2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
無料ブログはココログ

« 秋華賞の回顧 | トップページ | 菊花賞の展望 »

菊花賞の展望の前にムダ話

さて今週末は菊花賞
舞台は京都の外回り3000m、このレースはとても好きなレースで毎年楽しみにしています。

去年は質の高かった神戸新聞杯から距離が延びて良さそうに感じた2頭に◎と○。それぞれ3着、1着に入り、2着はヒモで期待していたリアルシャダイの血が入っている人気薄!勝負馬券の3連複がビッグヒットとなり、非常に印象深いレースとなりました。

毎年菊花賞の頃になると、その年の3歳世代の力関係はある程度ハッキリしたものになります。皐月賞トライアル、皐月賞、ダービートライアル、ダービー、菊花賞トライアル。大体この辺りを見て、力量評価、キャラクター評価が固まってきて、それらを長距離適性というフィルターをくぐらせる事によって菊花賞の本命馬が決まります。

去年は混戦と言われながらも、予想はあっさりとしたものでした。今年は直前の神戸新聞杯を終えても????。皐月賞は先行馬総崩れとなるレース、ダービーは極悪馬場、この世代の実力馬が集結したはずの直前の神戸新聞杯では伏兵のイコピコがぶっこ抜いて圧勝・・・・。力量比較の難しい年です。

秋華賞の予想でも書きましたが、春の2冠や重要なトライアルレースでコロコロ着順が変わる、世間が強いと思っていた馬がコロッと負けるという年は世間の評価ほど各馬力量に差はないなんて事が往々にしてあります。
今年の牝馬クラシックの方は力量差のある世代。初対戦になる上がり馬は経験値が劣っているのに期待感から必要以上に評価だけが高くなると書きましたが、牡馬の方は春にイマイチ結果が出ていない人気薄や上がり馬に期待するのもアリだと思っています。

それに、距離が短縮されて2000mになる秋華賞とダービーからさらに600m延びて淀の3000mになる菊花賞では大きく事情が異なります。



長距離G1と言えば菊花賞天皇賞春の2つなのですが、両方京都の外回りコースで行われます。
向こう正面から3コーナーにかけて高低差4mの上り坂がありますが、この上り坂を2回越える事になります。加えて小回りのコースではないのでコーナー区間でのゴマカシもあまり効かず、3000、3200mといった距離に対する適性がしっかりと問われます。長距離G1に相応しいコース!
あまりにもスローになり過ぎると話は別ですが、スローなりにもある程度流れてくれれば、最後の1冠菊花賞だけに早めにレースは動き出し、各馬が3000mという距離の篩(ふるい)にかけられると思っています。


3000mという条件は特殊です。
1200~2400mという条件のレースは多いのですが、それより長い距離となるとレース数が激減します。生産する側から見ても、2400mより長い距離で強い馬を生産しても仕方がありません。私たちが強い馬と言っているのは、厳密には1200~2400mの間の距離で強い馬ではないでしょうか?

極端な話をすれば、ウォッカやブエナビスタ、ドリームジャーニーが強い馬である事に異論がある人は少ないと思うのですが、3000mとか4000mなどの長い距離のレースが主流となってしまえば強いはずの馬が強くなくなってしまいます。トウカイトリックなどが強い馬と評価されるかもしれません。

今の競馬界は3歳馬ならダービー、古馬ならジャパンカップが頂点である以上、2400で強い馬を送り出すというのが競走馬を生産する側の最大のテーマなのでは?求められるのは2400mでの強さであって、それより600m長い3000mの強さではありません。それゆえ菊花賞は3冠の中で最大の関門であり、最後の1冠として意義深いレース。2000m、2400mで強さを見せた馬が同じように3000mで強いというのはあまりない事だと思っています。

例外的に何年かに一頭、距離の壁をも越えてしまう化け物が出てきます。それがディープインパクトやナリタブラインやシンボリルドルフ。3冠馬となった馬です。3冠馬の称号はただ強いだけではなく、距離の壁を乗り越えてしまうほどの強さを持つ馬に与えられる最強の称号だと思っています。
2冠馬でもスピードが求められる2000mの皐月賞と菊花賞を制した馬はやはり距離の壁を越えてしまう強さを持った馬。天皇賞春秋連覇を成し遂げた馬にも同様の事が言えると思います。

時代が進めば進むほど血の淘汰が行われます、より2400mで強さを発揮できる遺伝子が代々受け継がれ、より洗練されていきます。何事もそうですが、需要がないものは廃れます。JRAに3000m前後のレースが少ない以上、この辺りで強さを発揮する馬は主流から外れる訳で・・・・。
こんな理由から、距離の壁を越えてしまう可能性を持つ馬も時代が進めば進むほど現れなくなるんじゃなかな?というのが大きな流れの中の私の考え方です。

テーマに沿ったかたちで産み出された傑出した馬・・・、ジャングルポケットゼンノロブロイハーツクライ・・・・。これらの馬はジャパンカップ、ダービーで勝ち負けになった馬。とても強い馬で、間違いなく名馬と呼ばれる馬です。それでも天皇賞春も菊花賞も勝つまでには至っていません。
おそそらくベストディスタンスは2400辺り、距離が延びても強いは強いのですが、2400mと比べれば絶対的な強さではない。今後は名馬といってもこのようなタイプの名馬が多くなると思っています。

現れるにしても、距離の壁を越えてしまうような強い馬は何年かに一頭出るかどうか!毎年菊花賞を予想する時は「今年はこんな例外的な強さを持った馬はいない」という考え方をもとにして予想しています。
2000や2400で絶対的な強さを感じた馬こそ、菊花賞では軽視するべき!などというふざけた考え方が根底にあります。レース自体が主流から外れるものなら、馬も。

春に結果を出した人気馬を軽視して、長い距離に適性がありそうな馬を買う。
折り合いに何の不安もなく、明らかに強いと感じた馬でさえも良くて2着まで、勝つまでには至らないとします。この時期になっても折り合いがどうのとか言っている人気馬なら消してしまってもいいかな?などと考えます。

積極的に世間の評価とは逆の予想が出来る!だから菊花賞の予想は面白い!!!(もちろん予想が当たる当たらないは別の問題で、面白いと思っているだけです。)

« 秋華賞の回顧 | トップページ | 菊花賞の展望 »

競馬素描」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/470237/31881391

この記事へのトラックバック一覧です: 菊花賞の展望の前にムダ話:

» 菊花賞 G1(Jpn1)  [たび☆めし☆うま BLOG]
どれも一長一短の難解な予想ですな。血統的に長距離適正の高そうな馬を選んでみました。 [続きを読む]

« 秋華賞の回顧 | トップページ | 菊花賞の展望 »