤にさせながら「体力の限界!気力も無くなり、引退することになりました」という言葉を腹の底からひねり出したように見えた引退会見は印象的でした。

カネヒキリもこの1戦の後かしわ記念に出走、フェブラリーSでは先着したエスポワールシチーに敗れた後骨折している事が判明。あれから7か月以上経ちますが復帰の予定もなし。おそらくこのまま引退なのでは?

この両者に共通する事は一時代を築けるだけの器を持った紛れもない王者である事。千代の富士は肩の脱臼癖、カネヒキリは屈腱炎と現役を続ける上で致命的にないかねない怪我を克服して長らくトップに君臨した王者であった事。そして上に書いたように新しい時代の王者に敗れて引退に至る(事になりそうな)こと。

「盛者必衰」とは世の理。どんなに強い王者でも必ず力が衰える時が来ます。
スポーツの世界にはその時代時代に王者と呼ばれる者がいます。その中でもタフな闘いの中、自分を上回る者が出るまで長らく王者(他の者の目標)であり続け、自分を越える新たな勢力が現れた時に、自身の力が衰えたと自覚し、潔く引退する者が本当の王者、king of kingsなんじゃないかと思っています。

王者の最後の役割は次の王者がその座を得るために乗り越えなくてはいけない壁になる事。
そしてその壁を乗り越えられてしまう1戦が必ずあります。それが世代交代の1戦。この1戦はその分野の競争がシビアであればあるほど突然やってきます。少なくともファンにはそう感じられます。

世代交代の1戦までトップであり続け、その1戦に敗れる事で力の衰えを自覚して潔く身を引く。これが真の王者!
この辺りが個人的な王者の理想像なので、負け知らずで強いまま引退していまうタイプや明らかに力が衰えているのに現役を続けるタイプは王者としての魅力に欠けると思っています。(後者のタイプは選手としては魅力があったりもします。)

世代交代の1戦まで王者が現役で頑張る事はスポーツであれ何であれ、その分野の活性化、レベルアップに大きく貢献する事になります。
この貢献を大きな遺産としてその分野に残して、自分は身を引き、新しい才能が活躍できる場にする。これが個人的な王者の身の引き方としての理想。シビアな競争社会では健全な循環だと思います。

世代交代が顕著な分野はそれだけ競い合いがシビアだと言うことなので魅力を感じますが、逆に世代交代があまり感じられない分野は大概才能の競い合いになっていないもので、興味が持てないことが多いです。

世代交代の1戦はずっと王者であり続けた者が衰えを見せるわけですから一抹のさびしさを感じます。同時に新しい才能を喜ぶ楽しみもあります。特に前王者のファンだった方は複雑な心境なでしょうが、新旧王者の入れ替わる世代交代の1戦は、やはり競馬を見る上での醍醐味であります
日本の競馬はダートより芝の方がレベルが高いと思っていますが、ダートのレースとは言え、世代交代を目の当たりし、且つ非常に質の高かったフェブラリーSが今年のベストレース!!!


最後に新王者の方。こちらは順調には行きませんでした。

前王者カネヒキリに先着したサクセスブロッケンとカジノドライヴのどちらがこの後のダート界の新王者として君臨するかに興味がありました。
ところがサクセスブロッケンはフェブラリーSの激走の影響があるのかその後この馬らしくない走り。(年末の東京大賞典は勝ちましたが、負かしたのは世代交代後のヴァーミリアン、しかも僅差。3着馬との差を考えてもフェブラリーSほどの輝きは無いように思えます。)
カジノドライヴはフェブラリーSの僅か1ヵ月後にドバイWCの挑戦し、屈腱炎を発症。復帰にはかなり時間がかかるとの事。
個人的にはまだまだ成長の余地を隠し持っていそうなカジノドライヴの方が楽しみだったのですが、競走馬として一番充実する時期に長期の休養はとても残念です。

結局、春の時点でNo.4だったエスポワールシチーが秋にかけて更に力を付け、JCダートを圧勝しダート界のトップホースになりました。できる事ならサクセスブロッケン、カジノドライヴも順調に秋を迎えて、この3頭による熾烈な覇権争いが見たかったものです。

怪我をしない事、タフである事も王者の証し。自らレースを引っ張りフェブラリーSをタフなレースに仕立て上げ、0.2秒差の4着。その1ヵ月後にはレースに出て、以後4連勝。競走馬としても完成されたと言っていいレベルに達し、エスポワールシチーは同世代の2頭のスランプや故障云々を抜きにして立派な新王者と言っていい馬だと思っています。

最近のダートの王者は息の長い活躍をしていますが、この新王者はどんな活躍を見せてくれるのでしょうか?

初笑い??中山金杯、京都金杯の予想

明けましておめでとうございます。
ちょっと遅い新年の挨拶になってしまいました。

昨年末に右肩と首を痛めてしまい、苦痛で七転八倒の年明けに。
とても謹んで新年を賀すといった気分ではなく、生まれて此の方最悪の年始めになってしまいました。
首はまともになったものの、右肩の痛み、痺れは残っており、キーボードを打つのも一苦労。せめて金杯の馬券くらいはどうにかしたいものです。

金杯は前日オッズが発表になるものと思っていたのですが、勘違いだったようで。年明けの金杯は運だめしのようなレースだと思っていますので、思ったより人気のない馬から入りたかったのですが、その人気のつき具合が分からないレース。


中山金杯

去年、一昨年と◎を打って勝ち切ってくれたアドマイヤフジの出走は無し。先々楽しみがありそうなトーセンジョーダンはまた裂蹄のため戦線離脱。

去年のこの時期の中山のレースは、インにいて4角先頭付近を期待できる馬に◎を打てば当たってしまうようなレースが続きました。
今年も12月に使用していたAコースからCコースに変更(内柵の位置がAコースから6m外)。また、インのポジションが取れて先行できる馬に利のあるレースになるのでは?と考えています。

メンバーを見ると、積極的に前に行く馬が少なく、逃げ馬候補は最内のマイネルグラシューと外枠のサニーサンデーくらい。
サニーサンデーの方が力は上と見ていますので、この馬が一番有利にレースを運ぶことになるかもしれません。

サニーサンデーの好走は全てこの馬自身の上がりが36秒以上かかっているレース。吉田隼人騎手は間違いなく積極的に早め抜け出しを図る騎乗をすると思います。
おそらく上がりの速いレースになると強みの出せない馬。意識的に流れを締めにかかると思います。
Cコースに替わって芝の状態がどうなっているかは分かりませんが、今年の福島記念は例年になく時計の速い決着。そのレースを勝っているので、ある程度時計の出る芝でも十分好走は可能だと思っています。

その福島記念の再現の可能性も十分。相手はトウショウシロッコ!・・・ではあまりにも芸がありません。それにトウショウシロッコはおそらく人気。人気でポカをしそうな馬(騎手)でもあり、人気では軸にしづらいところがあります。更にはこの馬は昨年の秋から冬を使い詰めの馬。間隔を取らずにレースを重ねた上に年明けの金杯にも出走。
有力馬と思いつつも、軸から外します。

本命はヒカルカザブエ

中山コースは初出走。多分それほど人気にはならないのでは?
前走アルゼンチン共和国杯は前2頭で決まったレース。そのレースを最後方付近から上がり最速で差し込んで前2頭に届かずの3着。今回は横山騎手に乗り替わり。
前に行く馬の少ないレースですし、この人はある程度前でレースをするのでは?と思っています。去年の中山の冬場のレースもカンパニー、ネヴァブションなどは横山騎手が芝の状態を理解して一番利のあるレースをすると思ったので◎にしました。

枠も外にはなりませんでしたし、インに潜って4角ではサニーサンデーを目標にできる所にいると考えます。陣営も前走の負けは位置取りだと思っているでしょうし。

タフな阪神大賞典を好走したので長い距離のレースを使われていますが、2000mも何の問題もないと思っています。
悪い馬場をテイエムプリキュアが引っ張ってかなり上がりのかかるレースで好走できて、上がりの速い競馬も可能な馬。去年は無駄にタフだった阪神大賞典で歯車が狂ってしまいましたが、この馬は力を付けていると思っています。
中山のコース適性??も、今年の飛躍を期待しつつ、このレースで◎を打ちます。


他に気のある馬は、

デルフォイ
京都新聞杯はベストメンバーと差のない2着。いい馬だと思っています。休み明けという事もあり、人気が無いのでは?

ホッコウパドウシャ
G3では普通に実力上位。中山、内枠、エダテル。好走確率は高そう。天皇賞惨敗で少しでも人気が下がって欲しい馬。

トウショウシロッコとこの2頭は相手として重く見ます。


印は、

◎ヒカルカザブエ
○サニーサンデー
▲デルフォイ
△トウショウシロッコ
△ホッコウパドウシャ
△シェーンバルト
△ゴールデンダリア
△アクシオン
穴マヤノライジン(3着のみ)


アクシオンは長期休養を明けて5戦連続連対中。その最初のレースを生で見ましたが、東京コース向きの印象。このメンバーでは抜けて強い可能性もありますが、多分1番人気。適性面で印を下げました。

マヤノライジンは稀に見る相性のいい馬!12番人気のダービー卿CT、10番人気の函館記念でそれぞれ◎、○を打ち大いに馬券に貢献してくれた馬。ただ、藤田騎手が乗らないのは大きなマイナス。多分かなりの人気薄ですが、一番下の△。

馬券は3連単。

◎→○→▲△穴
◎→▲△→○  の13点。


京都金杯は多分末脚自慢のスマートギアが1番人気。マイルでどうなんでしょうか??

前で競馬のできる馬に魅力を感じます。

速い流れ、後方の馬決着になったスワンSで4着ながら強い競馬をしたドラゴンファング。力を付けています。1400mの阪急杯が一番狙えるレースだと思いますが、この後「放牧」に入るため(馬ではなく私が)、このレースで◎。

贔屓馬、タマモサポートが○。

マイルCSはちょっと恵まれ過ぎも、マイルでは安定感抜群のマイネルファルケが▲。

馬連、◎○▲のボックス 3点。

3連複 ◎○▲ 1点。

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