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マイルCSの回顧  カンパニー!カンパニー!カンパニー!

先週のマイルCSはこれが引退レースとなる8歳馬カンパニーが制しました。

12.1 - 10.9 - 11.8 - 12.4 - 11.5 - 11.4 - 11.2 - 11.9

一週前のエリザベス女王杯で世紀の凡レースを見せられましたが、今回のマイルCSもG1としては凡レースの類い。
4つ目のラップが12.4秒になっていますが、マイルCSでこの区間でこのようなラップが刻まれるのは稀。逃げ馬らしい逃げ馬がおらず締まった流れにはならないとは思いましたが・・・。

単騎逃げで巧くラップを落とした和田騎手のファインプレーでもありますが、これに続くあろうキャプテントゥーレに川田騎手が乗っている以上もう少しプレッシャーをかけるレースになると思っていました。
この2頭に関しては、直線に入る所でスパーンとラチ沿いに馬を持っていった和田騎手、マイネルファルケに併せることなく随分外側のコースを選んだ川田騎手、この辺りが2着争いの明暗を分けました。

前の週があんな不甲斐ないレースだっただけに!しかもスローに落とすとインからカンパニーの末脚が炸裂することが十分予想できるだけに!先行馬は積極的なレース運びをすると思っていました。
マイルG1で逃げ馬がペースを落としたところで後続の馬もそれにお付き合い。前目のインで虎視眈眈のカンパニーにからみればまるで誂えたようなレース!3戦連続インから末脚を炸裂させて圧勝!おそらく用意していたと思われる実況の「カンパニー大団円!!」と相なりました。

引退レースとなる8歳馬カンパニー鎧袖一触!!!

アブソリュートは後ろ過ぎ、スマイルジャックも後ろで前が壁になって抜け出せず。この2頭は乗り方によってはもう少し差がなかったと思いますが、引退レースになる、それも8歳馬のカンパニーにいいようにやられては他の馬については特にコメントもなし。

以下は8歳秋まで常に一線級相手と闘いながら最後に天皇賞秋、マイルCSとG1を連覇したカンパニーについて。

2004年の1月から2009年の11月まで35戦して12勝。5戦目のラジオたんぱ賞からは全て重賞レースに出走。それも質の高いメンバーとのレース。
終い斬れるタイプの馬だっただけに人気になりやすい馬でしたが、好きな馬で何度も◎を打ちました。
後方から33秒前後の鬼脚を見せて勝てる馬でありながら、グズグズの馬場で上がりが非常にかかった大阪杯も勝利。こういう馬は私の中では強い馬という事になります。

この馬が好きだった理由は、能力の高さはもちろんですが、毎回力を出し切ってくれる事。特にレース人生の後半はほとんど好走したと言っていいくらいではないでしょうか?毎回その時代のトップクラスの馬との対戦になりますが、負けるにしてもその差は僅か。
衰えない類稀な闘争心!!

競走馬はレース数が増えるにしたがって「使い減り」というのが確かにあると思っています。個人的には肉体面より精神面の方が大きく影響すると思っています。その点、この馬は紛れもなく名馬!


同じタイプの馬でステイゴールドという小さい馬体に類稀な勝負根性をを内包したような馬がいました。無事是名馬を地で行った馬でしたが、7歳秋までに50戦走って、その最後の最後に海外G1で初めてG1勝ち。そしてステイゴールドはドリームジャーニーなど優秀な馬を種牡馬として送り出しています。この産駒は親に似て小さい馬が多いのですが、重い斤量を背負わされても斤量負けしません。親譲りの勝負根性??

衰えない闘争心を持っていたカンパニー!晴れて種牡馬となる事が決まりましたが、この馬の仔がいい闘争心を受け継ぐ可能性は高いのでは?血統的にもサンデーの血が入っていませんし、種牡馬としての活躍が今から楽しみです!!

2008年の中山記念から横山騎手が鞍上になりますが、このレースは驚きました。2,3番手につけて押し切って圧勝!後ろで不利を受けたり、凄い脚を使いながら届かないことが多かった馬ですが、横山騎手に出会ったことでレースぶりが変わります。後ろで溜めなくては終いが斬れないという馬なら仕方ありませんが、この馬は違いました。この出会いがなければG1を取ることはなかったと思います。


ちょっと腐すようなことを言います。ここから書く事は多分に個人的な思い込みです。

天皇賞秋、マイルCSを勝った今でもこの馬のベストは1800mで根幹距離である1600m、2000mになると甘さが出る馬だと思っています。特にG1のような締まった流れになると1600mなら1600m、2000mなら2000mの距離の適性というものが如実に顕れるものです。

このG1連勝の前はG1で4着が続きましたが、この辺りが出たと思っています。今回の秋の3連勝はいずれもスローと言っていい流れ。シビアに1600mなら1600m、2000mなら2000mの適性が問われなかったレース。そしていずれのレースも内枠が引けました。秋初戦の毎日王冠でスローの流れを中団のインから差すという競馬が完成の域に達していましたから流れが緩めばチャンスの大きい馬でした。そしてなぜかお誂え向きのレースに!!!

8歳まで大きな怪我もなく走った馬ですが、全35戦。毎年同じようなレースに目標を絞っての出走。陣営がとても大事にレースを使っています。能力が高い馬なので何とかG1をと大事に鍛えたのだと思います。
G1は根幹距離しかありませんから、当然相手も強い上にシビアな流れになって距離ドンピシャの強い馬に少し足りません。

ところが最後の最後で何とかG1を!の陣営の思いが天に届いたのか、今まで比べると明らかにメンバーの落ちるG1(特にマイルCS)、内枠が引けて緩い流れのレース。G1で悔しい思いをし続けたこの馬に突然風が吹き始めました。

マイルCSはメンバー的に勝って何の不思議もありませんが、天皇賞秋はウォッカがいました。多分2000mの総合力では劣っていたと思います。もしカンパニーが勝てる可能性があるとしたらスローから上がりの速い決め手比べ。
天皇賞の週になって異常に速い馬場(内が固められた?)、馬場を考えればスローな流れなのにウォッカは後方に!(毎日王冠で上がり勝負で負けているのに、その負けた馬を後ろから差そうと?)
カンパニーが天皇賞秋を勝つためには、内枠、上がりの速くなる流れ、馬場が必要でした。ウォッカは高いレベルで末脚の斬れ、持続力を兼ね備える名馬、多分G1らしく双方の能力を求められるレースになっていたら勝てなかったと思います。ところが両馬共に33秒を切る上がりを繰り出すレースに。
結果的には位置取りですが、個人的にはウォッカ+武騎手のパッケージとしての完成度に対してカンパニー+横山騎手のそれが遥かに凌駕していた為だと思っています。上に書いたようにやはりカンパニーがG1制覇する為には横山騎手との出会いが不可欠だったのかなと。

G1馬になる条件とは「明らかに強い馬であって、且つ運も持っていること」だと思うのですが、カンパニーを見ていると、「長年にわたり、万全の状態で何度もG1レースに出ること」も付け加えた方がいいかな?と思ってしまいます。
普通は「取れる時に取らないと取れないもの」だと思うのですが、カンパニーは特別??

最後にG1を2つも取れて晴れて種牡馬になれたことはカンパニーファンとして嬉しいのですが、もうターフで見ることが出来ないのは残念です。
あとちょっとなのに、あまり差がないのに、いつも渾身の走りをしているのにG1を勝てない馬ってどうしてこう応援したくなるのでしょうか?多分この馬のファンってとても多いのでは??
そしてステイゴールドもそうですが、ファンに愛されて、ファンをヤキモキさせた馬ってどうして最後の最後にファンから見ても信じられないような結末が用意されているのでしょうか??

なぜ??

前にも書きましたが、これがファンを惹きつけて止まない競馬の魅力、不思議なアヤなんでしょう。

でも多分一番は厩舎の人たちが長い間強く願って育てていたから。
大事に育てた厩舎の皆様、心から「おめでとうございます」。それから本人(?)のカンパニーにも。

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コメント

もうちょっとの馬を応援したくなる気持ちはわかります!私も同じです。
私はナイスネイチャが大好きでした。
GIではいつも何かにやられちゃうけど、あきらめずに走る姿を見ると、いつも応援馬券を買ってしまう・・・これが競馬のロマンですかねぇ~

コメントが遅くなりました、ごめんなさい。

ナイスネイチャ!シブい!!!
とは言っても彼が走っていた頃はまだ競馬に足を踏み入れていません。戦績を見ると頑張ってますね!!
4歳から5歳にかけてがピークでしょうか?ホント惜しいレースが多い。
しかも8歳秋まで活躍。私も見ていたら多分応援してましたね。

8歳のダービー卿CT、61キロ(!)を背負って差のない6着って!!
この馬も「無事是名馬」ですね。

「GIではいつも何かにやられちゃうけど」

分かっていても買ってしまいますね。
ナイスネイチャの頃は馬券の種類が少なかったので無理でしたが、今は3連単という爆発馬券があります!!

こういう馬は是非3連単の2着3着付けで!!

何かにやられちゃうのが分かっていても応援しながら馬券も買って、そして当たってしまう・・・これが最高ですね!

第二のナイスネイチャを見つけましょう!!

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