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2009年10月

天皇賞の展望 2

天皇賞秋の枠順が発表になっています。
・・・・・・・、コスモバルクが出るんですか?!と言うか出られるのですか!
もちろん、出走できる権利を有している以上、外野がとやかく言う事ではないのですが、この馬はレースに大きく影響を与えることが考えられる馬。まして東京では2年前のこのレース物議を醸した例の外にヨレる悪癖があります。
天皇賞秋は国内中距離最強馬を決める格式のあるレース。競走馬として充実期にある達の激突が見たいものです。出走馬選定の方法については改善が必要だと思っています。
とはいえ、レースの流れを締めるのに一役買ってくれるのだとしたら、個人的には今回は歓迎したい馬。

前々日オッズですが、オッズの方も発表になっています。
シンゲン2番人気!
明日以降オッズは変動するとは思いますが、G1初挑戦の上がり馬に対する評価としては高すぎるもの。ちょっとこのままで困ります。


今回は前回の書いた2頭を除く、前々日の段階で人気になっている馬について。

ドリームジャーニー
朝日杯FSを制した馬でありながら宝塚記念馬。
近走の走りはほとんど文句のつけようが無いもの。
大阪杯、宝塚記念はディープスカイを退けての勝利。間に挟んだ天皇賞春は適性を外れるレース。この馬のキビキビとしたフットワークが長い距離、外回りのコースに適うとは思えませんでしたが3着!この3着には驚かされました!

ステイゴールド産駒らしく420キロ台という小さな馬体。この3つのレースは斤量58キロ。他の馬と同じ58キロとは言っても、馬体がないだけに一番こたえるのはこの馬のはず。それでいてこの走り!相当な能力と類稀な闘争心があります、そして間違いなく充実期にある馬。
前走は負けたとは言っても、マツリダゴッホに勝ってくださいと言わんばかりのレース。この馬にとっても本番前の前哨戦という他に意味のないレース。

底力も備えた差し馬。池添騎手とのパッケージも完成の域に達しています。
持ち前の回転の速いフットワークと軽い馬体を活かしての機動力に秀でる馬。コーナー区間の加速力の優れていて、且つそのスピードを直線に繋げられる馬。個人的評価としては小回り、内回りコースでより強みが活きる馬。

大阪杯宝塚記念を見ると、ディープスカイとの走り方の違いがよく分かります。
2レースともディープスカイ意識して後ろから迫る競馬、同じようにコーナー区間で加速するのですが、走り方の違いからスッと差が詰まってしまいます。そして4角を抜けた辺りでのスピードの乗りが違ってきます。阪神の内回りレースであったためにここでのスピードの乗りの差が勝敗の分かれ目になりました。
大きなストライドで距離をかせぐディープスカイに対して、細かいストライドで歩数をかせぐドリームジャーニー。
キビキビした走りのドリームジャーニーと比べるとディープスカイの走りはモッサリしているように感じます。

阪神内回りでは大きな武器でも、これが東京コース、東京コースでの末脚の持続力比べのレースになると話が変わります。ディープスカイのような走りが大きな武器になり、長い直線を最後まで伸び切る事を可能ににします。そして、このような馬が東京巧者と言われます。
その点、東京替わりでドリームジャーニーがディープスカイを破った2戦よりパフォーマンスを落とす事は明らか。

嫌って旨みのある馬だと思っていましたが、文句のない素晴らしい走りを続けるこの馬の評価が思いのほか低い。単なる力量の比較では明らかにトップクラスにいる馬で、まさに今がピーク。京都の外回り3200mというとてもこの馬に適性があると思えない天皇賞春でさえも3着。もちろん今回のレースでも流れや、脚の使い方によっては馬券圏内も十分に考えられる馬。
去年は確か「小倉で天皇賞が行われるなら間違いなく◎」とか言って消しましたが、去年とは完成度、充実度が違います。んー。

オーケンブルースリ
文字数の関係で世界に誇るアジアのアクションスターの名前が中途半端なかたちで付いている馬。
前走は59キロを背負って京都大賞典を勝利。これでドリームジャーニーを上回る評価になってしまっています。このレースをテイエムプリキュアが演出した後ろにいた馬に優しいレース。確かに59キロを背負ってあれだけの脚を見せられる馬はなかなかいませんが。

この馬はご存じ菊花賞馬。長い距離に適性がある馬だと思われます。長い距離はもちろんですが、京都巧者なのでは?と感じています。具体的に言うと、京都での3角からの下り坂を利用して加速できることによって弱点をカバーできる馬。
長い距離に適性がある馬にはよくある事ですが、中距離レースでは勝負所で反応がビビッドではなく少し置かれてしまう事があります。菊花賞の前の神戸新聞杯は勝負がついた後に突っ込んできたレース。

今回は加速に利用できる下り坂もなければ、距離も前走より400m短い2000m。最後はそれなりの脚を使って突っ込んで来ると思いますが、良くて4,5着まで評価、人気馬でもありますし、きっぱり消しです。
「菊花賞の展望の前にムダ話」からの話になりますが、2000mで圧倒的な強さを見せた馬が3000mでも同じように強いというは滅多にない事で、これが出来たら即名馬の仲間入り!今回はこの裏返しになります。
もしこのレースで好走するようなら次のジャパンカップで大いに評価する事になります。

カンパニー
以前から贔屓にしている馬。前走はウォッカを差し切る!見事私の3連単の馬券を紙屑にしてくれました。ブービー人気のハイヤーゲームを相手として厚く買っていただけに・・・・。

この馬の評価はずっと1800mベストの馬。
2000mだと少し甘さの出る馬だと思っています。能力も高く、底力もいいものを持っています。1800mのG1あれば今頃一つくらいは取っていたのでは?とも思っています。

今回も頭は無いが、馬券圏内なら十分との評価。前走がちょっと走り過ぎているような気もするのでちょっと届かずの4着も?このレース4着なら5戦連続でG1レース4着。これはこれで立派な金字塔??

キャプテントゥーレ
思えばこのブログを始めてから初めてまともに的中したのが、この馬が出走した朝日杯FS。この馬に馬券を割られるかと思いましたが、連に届かず3着におさまってくれたありがたい馬。

その後皐月賞馬に。
皐月賞から長期休養を経て、いきなり関屋記念で4着、続いて朝日CCを勝利、そして天皇賞秋に。
前で競馬ができてそこそこ速い上がりも使える馬。同じ2000mの皐月賞も勝っていますし、その辺りから今回は人気に。

キャプテントゥーレが勝った皐月賞は個人的にはあまり評価していません。関屋記念も評価できるのは連対馬くらい。前走の朝日CCは斤量差はあるにしてもクラシックで活躍できなかった3歳馬と首差。馬体を併せてからのグイッと一伸びは強いように思えますが、実は内で脚を溜めていた分?などと考えています。

中山の2000mなら期待できるかもしれませんが、東京の2000mではどうでしょうか?
皐月賞から休んでいた馬で現在の力が測りづらい馬。長期間休んでいた事を考えれば、復帰1,2戦の走りは上々。3戦目のココで一気にパフォーマンスを上げる可能性はあります。内にもぐり込めれば。
実質一線級の馬と対戦するのは初めてになりますが、同じ立場のシンゲンほどの期待感はありません。

天皇賞秋の展望

今週は天皇賞秋
去年は壮絶なレース。見ている人のほとんどが固唾を飲んでゴールシーンを見守っていたのでは??

私もリアルタイムで自宅のテレビにかぶりついてこの伝説のレースを見ていたのですが、買っていた馬券の都合上フォーカスが3着争いの方にいってしまっていました。

2008年、11月2日、15時43分(くらい?)、競馬場にいる人、競馬中継にテレビのチャンネルを合わせている人のほとんどがダイワスカーレットとウォッカのゴールシーン、首の上げ下げに意識を集中させている時に、私の意識は3着争いの方に・・・。あの瞬間・・・・、滅多にない歴史的といっていい名勝負決着の瞬間に違うところを見ていた訳です。
おまけにその3着争いの方も写真判定の末、ハナ差負け。取った!と思っていましたが、これはぬか喜びでした。

後で、名牝2頭にフォーカスをあててこのレースを見直してみるとゾクッとするほどのものでした。心底「うわ―、この馬強い!」と感じたのは久々でした。(←2着馬の方です)

去年は「今年の天皇賞は凄いレースになるな」と感じさせるものがありましたが、今年はそこまでの期待感はありません。それでもかなりのメンバーが集まりました。まさに今年の中距離最強馬決定戦!

先週の菊花賞は非常に難しいレースで軸馬選びに難航しましたが、今週はもう決まっています。

シンゲン
この馬は体質が弱かった関係で才能があるにもかかわらず順調にレースを使えない馬でした。6歳にしてやっと本格化、6歳秋にしてやっとG1の舞台にこぎ着けました。
陣営が言うには、2000mがベスト、昨年の暮れから(!)このレースを目標にやってきたようで。

白富士S新潟大賞典エプソムカップと天皇賞を狙うには地味なレースを選び、3連勝を遂げましたが、その内容がなかなかのモノ。全て左回りの直線が長いコースですが、明らかに適っている条件です。いずれもレースレベルとしては高くはないと思っていますが、3レースとも完勝。余裕すら感じられます。

陣営が言う2000mがベストという事を合わせても東京2000mは願ってもない舞台。高いレベルでの勝負所での加速能力、また長い直線を凌ぎ切るだけのスピードの持続能力が必要な天皇賞秋ですが、この馬はその2つの能力を有していると考えています。

直線に入った辺りから馬なりでスッと抜けて来れる馬です。白富士Sは窮屈な所にいましたが、加速能力の違いでスッと狭い所に突っ込めてそこを抜けてきました。新潟大賞典では最内を馬なりでスルスル上がって行きました。外を回した馬が大きなアクションで追い出しているのとは対照的です。

またその後追い出してからもしっかり最後まで伸びる馬。加速力にも見所がありますが、一番の強みは乗せたスピードを維持するその持続力にあると思っています。G1らしい流れになって最後の直線がタフな追い比べになってもむしろこの馬に有利なのでは?と考えています。ゆえにG1初挑戦のこのレースこそ買いと判断します。

初めて一線級の馬との対戦になりますし、初めて背負う58キロでパフォーマンスを落とすのでは?という懸念すべき材料もありますが、現役最強のウォッカ、宝塚記念馬ドリームジャーニー、前走この馬とドリームジャーニーを破り、全くの圧勝であったマツリダゴッホなどの馬も参戦しますし、それほど人気にならないのでは?このレースは迷わずの本命です!

藤田騎手もこの馬には最適です。確実に手の内に入れている馬でしょうし、このような特性の馬だけに、東京コースではかなり乗りやすいと思います。強い馬をマークしてその馬を負かしに行く「マーク屋」としての実績が十分ある藤田騎手。
今回マークすべきは現役最強馬にして無類の東京巧者であるウォッカ。確実にこの馬より前で競馬をする馬です。何の問題もなくインで競馬出来る馬だけに内枠が希望、距離ロスを少なくして、スッと馬なりでウォッカを射程圏内に捕える位置まで上がって行き、そこからウォッカを目標に追い出して・・・・・。そんなレースを期待します。

体質が弱く大事に育ててやっと本格した馬が1年も前に目標に掲げていたレースに出走、もちろんここが渾身の勝負レース。多分次のJCは眼中にないでしょうし、仕上げに関しては一番期待できる馬です。前走も体重を戻しての明らかに叩き台。
ちょっとべとついた事を言うなら、才能ある馬を無理使いせず大事に育てて、やっと目標の舞台へ!条件ベストの東京2000mでは陣営の思いが叶うんじゃないかと。
順調に来ていれば、おそらく競走馬としてピークの時期になっていたであろうディープスカイは引退、厄介な敵は1頭減りました。これにもしウォッカに衰えの兆候なんて事があったりすると・・・。

今回はG1初挑戦、メンバー的にも明らかに今までより格上。比較は難しいのですが、期待感は十分にあります!


○はウォッカ
去年は勝ちましたが、同厩舎のトーセンキャプテンにダイワを突っつかせての共同作業、悪い意味でのチームワークによる勝利。ダイワスカーレットがこのレースに出ていればいくら圧倒的な支持を受けようが1着付けの◎を打ちますが、この馬なら○。

前走は負けたにしても57キロを背負わされたレースで、しかも勝つ必要もない、この馬にとってただの天皇賞の前哨戦でしかないレース。
マイルの安田記念で2年続けてとんでもない強さを見せて、2400mJCで負けている馬。秋の目標レースは距離適性からいっても今回の天皇賞でしょう。

ただ2年連続で開幕週の馬場で楽に逃げさせてもらって負けてしまうと少し考えさせられます。たった1キロの差ではりますが、斤量57キロだと微妙に影響の出る馬なのかもしれません。もう一つ、逃げて後続を引きつけてから残り350mくらいを一気に追ってビュッと伸びるというレースが適わない馬なのかもしれません。

これは毎日王冠の回顧で書いた事。
本番に向けてあまり負担のかかる競馬はしたくありませんし、馬のご機嫌を損ねる事もしたくはない・・・・となると毎日王冠のようなレースになるのだと思います。
今回は逃げ馬らしい逃げ馬がいません。この馬が行くのでしょうか?

この馬も(今回G1初挑戦のシンゲンとこの名馬を比べて「も」というのもおかしな話ですが。)スッと加速できて、その後のスピードの持続力が並みでない馬。
直線に入る辺りからグワッと加速して、そのスピードを維持してゴールまで走り切れてしまう馬だから去年の安田記念や今年のヴィクトリアMの圧勝劇を演じることができてしまいます。

毎日王冠のように残り350mを一気に追って、という競馬はこの馬に適わないと思います。

軽快に逃げてレースを引っ張ってくれる馬がいればこの馬にとって何よりですが、いなかった場合。
この馬自身が逃げなくてならなくなった場合・・・・・、今回はおそらく勝つために万全を期した仕上げ、逃げるなら直線で溜めずに後続を引き離して、自慢の持続力で何とか凌ぎ切るという方が勝てる確率は高いと思います。

前に馬を置いて折り合いをつけた競馬を試みる場合・・・・、この馬を中心にレースが動くでしょうからスローになる事も。うまくいけば勝てますが、前走は気分よく行かせた競馬。その点去年も怪しく思っていましたが、トーセンキャプテンがダイワを突っつきマイル戦のような締まった流れになりこの馬に有利に働きました。マイルの流れなら折り合いの不安は減りますが、スローになったらどうでしょか?意外に力を出せない事も。

2000mは十分適性のある距離だと思いますが、マイルの流れが向くという意味でマイルがベストだと思っている馬。
正直2000mでも能力は抜けていると思っています。まず勝ち負けになるとも思っています。ただ、人気の割に不安も抱えている馬。それでも3着以内にはいるだろうとの○。

菊花賞の回顧

菊花賞はダンスインザダーク産駒の2頭による決着。最後にフォゲッタブルが猛追してきましたが2頭が馬体を併せたところでスリーロールスがもうひと伸び。ハナ差凌いだ所がゴール地点でした。
浜中騎手はG1初制覇!

12.9 - 11.5 - 11.7 - 11.9 - 11.9 - 12.1 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 13.4 - 12.9 - 11.7 - 11.4 - 12.2 - 12.2

菊花賞らしい非常に見応えのあるレース。全馬十分に3000mというふるいにかけられ、長距離適性、底力を兼備した馬が上位に来たレースだと思います。

この見応えのある菊花賞を演出したのはリーチザクラウン。レース前にすでにかなり発汗が見られ、消耗があったと思われます。レース中も前走より力んで走っているように見えました。結果的にかなりタフなラップを刻んで逃げ、遺憾無く長距離適性を問う流れを作ってくれました。

このラップで逃げながら、掲示板に残る5着。スピードのある馬ですが、底力もかなりのもの。これだけの能力を持ちながら明らかに気性の悪さが足を引っ張っている馬・・・・。勿体ないと思ってしまいます。

勝ったスリーロールス
菊花賞ではほぼ無条件で評価しなければいけないダンスインザダーク産駒ですが、この馬は非常に拾いにくい馬でした。近走で結果が出ているレースは1800m戦で速い上がりを使うレース。果たして3000mで底力を求められるレースになって対応出来るのか?

リーチが引っ張る締まった流れを3、4番手に付けて直線の最後までしっかり伸びた馬。対応どころかむしろこういうレースに適性があるとさえ言えます。
ダンス産駒なので印を付けましたが、この馬に重い印は私には無理でした。

前走は阪神1800mの1000万のレースでしたが、2番手に付けて33.6秒という飛び抜けた決め手を見せつけて圧勝!4馬身差つけられた2着ジャミールは弱い馬ではありません。この馬はマイルから2000mくらいの馬なのでは?と感じました。

質の軽い1800m戦、底力の求められる3000m戦、この両方でハイパフォーマンスを見せられる馬となれば・・・。タフなラップを前に付けて勝ちに行き、後方から馬が来たらもうひと伸び・・・・、この馬かなり強い馬なのでは?

「小さい頃からG1ジョッキーになるのが夢」という浜中騎手ですが、G1騎乗4度目で早くも夢を叶えてしまいました。それも騎手の占めるウェイトが大きいと言われる菊花賞で!いい騎手なのでこれからいい馬も集まるでしょう。

2着、フォゲッタブル
この馬もダンス産駒とはいえ、重い印などとても打てなかった馬。

母エアグルーヴの超良血馬。長い距離のこのレースで一気に素質を開花させる可能性はありますが、上に書いたようにセントライト記念の時点では力不足。過剰人気、騎手の経験、技術、センスがより重要になる淀の3000mで吉田隼人騎手はあまりに経験不足

かなり馬にも騎手にも失礼なことを書いています。

セントライト記念では外を強引に捲くり上げるナカヤマフェスタに対して、直線まで脚を溜めていた馬。それでもジリジリとしか伸びず、ナカヤマフェスタとの差は詰まらず完敗。長距離適性云々の前に単に力不足だと感じていました。
その前のレースで去年の菊花賞3着馬に5.5キロ斤量軽いにもかかわらす5馬身差負け。これも力不足である裏付けとしていました。
直線のジリジリ感を長距離適性の裏返しととらえれば・・・・・。やはりこの馬は勝ち負けは予想できませんでした。

菊花賞ハナ差の2着ですから、今後評価が上がると思いますが、勝負所でスパッと加速できるという馬でもないので、やはりこの馬は長い距離に適性がありそうです。中距離のレースではアドマイヤメジャー辺りにもちょっと劣る馬、タフなレースになった時に台頭あり、一応そんな評価です。

「ギアの重い馬」、スピードが乗った後はその持続力に優れていそうです。その点、3角からの下り坂を加速に利用できて、かつ長い直線のある京都の外回り長丁場はべストなのでは?

吉田隼人騎手、ほとんど京都での騎乗がない若手の騎手。浜中騎手同様内枠を活かして最内、距離ロスのないコース取りで、巧く末脚を引き出しました。
若手の騎手は早めにG1を取って周りに認められるという事がかなり重要です。痛恨のハナ差、それも負けたのが同じ若手騎手、それも彼より3年多く騎手をやっているだけに・・・・。

3着、セイウンワンダー
一番の贔屓馬であり、最も気にかけている馬なのですが、相性が良かったのは最初だけ。その後見事にフラれ続けています。(泣)
次走重い印を打てば凡走しますし、消しやオマケの△なら好走するでしょう(笑)

この馬を重く見ない時は状態に疑問を感じた時でしたが、スローの神戸新聞杯での終いの弾けなさっぷりから、今回初めて距離に疑問を感じて軽視しました。結果、全くそんな事はありませんでした。

明らかに長丁場に適性あるダンス産駒2騎には届きませんでしたが、このタフなレースで終いまでよく伸びています。強い馬です。このタフな流れはダンス産駒向き、いい位置に付けていただけにリーチザクラウンの逃げ方によってはあるいは・・・と思ってしまいます。

今後も引き続き期待します。

イコピコ
脚を余した印象があります。神戸新聞杯ではスローだっただけに菊花賞では大いに疑問を持った馬でしたが、最後の脚は本物。後ろからとはいえ、流れの締まった3000mでこれだけのパフォーマンスを発揮されては認めざるを得ません。

仮にリーチがスローに落としていれば圧勝まであったのでは?折り合いにも不安はありませんし、特に直線が長いコースでの決め手比べならかなりのモノ。

6着、ヤマニンウイスカー
よく走りました。2,3番手に付け、4角で敢然と勝ちに行く競馬をしているだけに6着でも評価できます。このタフなレースを中1週で迎えなければならなかった事がこの馬にとって不幸でした。普通にトライアル経由のローテで菊花賞を迎えていればどうだったでしょうか?

12着、ナカヤマフェスタ
この馬が一番好走の可能性が高いと思っていただけに意外な結果でした。
外外を追走して大外を捲り上げるロスの多い競馬でしたが、全く見せ場なし。
ちょっとこの馬の評価は保留です。

最下位、アントニオバローズ
3角辺りで早くも失速。これだけ急に失速する馬とは考えづらいので、やはりノドの問題が解決されていなかったのでしょう。こういうタフなレースはこの馬の土俵と思えただけにまともな走りが見れなかったのは残念。能力のある馬だけに今後が心配。


今年のクラシックのこれで終了。
牝馬は抜けた馬が2頭いて、しかもその2頭が毎回能力を発揮!おかげで馬券はガチガチ。
牡馬は有力馬と目される馬の何頭かが菊花賞の時期になっても折り合いがどうのこうのと。そしてクラシックを通して好走を続けられた馬はゼロ。
牡馬の場合はダービーが酷い馬場であった事、菊花賞が3000mという主流から外れるレースであった事を加味してもゼロはちょっと・・・・。

菊花賞の予想

本当に今年の菊花賞の予想は難しいです。ダービーが普通に良馬場で行われていれば、いろいろ比較も楽だったのですが。

展望で書いたようにナカヤマフェスタは期待できる1頭だと思っています。この馬が軸の1頭。もう1頭の軸馬がなかなか決まりません。展望で書いたようにナカヤマフェスタ以外の人気上位馬にはあまり魅力を感じていないので人気薄の馬からもう1頭の軸馬を選びたいところです。

今年のセントライト記念は神戸新聞杯に比べて菊花賞につながるいいレースだったと思うのですが、このレースで1番強い競馬をしたのは勝ち馬ナカヤマフェスタ。早めにレースが動き出し、流れの締まった4角で外を一捲り、そして直線を押し切りました。内でうまく立ち回って最後タレ気味であった2着馬や後ろから着を拾ったように見える3,4着馬も着差以上に力量差があるように思えて菊花賞で重い印は打てません。しかも3,4着は随分評価が高いようで。

複勝ベースで見ると、4枠の2頭に旨みがあるように思えます、両馬共に前走の敗戦で評価を落としている馬です。

アントニオバローズ
元々菊花賞で重い印を考えていた馬ですが、喉の炎症で前走惨敗。この馬があれだけ失速する事は他に理由が考えれず、この問題が解消しているかどうかですが、部外者にはその辺りの事は分かりません。それに今の京都はかなり時計の速い芝、斬れ不足の弱点のある馬にはちょっと問題です。

ヤマニンウイスカー
未勝利戦ありえない位置から1頭だけ次元の違う脚を繰り出して全馬ぶっこ抜き。面白い馬だと思いましたが、その後も好走。世代上位と当たる若葉SでプリンシパルSで掲示板には載りますが、ちょっと力が足りない事が露顕します。
その後白百合Sで今回人気の一角になっているイコピコと首差、HTB賞では初の古馬相手に圧勝。ここで今年の前半は終了。秋にパワーアップしている事が必要ですが前走は休み明けの叩き台?最後方から勝負に加われず、とりあえず上がり最速出しただけのレース。ちょっと測れないレースですが、その分菊花賞での評価が落ちました。
長い所に適性があると思っているので、後は力が足りているか。
心配なのは秋初戦がマイナス体重であった事、そして菊花賞を目標にするなら、なぜ秋初戦が菊花賞の2週前の大原Sであったかという事。順調に秋が迎えられていない可能性も。

ならば、トライアンフマーチ
若葉Sは締まった流れの質の高いレースでした。勝ったベストメンバーが順調に菊花賞に駒を進めていれば本命もありましたが、故障で戦線離脱。そのベストメンバーと差のない競馬をしたのがこの馬。力量比較にはもってこいのレースで差のない2着、上に書いたヤマニンウイスカーは2馬身以上後ろ。流れが向いたとはいえ皐月賞でも2着、力量比較でも世代上位馬と遜色のない馬。
あのダービーで惨敗は気になりませんが、前走神戸新聞杯は全くの見せ場すら無し。「前走とは全く出来が違う」との陣営の言葉は期待を抱かせてくれますが、この馬はキョウエイマーチの仔、その馬が菊花賞で好走??

菊花賞と言えばダンスインザダーク産駒。今年は2頭、しかもかなりの過剰評価。

フォゲッタブル
母エアグルーヴの超良血馬。長い距離のこのレースで一気に素質を開花させる可能性はありますが、上に書いたようにセントライト記念の時点では力不足。過剰人気、騎手の経験、技術、センスがより重要になる淀の3000mで吉田隼人騎手はあまりに経験不足。
それに前々走、去年の菊花賞◎馬に5.5キロもらいながら5馬身ちぎられました。

スリーロールス
1800mのレースで上がり33秒台の脚を使って結果を出している馬。今までに菊花賞で好走したダンス産駒とはかなりイメージの異なる馬。しかし前走はそれにしてもの圧勝。


その他の馬では、
シェーンバルト
長い距離も持つ可能性はありますし、力量評価もできる馬ですが、今の馬場のいい京都で末一手というのは軸馬向きでないように思えます。

アドマイヤメジャー
ダービーの日に未勝利勝ち。他の馬は経験を積みある程度完成されてダービーに臨みましたが、この馬はその日にスタートラインにつきました。その点1戦毎の上昇度も期待できます。
確かにセントライト記念は位置取りが後ろ過ぎた事が敗因ですが、後ろから馬群の間を巧く出られた割には終いが伸び切れていません。このテの馬は経験不足を補うだけのスケールといったものが必要になりますが、セントライト記念を見る限りそれは感じませんでした。

ブレイクランアウト
このメンバーの中で古馬の重賞級と対戦して結果を出した馬はいません。この馬が唯一の馬。鞍上は秋のG1で1、2着と乗れている藤田騎手、来週の天皇賞秋ではこの人の乗る馬に重い印を予定しているのでここでも注目。
評価を落としているのは後ろからでは勝負にならなかったNHKマイルと極悪馬場のダービーの2戦。朝日杯FSは強い競馬。共同通信杯も強い馬(と思っている)トーセンジョーダンをおさえての勝利。前走で古馬重賞級に対して勝ち負け、成長力がない訳でもなく、力量の裏付けのある馬。それにしては今回の評価は意外に低いもの。
ただこの馬、マイルから2000mのレースでの斬れ味が良すぎます。長距離に適性の無い事の裏返しなのでは?という気もしますが・・・。

結局この馬だという軸向きの馬がいません。
3000mでプラスになる事は少ないが、力量最上位と評価しているリーチザクラウン。この舞台を熟知している武騎手が巧く逃げればこの馬が3着以内に入る確率は高いのでは?と思いますが、展望前のムダ話で書いた理由から、菊花賞は個人的に穴を狙うべきレース!この馬は軸にしません。

もう1頭の軸馬はヤマニンウイスカーにします。去年のビッグヒットは和田騎手の好騎乗によるもの。再び和田騎手の手綱捌きに期待します。あまり評価されていませんが、京都の長丁場での経験は豊富、コースも熟知しています。乗るだけで人気が上乗せされる騎手と比べても何の遜色もありません、というかむしろ個人的評価では上。
馬に関しては上に書いた問題点に多少目をつぶる必要がありますが、中1週でも前走はレースに参加しておらず、負担も少なかったはず。このレースで休養に間にパワーアップした姿を見せてくれるものと期待します。

◎ナカヤマフェスタ
○ヤマニンウイスカー
△アントニオバローズ
△リーチザクラウン
△ブレイクランアウト
△トライアンフマーチ
△フォゲッタブル
△スリーロールス
△シェーンバルト
△セイウンワンダー
△イコピコ
△キタサンチーフ

馬券は単勝、

◎ナカヤマフェスタ1点。

3連複、

◎と○2頭軸から△各馬へ 10点。

馬連、

◎から印上位フォゲッタブルまでの6点。


菊花賞の展望

菊花賞の枠順が確定し、前々日の最終オッズも発表になっています。

イコピコ 3.4倍
リーチザクラウン 4.7倍
アンライバルド 5.1倍

この3頭が3強といったところでしょうか。神戸新聞杯の1,2,4着馬です。個人的には3頭とも買いたくない馬なのですが・・・。

神戸新聞杯
12.6 - 10.8 - 12.1 - 12.5 - 12.3 - 12.2 - 12.7 - 12.4 - 12.1 - 11.3 - 11.5 - 11.7

毎年、神戸新聞杯は菊花賞に向けての最も重要なステップレースなのですが、今年はリーチザクラウンが単騎で逃げて折り合いをしっかりつける練習をするレース(笑)。
他の馬も仕掛ける事なく、ラスト3ハロンまで後ろでこの練習にお付き合い。ズラッと12秒台が並ぶラップ、全馬直線にそなえ、ひたすらに脚を溜めます。その割にまともに弾けたのはイコピコ1頭だけ!

外枠から先頭を取るために脚を使ったリーチザクラウンが上がり34.8秒かかってしまう事は分かりますが、後ろで脚を溜めたセイウンワンダーやアンライバルド(道中かかっている事を割り引いても)がリーチザクラウンと変わらない上がりしか使えなかったという事はいただけません。
神戸新聞杯のレコードタイムといっても、2400mになって3年目ですし、去年と比べると随分速いタイムが出る馬場。

毎年関東馬が集まり、神戸新聞杯に比べると菊花賞につながらないと思われているセントライト記念

12.3 - 11.5 - 11.9 - 12.7 - 12.5 - 11.9 - 11.5 - 11.8 - 11.7 - 12.0 - 12.2

これは神戸新聞杯とは逆に、早めにレースが動き出し、長く脚を使う事が要求される消耗戦。メンバーの質が疑問視されたトライアルではありますが、神戸新聞杯に比べればここで好走した馬はスタミナの裏付けはとれそう。
特にこの流れを外目から捲くり上げ押し切ったナカヤマフェスタは強い競馬をしましたし、菊花賞にもつながる能力を示せたと思っています。



人気上位馬について。

イコピコ
溜めたらもの凄く斬れる脚を使う馬。リーチザクラウンが単騎で逃げて、ガッツリペースを落として直線まで他の馬が仕掛けて来ないレースになれば最有力の馬。折り合いに全く問題はありませんし、スタミナを問われない直線の斬れ味勝負になれば好走確率というか勝つ確率は高いと思います。

ただ、そんな菊花賞は見たくもありませんし、そうはならないと考えています。リーチザクラウンを除いて、上位人気になっているのは全て終いに斬れる脚を持っている差し馬。早めに仕掛けて粘り込みを、と色気を持って一発狙って行く騎手がいるはずです。

時計の速い馬場は向くと思いますが、今のところ日曜の予報に雨マークがついています。馬場が渋ればその分最大の武器である斬れ味を削がれる事になります。

福島のラジオNIKKEI賞が消耗戦、トップハンデながらそれほど差のない4着。単に溜めたら斬れるというだけの馬でもないだけに取捨の難しい馬ですが、神戸新聞杯を勝っただけで、それもこの馬の一番得意な形のレースで勝っただけで菊花賞1番人気の評価。

リーチザクラウン
未勝利戦を見た時はダービーくらいまでは負けないのでは?などと感じました。スピードのある馬で、それでいてタフな消耗戦になったラジオNIKKEI杯2歳Sやスピードを活かせない極悪馬場のダービーでも連対。間違いなく強い馬。多分このメンバーで一番強い馬。

ただ、スピードが勝っている馬なので、強いと言っても2000m前後の強さなんじゃないかと思っています。ダービーは馬場が悪すぎて最後の直線でまともに走れている馬がほとんどいなかったので、前で競馬していた事がかなり有利に働きました。

前走はハナを奪った後は折り合いに専念。レースの流れをスローに落とします。折り合いもついて誰も仕掛けて来ずに直線に。ここまでうまくいったらもう少し走れてもいいような気がします。
今回は更に600m延びた淀の3000m。スピードがあるので先頭を取る事は容易ですが、単騎で折り合って直線まで・・・なんてうまくいくでしょうか?坂越えの後の下りはスピードが乗りますしここでピューっと行ってしまえば・・・。それにトライアルと違って楽な単騎逃げを他のの馬がおとなしく見ているとも思えません。

3000mに距離が延びて何もいい事は無いんじゃないかと。

アンラバルド
皐月賞の瞬時の加速能力は圧巻。並みの馬では出来ない芸当です。あまりに見事過ぎてベストは2000mなのでは?長く脚を使えるタイプの馬ではないのでは?と思ってしまいます。

前走は道中掛かりまくって4着。その点見直せるような気もしますが、見直したい人が多いようで。
ダービー惨敗、神戸新聞杯は掛かって終い弾けず。それでも皐月賞の強いイメージが人気につながっています。
昨日書きましたが、2000mの皐月賞を圧巻のパフォーマンスで勝った馬が、淀の3000m、菊花賞で同じような抜けたパフォーマンスを見せる・・・・。滅多にない事だと思います。
もし出来れば何年かに1頭の名馬という事になります。
この馬は加速能力に優れた馬で、その加速能力+末脚の持続能力という事になれば何年かに1頭の名馬なんでしょうが、そうは思っていません。

ナカヤマフェスタ
皐月賞は後方待機の馬が7着まで上位を独占。この馬は前目にいて8着。極悪馬場のダービーは重い馬場だっただけに500キロを超える馬が上位に、その中に小柄なこの馬が割り込みました。終いの斬れる脚なんてどうでもいいレース、最後の直線で前との差を詰めようにもまともに走れない馬がほとんどだったレース。それでもこの馬だけ後方から脚を伸ばして4着。
連を外したのはこの2レースだけですが、両方極端なレースで流れが向かないレースでもありました。

上に書いたように前走の走りは菊花賞に向けて評価出来るレースで、人気上位馬(この世代で力量が上位である確認ができる馬)の中ではこの馬が一番買いたい馬です。
ペースが緩んだ京成杯でめちゃくちゃな競馬をしたことは少し気掛かりではありますが。

セイウンワンダー
一番の贔屓馬。
前走はいい位置に付け、後は末脚を爆発させるだけでしたが、あまり弾けず。
この馬が距離が伸びてダメだとは思っていませんでしたが、距離って事もあるのかな?と感じました。
マイル戦は全て連対、それより長くなると全てレースで連を外しています。そこそこ人気になっていますし、贔屓馬とはいえ菊花賞では・・・・。

アントニオバローズ
強い馬だが斬れる脚を持ち合わせていない事がこの馬の弱点。菊花賞で重い印を打とうと思っていた馬。
前走の神戸新聞杯は斬れ負けして本番で人気が下がる事を期待しましたが、大きく失速、惨敗。角田騎手曰く、呼吸がおかしかったと。ノドの炎症があったらしいのですが、問題は解決したのでしょうか?
強いメンバー相手に善戦を続けてきた馬が、緩い流れのレースであれだけ最後失速してしまうと・・・・・・。





 

菊花賞の展望の前にムダ話

さて今週末は菊花賞
舞台は京都の外回り3000m、このレースはとても好きなレースで毎年楽しみにしています。

去年は質の高かった神戸新聞杯から距離が延びて良さそうに感じた2頭に◎と○。それぞれ3着、1着に入り、2着はヒモで期待していたリアルシャダイの血が入っている人気薄!勝負馬券の3連複がビッグヒットとなり、非常に印象深いレースとなりました。

毎年菊花賞の頃になると、その年の3歳世代の力関係はある程度ハッキリしたものになります。皐月賞トライアル、皐月賞、ダービートライアル、ダービー、菊花賞トライアル。大体この辺りを見て、力量評価、キャラクター評価が固まってきて、それらを長距離適性というフィルターをくぐらせる事によって菊花賞の本命馬が決まります。

去年は混戦と言われながらも、予想はあっさりとしたものでした。今年は直前の神戸新聞杯を終えても????。皐月賞は先行馬総崩れとなるレース、ダービーは極悪馬場、この世代の実力馬が集結したはずの直前の神戸新聞杯では伏兵のイコピコがぶっこ抜いて圧勝・・・・。力量比較の難しい年です。

秋華賞の予想でも書きましたが、春の2冠や重要なトライアルレースでコロコロ着順が変わる、世間が強いと思っていた馬がコロッと負けるという年は世間の評価ほど各馬力量に差はないなんて事が往々にしてあります。
今年の牝馬クラシックの方は力量差のある世代。初対戦になる上がり馬は経験値が劣っているのに期待感から必要以上に評価だけが高くなると書きましたが、牡馬の方は春にイマイチ結果が出ていない人気薄や上がり馬に期待するのもアリだと思っています。

それに、距離が短縮されて2000mになる秋華賞とダービーからさらに600m延びて淀の3000mになる菊花賞では大きく事情が異なります。



長距離G1と言えば菊花賞天皇賞春の2つなのですが、両方京都の外回りコースで行われます。
向こう正面から3コーナーにかけて高低差4mの上り坂がありますが、この上り坂を2回越える事になります。加えて小回りのコースではないのでコーナー区間でのゴマカシもあまり効かず、3000、3200mといった距離に対する適性がしっかりと問われます。長距離G1に相応しいコース!
あまりにもスローになり過ぎると話は別ですが、スローなりにもある程度流れてくれれば、最後の1冠菊花賞だけに早めにレースは動き出し、各馬が3000mという距離の篩(ふるい)にかけられると思っています。


3000mという条件は特殊です。
1200~2400mという条件のレースは多いのですが、それより長い距離となるとレース数が激減します。生産する側から見ても、2400mより長い距離で強い馬を生産しても仕方がありません。私たちが強い馬と言っているのは、厳密には1200~2400mの間の距離で強い馬ではないでしょうか?

極端な話をすれば、ウォッカやブエナビスタ、ドリームジャーニーが強い馬である事に異論がある人は少ないと思うのですが、3000mとか4000mなどの長い距離のレースが主流となってしまえば強いはずの馬が強くなくなってしまいます。トウカイトリックなどが強い馬と評価されるかもしれません。

今の競馬界は3歳馬ならダービー、古馬ならジャパンカップが頂点である以上、2400で強い馬を送り出すというのが競走馬を生産する側の最大のテーマなのでは?求められるのは2400mでの強さであって、それより600m長い3000mの強さではありません。それゆえ菊花賞は3冠の中で最大の関門であり、最後の1冠として意義深いレース。2000m、2400mで強さを見せた馬が同じように3000mで強いというのはあまりない事だと思っています。

例外的に何年かに一頭、距離の壁をも越えてしまう化け物が出てきます。それがディープインパクトやナリタブラインやシンボリルドルフ。3冠馬となった馬です。3冠馬の称号はただ強いだけではなく、距離の壁を乗り越えてしまうほどの強さを持つ馬に与えられる最強の称号だと思っています。
2冠馬でもスピードが求められる2000mの皐月賞と菊花賞を制した馬はやはり距離の壁を越えてしまう強さを持った馬。天皇賞春秋連覇を成し遂げた馬にも同様の事が言えると思います。

時代が進めば進むほど血の淘汰が行われます、より2400mで強さを発揮できる遺伝子が代々受け継がれ、より洗練されていきます。何事もそうですが、需要がないものは廃れます。JRAに3000m前後のレースが少ない以上、この辺りで強さを発揮する馬は主流から外れる訳で・・・・。
こんな理由から、距離の壁を越えてしまう可能性を持つ馬も時代が進めば進むほど現れなくなるんじゃなかな?というのが大きな流れの中の私の考え方です。

テーマに沿ったかたちで産み出された傑出した馬・・・、ジャングルポケットゼンノロブロイハーツクライ・・・・。これらの馬はジャパンカップ、ダービーで勝ち負けになった馬。とても強い馬で、間違いなく名馬と呼ばれる馬です。それでも天皇賞春も菊花賞も勝つまでには至っていません。
おそそらくベストディスタンスは2400辺り、距離が延びても強いは強いのですが、2400mと比べれば絶対的な強さではない。今後は名馬といってもこのようなタイプの名馬が多くなると思っています。

現れるにしても、距離の壁を越えてしまうような強い馬は何年かに一頭出るかどうか!毎年菊花賞を予想する時は「今年はこんな例外的な強さを持った馬はいない」という考え方をもとにして予想しています。
2000や2400で絶対的な強さを感じた馬こそ、菊花賞では軽視するべき!などというふざけた考え方が根底にあります。レース自体が主流から外れるものなら、馬も。

春に結果を出した人気馬を軽視して、長い距離に適性がありそうな馬を買う。
折り合いに何の不安もなく、明らかに強いと感じた馬でさえも良くて2着まで、勝つまでには至らないとします。この時期になっても折り合いがどうのとか言っている人気馬なら消してしまってもいいかな?などと考えます。

積極的に世間の評価とは逆の予想が出来る!だから菊花賞の予想は面白い!!!(もちろん予想が当たる当たらないは別の問題で、面白いと思っているだけです。)

秋華賞の回顧

秋華賞は見応えのあるレースでした。
3歳牝馬2冠目のレース、オークスでこんな事を書きました。

【去年の天皇賞秋の時も思いましたが、2000mとか2400mとかの長い距離を走りながら、それも同じようなコースを通ったわけでもなく、馬の力量にも違いがあるのになぜゴールに地点でハナ差なのか?不思議でなりません。
騎手、馬、見守るファン(?)があの馬には負けてほしくない(負けられない)と強く思うから際どい勝負になるのでしょうか?おそらく誰にもこれを論証する事は出来ないでしょう。
この不思議なアヤが見る人を引き付けてやまない競馬の魅力だと思います!

そして3冠目もまた同じ2頭によるスリリングなゴールシーン!

予想記事で
【このレース、私の興味は(おそらく安い)馬券よりも、3冠達成のプレッシャーのかかる中での安藤騎手の手綱捌きにあります!】
と書きました、実際レース中見ていた馬は◎レッドデザイアではなくブエナビスタの方。

レッドデザイア+四位騎手がやる事は一つ、ブエナより前でレースを運び、ブエナよりロスのない競馬をして先に抜け出す事。これが対ブエナビスタとしての最善の策であり、今の京都内回り2000mという舞台も味方になり得るもの。
そして四位騎手はこの重要なミッションを確実に遂行しました。

ブエナビスタ+安藤騎手はやはり安易な策は取りませんでした。
今まで後方から大外を回す競馬しかしていない馬を中団に付けさせ、またラチ沿いぴったりを通るシビアなレースを選択!

今の開幕2週目の京都は内の芝も良好な状態、時計も速く、そして内回りのレースだけに、近い力量を持つ馬がインから先に抜け出されてしまうとかなり厳しいレースになります。当面の敵がどんな作戦で来るか分かっているだけに負かすためにはこの競馬しか無かったと思います。

ただ、この作戦を実行するには、勝負師として高い資質、度量、レースの「理」がどこにあるのかを見切れる目を持っている事が必要になります。

ブエナは後方からの大外回しで結果を残してきた馬。違うスタイルのレースを選択すれば、当然初めて経験となるだけにリスクは非常に高く、馬がまともに能力を発揮しないかもしれませんし、負ければ騎手が批判の矢面に立たされるのは必定!!
しかもブエナは1番人気の支持を受け、更には3冠のかかったレース!!この事もリスクに上乗せされます。

それでも安藤騎手はリスク覚悟で勝つ為の自分の定めた「理」に従いました。安藤騎手が乗ったブエナビスタが何の躊躇もなく、中団のインにポジションを取ったシーンは感動的でさえありました。この人は本当に一流なんだなーと。

本命でもないブエナビスタを見ていたのは、まさにこの選択するかどうかに非常に興味があったからでした。

馬場状態や展開が分かり切っているのにもかかわらず、力のある1番人気の馬に乗って悠長な「横綱相撲」をやって差し損ね。そしてレース後に「展開が向かなかった」とコメントする騎手がいます。これはリスクを負って勝ちに行く競馬よりも「保身」という意味では正解なのかもしれません。この馬のスタイルで力は発揮しているので、調教師他も「展開が向かなかった」と素直に思う事が多いでしょう。

レースの「理」がどこにあるのかを悟った上で、リスクを負ってでも勝ちに行く騎手。保身の前に純粋に勝ちを目指せる騎手・・・・。そんな騎手が一流だと思っています。

稼ぎに来た外国人騎手は「しがらみ」の外にいますから、簡単にこのリスクを背負う事が出来ます。(そして勝ちをさらっていきます。)しかし、安藤騎手は「しがらみ」の中にいて、容易くこのリスクを背負いました。それだけに感動的なのです。


ブエナビスタで中団のイン付け。これだけでも凄い騎乗(選択)をしたなと思うのですが、当面の敵であるレッドデザイアの直後に馬を付けました。「これは馬券的にはまずい!」と思いました。
おそらく
レッドデザイアと同じような位置取りなら末脚勝負では負けないという自負もあったでしょう。その意味ではパーフェクトなレース運びです。4角でスムーズに抜けられればブエナが勝ってしまうと思いました。

結局レースは最後のコーナー区間で少々のゴタゴタがあり、レッドデザイアが勝利。ブエナはハナ差の2着、否、ゴタゴタによって降着の3着という結果に。

馬場のいい京都の内回りなら4角のインがごちゃつくのもよくある事ですし、そのごちゃつきが前の馬に有利に働くのも当然です。順当な結果だと思います。

桜花賞を経た後のオークスでは安藤騎手の中で、ブエナはかなり力が抜けているといった比較検討が出来ていたでしょう。それだけに(一番取りたくない選択肢だったでしょうが)大外回しの安全策を取りました。非常にまずい競馬でした。対照的に四位騎手は対ブエナの見事な騎乗!その結果がブエナのハナ差の勝利。

オークスを経た今回の秋華賞では力の差は少ないという比較が出来ていて、しかもオークスのようには差せるはずのない京都の内回り2000m!四位騎手はオークス同様、対ブエナの完璧な騎乗をして、安藤騎手もリスクを負って対レッドデザイアの考えられる限りのベストの騎乗を試みました。そしてまたしてもハナ差の決着!
言わでもの事ですが、同じハナ差でもオークスに比べ、非常にシビアな、質の高いレース!個人的にはこのレースが今年のベストレースです。


ゴタゴタ(審議、降着)について。

難しい問題です。人によっていろいろ見解があるとは思いますし、実際にこれが正解という事もないでしょう。
個人的には遠心力のかかるコーナー区間で少々外に膨れる、前の馬を交わすために少々外に進路を変えるというのは大目に見るべきだと思っています

今回はブエナがインが少々開いているのにレッドデザイアの外に併せに行ったというところが問題なのでしょう。
安藤騎手にしてみれば、結局インはその後閉まってしまいますし、この進路しかありませんでした。それに末脚に絶対の信頼を置いている馬だけにここで狭いインに入れるという選択はあり得なかったでしょう。藤田騎手にしてみれば、ここで外に出すロスはできませんし、ブエナに対してはインが開いているのにわざわざ外に併せにいかなくても・・・。という事だと思います。
それぞれの思惑が微妙に交錯してしまいました。

この程度は「
レーシングアクシデント」で降着にする必要はないというのが私の見解です。この辺りをうるさくとってしまうとレースとしての質が下がります。
それにしても加害馬がどういう動きをしたではなく、被害を受けた馬が落馬する、又は大きくアクションを取るといった場合に降着となる場合が多いような気がします。

コーナー区間で少々外に出して降着になったブエナビスタに対して、真っ直ぐ走るはずの直線で大きく斜行して内側の馬をなぎ倒すような格好になった去年のトールポピーは降着なし・・・。これはいかに??

1着、レッドデザイア
よく残ってくれました。全然触れていませんが、1着付けの◎馬です。四位騎手も見事なミッション遂行。テレビで松永調教師が最後の叩き合いを見守っている姿が映し出されましたが、心臓バクバクが表情からよく読み取れました。
手塩にかけて育てた馬がG1で勝利。春の2冠はまさにこのブエナビスタに阻止されました。そのブエナと僅差のゴールシーン。この勝利は格別でしょう。

ただ、かなり負荷をかけた渾身の仕上げ。このレースを取るために全てを賭けました。次のレースはどうでしょうか?タフな馬ならいいのですが。

2着、ブロードストリート
ローズSはレコード決着。本番でも差のない3着。「スムーズなら突き抜けていた!」とか言っているようですが、それは無かったと思います。出遅れた地点で良くて3着は決まっていたと思います。
それに京都の内回りで出遅れて、後ろからごちゃついたインをスムーズに抜けるとはなんともムシのいい話。
ただこの馬、2強には届かないまでもかなり強い馬です。しかも毎回安定して走ります。

3着、ブエナビスタ
このレースは収穫の多いレースでした。初めての中団での、馬ごみの中での、インからの競馬。全く動じず素晴らしい走り。4角でのアクシデントが・・・・。この馬こそ「スムーズなら突き抜けていた!」でしょう!

京都の外回りならもう少し選択の幅もありましたし、おそらく何のアクシデントもなく勝って3冠馬になっていたでしょう。京都の内回りは明らかに向かない条件でした。
4角でゴタゴタがあってなおハナ差。やはりこの馬が力は抜けていると思います。

これだけ末脚の推進力に秀でた馬が中団で競馬が出来て、問題なく能力を発揮できるとなると後が厄介です。今後も人気でしょうし。

4着、クーデグレイス
目立たないかもしれませんが、川田騎手はローズSに引き続いての果敢な騎乗。お見事です。ローズSが見事過ぎたので、あれ以上の結果は出ないだろうと甘く見ていましたが4着。この馬に割り込まれたら馬券が外れだったので4着で助かりました。

毎回よく走っています。さすがにトライアル、本番と好走を続けたので次からは人気でしょうが、デビューからクラスが上がっても安定して毎回上位に。こういう馬は実は確かな力量という事が多いのでこれからも注目します。

5着、ミクロコスモス
末脚だけはしっかりしています。いつだったか以前に「勝負がついた後に突っ込んでくる馬」に認定(笑)しましたが、その通りのレース。

力はつけているものの、前に行けない馬。前に行く気もない鞍上。このレース末脚自慢の強い馬が数頭いて、この馬は更に後ろから行く馬。しかも京都の2000。4番人気ですが、なんでこの馬の単勝がソコソコ売れるかが全く分かりません。

ただ、決め手があるというのは一つの武器になります。今後メンバーの落ちる重賞で2,3付け要員として買う事があるかも。



秋華賞の予想

明日は京都で3歳牝馬の最後の1冠秋華賞、そして地味に東京ではかつて秋華賞を賑わせた古馬牝馬による府中牝馬Sがあります。注目度では断然秋華賞ですが、馬券的には府中牝馬Sの方が面白そうです。それでもせっかくのG1レース、秋華賞の方に参戦!

秋華賞

マイルの桜花賞、2400mのオークス、この距離もコースも違う2冠のレースで1,2,3着の馬が同じという非常に珍しい世代!
春の時点でこの3頭が実力No.1~3だったという事に異論がある人は少ないでしょう。

そして迎えた最後の1冠秋華賞。秋になって大きな勢力図の変化はあるのでしょうか?私は無いと思います。
秋華賞が荒れるかそうでないかは春の2冠の結果を見ればある程度予想がつきます。(あくまで「ある程度」です。)
そのレースの前までにいいパフォーマンスを見せて、世間が強いと認めた馬が人気になる訳ですが、悔いのないようにしっかり仕上げる春の2冠で(秋華賞の後は古馬、そして牡馬との対戦となる事を考えると牝馬の場合は特に!)強いと思われていた馬がコロッと負けて馬券的に荒れたレースになるという事は、おそらく世間が思っているほどその世代の力量の差は大きくないという事。

こういう世代なら、秋華賞で積極的に人気薄を狙うべきですが、今年は明らかに抜けた馬(たち)がいる世代。波乱はあまり期待できないでしょう。

ブエナビスタ
日本の堅い馬場での末脚の斬れを強みにしている馬なので凱旋門賞は行かなくて正解だったと思います。札幌記念は負けましたが、負けたのは小回り2000mではトップクラスのパフォーマンスを発揮する古馬の牡馬。しかもうまく内から抜け出されたのに対して外を回して僅かに届かなかったレース。これは素直に「負けて強し」。

今回は京都の内回り2000m。条件的にはこの馬向きではないと思います。溜めた脚を最後の直線で圧倒的な推進力に変える能力で他馬を圧倒してきた馬。これが出来るレースが最もこの馬の強みを発揮できるレースかと。

今回は内枠。今回安藤騎手はどんな乗り方とするでしょうか?オークスでは違う乗り方もと示唆していましたが、結局はいつもの「安全運転」。これは桜花賞でかなり力の差があると判断したから(最終的に)取れた作戦でしょう。
危なかったオークス・・・。そして今回の内枠。内回りのコースで悠長に一旦後ろに下げてから外を回すなどという作戦を安藤騎手が取るでしょうか?レッドデザイアの存在が安藤騎手に馬ごみの中でのレースを選らばせるような気がします
馬ごみの中で、最後大外を回さないレース・・・・だとしたらブエナは100%能力が発揮できるでしょうか?
このレース、私の興味は(おそらく安い)馬券よりも、3冠達成のプレッシャーのかかる中での安藤騎手の手綱捌きにあります!

2番人気、レッドデザイア
かなり強い馬。ブエナがいなければ、春の2冠は共に圧勝、そして今頃は圧倒的な人気で3冠達成を待つばかりだったはずの馬。凱旋門賞などという色気を出したブエナに対して、この馬は秋華賞を勝つ事一本に目標を定めていた馬!

オークスの後、あれだけの僅差だったにもかかわらず力の差を認めていた四位騎手。今回も内枠が引けましたし、ブエナより前で、先に抜け出す競馬を試みるでしょう。
成長の度合いもブエナより大きそうな馬。ローズSは+10キロのトライアル仕様。今回はかなり負荷をかけた調教、調教後の馬体重は早くも前走を下回るもの。次のエリザベス女王杯は眼中になく、このレースを取りに来たと考えます。
3歳の牝馬に負荷をかけ過ぎるのはリスクを伴いますが、陣営の本気度が窺えます。加えて、春の悔しい負け方、そして馬の力量、この条件に対する適性からこの馬が◎!

ブロードストリート
この馬も明らかに世代上位。この馬の誤算はチューリップ賞で桜花賞の権利が取れなかった事。オークス前に桜花賞経由の馬より1戦多く使う事になりました。その分、不利な状態でオークスを迎えました。4着でしたが、桜花賞から直行ならもう少し差が詰まっていたかもしれません。
ローズSはレッドデザイアに勝利。今回は万全のレッドデザイアの後塵を拝するという評価になります。

ジェルミナル
春のNo.3馬。ローズSの凡走から今回は上がり馬とも大して差のない評価。
福永騎手は2000mくらいがいいかもなどと。マイルが短く、2400mが長かったのだとしたら面白い馬ですが、このメンバーで勝つイメージは全く湧きません。3着以内なら。

ありきたりですが、この4頭が実力上位馬だと思います。

上がり馬、初対戦となる力のありそうな馬に期待が集まるのは当然ですが、えてして評価が高くなり過ぎるものです。比較は難しいのですが、ガチンコ勝負のクラシックに出ていない事は経験値の上からも大きなマイナスです。また、遅れて来たという事は何かしらの問題があった馬という事にもなります。
上がり馬に期待するのは、上に書いた世代間の力量の差があまりない年の方だと思います

ブエナビスタ、レッドデザイアと強力な末脚自慢がいるので、この馬達の後ろで競馬する馬はイン差しでもしない限り勝負になりません。ミクロコスモスが人気になっています、確かに春より力を付けたように見えますがこの条件では尚更消しです。

紛れがあるなら前の馬!!1頭評価したい馬が、

デリキットピース
今回で5戦目の馬。オークスにも出走し、前で競馬をして6着。経験の少ない3歳牝馬が初の長距離となるオークスでこのメンバー相手に淡々とした流れを2番手で上位に粘ったという事は評価出来ると思います。
それよりその1戦前の忘れな草賞。2戦目のレースでしたが、世代の力量上位馬、ブロードストリートに勝利!これはブロードストリートが走らなかった訳ではなく、この馬が走ったから!
このレース2着がブロードストリート、3着がサクラローズマリーでしたが、次のスイートピーSでもこの2頭が1着、2着。この2頭は2戦続けて力量分は走ったという事になると思います。

前走紫苑Sは当然のように1番人気!そして凡走。この1戦は度外視しなくてはなりませんが、この1戦の凡走だけで今回の評価が低すぎます。この馬は買い!!

最後上がりがかかってしまっている馬ですが、京都の内回りコース、人気馬が差し馬ばかり、積極的に行って、「粘り込んでどこまで」をやれば面白い馬だと思います。G1では・・・・の柴田騎手が鞍上ですが、先行馬なら期待できます。去年の哲三騎手のような気概のある騎乗を!!
大外枠なので、まずは抜群のスタートを。

印は、

◎レッドデザイア
○ブエナビスタ
▲デリキットピース
△ブロードストリート
△ジェルミナル

配当が期待できないので買う馬は絞りました。

馬券は、

3連単、

◎→○→▲△
◎→▲△→○ の6点。

3連複、

◎▲の2頭軸から○△への3点。

タマルファイ的東京競馬場での過ごし方 

先週から秋の東京開催が始まりました。

できるだけ一開催に一度は東京競馬場で観戦したいと思っています。
PATで馬券を買うのもお手軽で良いものですが、やはり現地観戦、現地で馬券を買うのに越した事はありません。
レースを肌で感じる事ができますし、馬をよりリアルに見る事ができます。大騒ぎできます!そして何より的中した時、一緒に行った人とその場で喜びを共有できるというところが一番の醍醐味です。更にはすぐにその後の「豪遊」になだれ込めます。(笑) 的中すればですが。

この前に行ったのは安田記念の前日の3歳馬のダート戦ユニコーンSが行われた日。わざわざG1レースの日を避けて土曜の地味な重賞の日を選びます。

これには理由がありまして、私が競馬が好きになった、そのルーツと言える高崎競馬ツアーでの楽しみ方が一番気に入っているからです。

http://tamarufight.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/1231-0b39.html#more
↑高崎競馬の楽しみ方についてはこちら。


高崎競馬を基準に考えてしまうと、人が多すぎて、座る所さえままならないようではせっかくの休日が・・・という気分が生まれます。もちろんG1レースを生で観るあの独特の雰囲気も好きですが、どちらかと言うと、空いている競馬場でノビノビと大騒ぎというスタイルが私には合っているようです。

今年の6月6日、ユニコーンSの日の観戦記。

高崎競馬の観戦スタイルと同じく朝早くから競馬場に行きます。
010
さすが東京競馬場。土曜とは言え、開門前にかなりの人だかりです。廃れた地方競馬とは違います!

高崎競馬では1番乗りなんて事もあったのですが・・・。(1番乗りの人は何時に来ているのだろう??)

東京競馬場の開門前に来た事のある方はご存じだと思いますが、鉄格子のようなシャッターが閉まっています。
ここが開いて開門となるですが、鉄格子の中で待たされているような気がしてここでの待ち時間は快適なものではありません。



9時半前に開門!ゲートが開いて各馬が一斉に飛び出します(笑)。土曜なのでスタートダッシュは一部の人だけでした。それでも皆足ばやにお目当ての場所を目指します。

私たちもある場所を目指します。

009 そしてここがお目当ての場所!この場所はかなり気に入ってます。

ここが今日一日の作戦本部(?)になります。
ここであーでもない、こーでもないと各レース前に頭を悩ませます。

結構イスもテーブルのしっかりしたものです。各テーブル間のスペースも十分にとられているので快適です。

また、右下の写真を見て分かるように、この場所だけ天井が高くとられていて、窓も大きくとても開放感があります。
奥にある2つのモニターではオッズ、パドックの様子、レースの様 子が映し出され、至れり尽くせりです008_5

この場所は人の流れからは外れた所に位置しているので、落ち着いて検討か進められます。

もちろんせっかく観に来たのですから、発走の時間が近づくとコース脇まで行ってかぶりつきで観戦します。

ここから真っ直ぐコースへ向かうと直線の残り200m地点の辺りに出ます。ゴール板の所で観るのも面白そうですが、個人的にはこの残り200mくらいの所で観るのが一番楽しめると思っています。

007
ここは外にも出られて、外は左の写真のようになっています。

まだ薫風の気持ちよい季節、緑もきれいで、外の席も良かったのですが、この日はあいにく雨が降ったり止んだり・・・・・。

この席を利用する時は競馬新聞が風で飛ばされないように注意を払う必要があります。

高崎競馬は明らかに鉄火場的な雰囲気!またその雰囲気によって「競馬場に来ているんだ」という実感が湧きましたが、ここは洗練されすぎていて、まるでカフェテラスのよう!コース脇に行って馬を見てはじめて競馬場に来たという実感が湧きます。



さて、この日も馬券の買い方は「高崎方式」。
1レースからチビチビ馬券を買ってレースを楽しみ、そしてメインレース(ユニコーンS)に残りの資金全部をドーンと投入!的中すれば豪遊、外れれば・・・しょんぼり。

さあ勝負開始!メインまでに資金を増やしてメインに張る額を増やせればそれだけ豪遊できる可能性が高まります。毎レース作戦本部(?)とコース脇を行ったり来たり。

早速、第2レースでワイド馬券がヒット。豊様鞍上の単勝1.5倍の圧倒的1番人気の馬は馬券圏外。
「ワイドでも結構配当付くんじゃない?」
100円しか買っていないのに結構アツくなります。(笑)006_2

配当は③-⑮のワイドが1100円。
「そんなものかな?」
そして⑮の複勝を見ると、1340円。
「???」
ご存じのように複勝は1頭その馬が3着以内に入ればそれだけで配当が得られる馬券。ワイドは2頭が揃って3着以内に入ってはじめて的中になる馬券。

JRAで更に限定した馬券の方が配当が安いというのは初めて見ました!しかも圧倒的1番人気を外しているワイド馬券なのに。

おそらく、③は2番人気の馬だったのですが、この馬からのワイド馬券に旨みがあると考えた人が多く、また⑮の複勝が盲点となっていた為でしょう。
馬券の配当分配のメカニズムからこういった事が起きても不思議はないのですが、規模の大きなJRAで起きるとは!

こういう不条理な馬券を見ると、高崎競馬を思い出します!!

高崎競馬ではJRAのようにPATでの購入はできませんから、入場した人たちがどの馬券のどの組み合わせにどれだけ金額を投入したかで配当が決まります。
そして、その入場者数が非常に少ない・・・・。となるとJRAでは考えられないおかしな配当が飛び出す事があります。

高崎競馬ではオッズモニターを見ながら馬券を買ってもあまりアテにはなりません。締め切り直前に随分オッズが変わります。そして配当が発表されて、「この組み合わせでこれしか配当が付かないの?」とか、また逆に、「こんなに付いちゃうの?」となる事がよくありました。
レースでドキドキ、的中しても配当が発表されるまでドキドキ。1レースで2度楽しめます。(笑)

確かちょっと荒れたレースで、馬単が1万5000円くらいなのに、馬連が2万3000円くらいついているレースがありました。これは馬連ではなく、わざわざ着順を限定して馬単を買った人にとっては不条理な配当!!わざわざリスクを冒して、配当のつく馬単で勝負し的中させたのに!
それでもまだその馬単が的中していればいいのですが、この馬単の裏を買って不的中となってしまった人は・・・・。
まさに高崎マジック!

今回の主題から話が逸れはじめています。話を戻します。

この日は午後になって馬券が荒れ始めました。5Rは12,11番人気の馬で決着。3連単は300万馬券。6Rも9,12番人気の馬が馬券に絡み、3連単が200万馬券。場内が配当の発表時に沸き立ちます。もちろんカスってもいません。どこか遠くの話のよう・・・。
7Rも少々荒れて、その次の8R。ビリ人気、単勝366倍の馬を丸田騎手が2着に持ってきました。これほど人気がない馬が連対するレースは初めて見ました。

未勝利戦や500万のレースは正直よく分からない馬が多いので、馬券の方もどうでもいい買い方ですが、次の9R江ノ島特別はメインに向けて資金を増やしたいレース。
本命は菊花賞でもそこそこ好走したアクシオン。2年を超えるブランクを挟んでいた馬、このレースが長期休み明け3戦目のレース。条件もOK。人気の方は2番人気。

残り200m地点でレースを見守ります。東京競馬場の直線残り400~300地点の辺りが少し上り坂になっていますが、この辺りでアクシオンはグイグイ伸びてきます。脚色が他の馬と違い、勝利を確信&大騒ぎ。そのまま突き抜けて2馬身差の勝利!

そして2着は・・・・・。

首差で1番人気のファビラスボーイが2着に割り込んでいます。もちろんこんな安い馬券は買っていません。はぁ~・・・・。前の4レースがこれだけ荒れているのだから、何もここで2着に1番人気が来なくても・・・・・。

勝負事は不思議なもので、この流れがそのままメインレースに繋がります。

そのメインレース。3歳限定のダート戦、ユニコーンS!もちろん残りの資金全額投入!(たいした額ではありませんが。)

http://tamarufight.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-3a41.html
↑前日にアップしたユニコーンSの展望

この展望で書いたように◎はグロリアスノア
ただ、あまり人気にならないと思っていたのですが、2番人気!ちょっとこれは誤算!

重賞での騎乗がまだ2度目の小林慎一郎騎手が鞍上でしたが、スタートもしっかり決めてくれて2着に馬を持ってきました!!
しかし1着は1番人気のシルクメビウス・・・・。豪遊目的なので、相手としてこの馬は選べませんでした。

いいレース運びをしていたので、途中までは大興奮だったですが、最後の直線でシルクメビウスの脚色を見てテンションは急降下!!

豪遊の夢は無残に砕け散りました・・・。

さあ腹も減ったし、安い定食屋へ Let's Go!!(笑)

お粗末な観戦記はこれで終わりです。
メインレースの写真くらいは撮ってブログに載せようと思っていたのですが、レースにのめり込み過ぎてすっかり忘れていました。

のめり込むほど楽しめた訳ですから馬券は外れてもOKです。(などとちょっと負け惜しみ。)

毎日王冠の回顧  老いて益々盛ん・・・・過ぎです!

毎日王冠はなんと8歳馬カンパニーが圧倒的1番人気にして現役最強馬のウォッカを差し切ってしまうという結果に!

これは痛恨の不的中。ウォッカを◎、カンパニーが○、そして単勝100倍を超えていた3着ハイアーゲームを3連単の相手として重く見ていただけにカンパニーの差し切りは痛い・・・。
札幌記念以来馬券の方がさっぱりですが、G1連戦を前にして、ますます当たる気がしなくなりました。

予想としてはいい予想だったと思いますが、8歳秋のカンパニーがウォッカより上位に来るという発想はまるでありませんでした。

今回のレースは去年の毎日王冠のレースをよく見ていれば正解に近づけたレースだったと思います。

去年と同様に逃げ馬らしい逃げ馬がおらず、ウォッカが逃げをうつ展開。この強い馬が開幕週の馬場を味方に軽快に逃げてしまうと、これを捕えるにはコースロス無くインで脚を溜め、ウォッカを目標に終いの爆発力に賭けるしか方法がありません。
去年はスーパーホーネット+藤岡騎手が完璧な騎乗をしましたが、今年はカンパニー+横山騎手が同じ方法でウォッカを捕えました。

去年はそのスーパーホーネットとウォッカのマッチレースで、3着以下には内枠を引き、内を通ったアドマイヤフジ、サクラメガワンダーが3,4着。外を回したカンパニーが2番目に速い上がりで5着、最後方付近から外を回して上がり最速の脚を見せたハイアーゲームが7着。

「内に前に」がキーポイントだったレースで、カンパニーとハイアーゲームは能力は発揮するも全く勝負に加われませんでした。そしてこの2頭が今年は内枠。特にハイアーゲームは全くと言っていいほど評価されていませんでした。

それにしても横山騎手にはまさにこの騎乗を期待しましたが、まさかウォッカを負かしてしまうとは・・・。(やり過ぎです・・・・。)

各馬について。

1着、カンパニー
横山騎手の対ウォッカを見据えた完璧な騎乗!カンパニーが強くなったとかウォッカが衰えたとかではなく、去年内枠に入れず思ったレースが出来ずに敗れたうっぷんを内枠を引いた今回、横山騎手が理想的なレース運びで晴らしたと見た方がいいかもしれません。それほど見事な騎乗でした。

次は天皇賞で人気にもなるでしょう。前にも書きましたが、この馬のベストディスタンスは1800mで、仮に1800mでG1があれば1つくらい勝てていたかもしれないと思っています。
天皇賞は2000m、1800m比べると少し甘くなる所があります。評価としては良くて2,3着まで。年齢を考慮にいれても、今回の前哨戦で走り過ぎた分、馬券を外すことも考えられます。
次4着なら5戦連続G1で4着という今後絶対に破られる事のないであろう記録になりますが・・・。

ウォッカを差し切る大金星」と書いてあるスポーツ紙の記事を目にしましたが、大金星とは少々カンパニーに失礼!ウォッカが横綱だとすれば、カンパニーは関脇くらいには相当すると思います。平幕が横綱に勝った訳ではないでしょう!(一応カンパニーのファンとして一言。)

2着、ウォッカ
この馬にしてはリラックスして逃げているように見えましたが・・・。
直線に入って他の馬が追いだすも、この馬は残り400の看板の所で持ったまま。その後追い出しにかかり引きつけた後続を引き離しにかかります。ほぼウォッカ→カンパニーで決まったように見えましたが、追いだすのを遅らせた割には意外に弾けませんでした。

もちろん本番前のここで強気な競馬で馬に負担をかける事は得策ではありませんし、絶対に勝つ必要もないレース。
ただ2年連続で開幕週の馬場で楽に逃げさせてもらって負けてしまうと少し考えさせられます。たった1キロの差ではりますが、斤量57キロだと微妙に影響の出る馬なのかもしれません。もう一つ、逃げて後続を引きつけてから残り350mくらいを一気に追ってビュッと伸びるというレースが適わない馬なのかもしれません。

前哨戦としては悪くないレースでした。トレーナーも優秀ですし、天皇賞は万全で迎えられるでしょう。今年はメンバーも薄いですし、勝ち負けになってしまうと思っています。
ただ、その後は嫌うつもりです。これだけ質の高いレースを使い続けてきた馬。しかも牝馬。ジャパンカップ辺りでは馬券を外す事も十分にあると思っています。

3着、ハイアーゲーム
内枠を活かした競馬ではありませんでしたが、直線では凄い脚。内を回ったカンパニーに次ぐ33.2秒の上がり!とても単勝100倍を超える評価の馬のそれとは思えません!!
いつ走るか分からない馬ではありますが、この条件は適っていると思います。いい走りでした。
いまのこの馬にとってベストは1800mだと思います。今後もヒモで拾うつもりの馬ですが、前で競馬はしないのでしょうか?
前に付けてエイシンデピュティを追い落とした鳴尾記念は強い競馬でした。この馬が後ろからいい脚を使っているのに届かない勿体ないレースがいくつかありますが、その度に前で競馬をするつもりはないのかな?と思ってしまいます。

この馬が3着に入った分、余計に悔しい結果に・・・。

4着、ナムラクレセント
去年の菊花賞で◎、来年の天皇賞春で重い印を予定している馬。
このレースは条件不適と考えていましたが、スッと前に付ける小牧騎手の判断。正解だったと思います。脚を溜めて速い上がりで勝負するような馬ではないかと。
この条件で4着なら今後に向けてかなり楽しみな馬です!馬の成長もかなりありそうです!!次はどこに向かうのでしょうか。早めに賞金を加算しておかないと!

5着、サンライズマックス
この馬は力はありますが、長い直線のあるコース向きの馬ではないと思います。そうでないコースで評価する予定の馬。

7着、スマイルジャック
前走は新潟の高速馬場を32.5秒の脚を使って勝利しましたが、本来そのようなレースで強みを見せる馬ではないと思っています。このレースは前に付ければ少々怖い馬でしたが、後ろにいたので安心して見ていました。
マイルから1800mくらいが適いそうですが、今回のような軽いレースにならない所で買いたい馬。

9着、ヤマニンキングリー
柴山騎手曰く、「今日はレース前にイライラして立ち上がったりで、燃え尽きちゃった感じ。」
小回りコースに特化している可能性を感じていました。このレースでまともに走ってどんなものか判断しようと思っていただけに残念。
次は天皇賞でしょうか?力の割に人気を落とすと思われますが、やはり長い直線が適う馬とも思えず評価は低くなると思います。


今回は◎と○を打った馬の決着で人気薄のハイアーゲームを評価していたレース。8歳秋になってなお頑張っているカンパニーの勝利は喜ばしいのですが、馬券は・・・。
がっかりしていた中で救われる事がひとつ。

Photo_5








参戦している予想コロシアムの架空馬券ではありますが、てっきり3連単のフォーメイションを買っていたつもりでしたが、3連複のフォーメイションを間違って買っていました。
架空馬券とは言え、十分な憂さ晴らしになりました。

これをいい風に取って、来週からのG1連戦に臨みたいものです。

毎日王冠の予想

今週から東京と京都の2場開催が始まりました。そして明日は東京で毎日王冠、京都で京都大賞典の2重賞があります。

毎日王冠
ご存じ、秋の東京開催の最初にある名物重賞。1998年の伝説となるレースをはじめとして数々の名勝負が演じられてきました。
ここ2年は1分44秒台の高速決着。週中に季節外れの台風の通過がありましたが、その後は晴天が続いているので、これに近い決着タイムになるのではないでしょうか。

一昨年は暴走気味に逃げる馬が2頭いたので、2つ目、3つ目のラップが10秒台と前半が速くなり、後方にいた馬2頭で決着。ダイワメジャーはこのラップを前に付けて3着ですから強いとしか言いようがありません。

去年はウォッカが逃げて、1200~1400mの区間で10.5秒の脚を使ってここで勝負を決めてしまうという乗り方。
この開幕週の馬場でウォッカほどの馬にこんな競馬をされては他の馬はどうしようもないはずでしたが、マイルでG1級の馬、スーパーホーネットが内枠を引いていた事がウォッカにとって不幸でした。
スーパーホーネットは枠を活かして距離ロスを無い追走をし、そしてもちろん目標はウォッカ!最後に見事な爆発力を見せ。ゴール前で首差差し切りました。まさに「蜂の一刺し」。

藤岡佑介騎手の騎乗が素晴らしく、スタートはウォッカと互角と言っていい抜群のスタート。その後は淡々と逃げるウォッカとは対照的に終始内ラチ沿いでひたすら脚を溜め、最後の爆発力のそなえました。そして全くロスの無いコース取りで最後の爆発力を引き出しウォッカを差し切りました。このベストと言っていい騎乗の中で何か一つでも欠けていたら届いていなかったでしょう。

このレースは「内に前に」のレース。随分後ろにいたり、4角で外を回すなど悠長な事をやっていては勝負にならなかったレース。上位4頭の馬番が、16頭立てで2,3,5,1であった事からも明らかだと思います。

前置きが長くなりましたが、今年は。

まず強力な逃げ馬がいません。おそらく上がりの速い脚が求められるレースになるでしょう。ウォッカに対抗し得る存在として去年はスーパーホーネットがいましたが、今年は・・・。
個人的にはいるとは思えません。

開幕週の良馬場、前に行けて、そこから斬れのある脚を繰り出せる馬、しかも東京コース、そして抜けた力量・・・・。いくら天の邪鬼の私でも逆らいようがありません。どんなに人気でもウォッカが1着固定の◎。

対抗の○はカンパニー
去年の馬番は9番。内に入っていれば他の作戦も取れたと思います。横山騎手も高速馬場だけに内、距離ロスのない競馬を意識していましたが、内を差せるスペースはありませんでした。4角でも外に出すしかなく、それでも最後まで伸びて5着。
そして今年は前に行くであろうウォッカを意識して距離ロスを少なく追走出来る内枠!

何度も◎を打ってきた贔屓馬ですが、ベストディスタンスは1800mだと思っています。終いの斬れもある馬ですし、時計勝負も問題ないと思います。そして去年と同じローテ、休み明けも去年と同じだけ走れれば問題ないでしょう。
人気の方も、現在ナムラクレセントと4,5番人気を争っています。これなら迷わず2,3着付けの対抗にします。

いつだったかカンパニーを年齢、そして使ったレース数を考えて、今後は本命にはしないとか書いたような気がしますが、この馬はなかなか老けこみません。「老いて益々盛ん」な馬。頭が下がる思いがします。
G1で4連続4着!!(その最初となる天皇賞は悶絶のハナ差。) カンパニーを軸に3連馬券を買い続けた人にはご愁傷様としか言い様がないのですが、今回はG2、メンバーを見ても2,3着に来る可能性は結構高いのでは?と期待しています。

また、横山騎手にはウォッカを負かそうとしない、ウォッカを目標に着を拾う競馬を期待します。(一流ジョッキーに失礼な注文ですが・・・・。)

今回人気になっているのはスマイルジャックとヤマニンキングリー。

2番人気、スマイルジャック
この馬が2番人気は少々意外。前走の関屋記念の勝利が評価されているのでしょうか?
ここ3戦後ろからの競馬というのも今回のレースでは引っ掛かります。特別斬れる脚を持つ馬とも思っていないので後ろからなら馬券を外す可能性十分なのでは?

関屋記念では後ろから差し切りましたが、前にいた馬があまり強いとは思いません。むしろ32.5秒とこの馬に似合わない脚を繰り出した事の方が不安です。マイラーズCでは33.4秒の上がりを使って3着に入りましたが、次の京王杯SCでは1番人気でコロッと負けています。

老いたカンパニーより力量で上とも思っていませんし、この人気なら消しで。

3番人気、ヤマニンキングリー
札幌記念ではブエナビスタに勝利!おかげで3連単を外す事になりましたが、馬単をこの2頭の表裏を買っていたので結局お世話になった馬。
去年の暮れから抜群の安定感!馬体重が10キロ増えようが、20キロ減ろうが関係ない馬!!
2つ不安な点があります。
一つは20キロ減って激走した後のレースという事。もう一つは、こちらの方が怪しいと思っているですが、6戦連続連対という抜群の安定感もすべて小回りのレースであったという事!仮に本格化前だったとしてもその前の掲示板にも載れなかった2戦は外回りコースでのレースでした。

札幌記念の時に「休み明けでも小回りコースの2000mレースでこの馬が凡走するイメージが湧かない」と書きましたが、確かに小回りのレースでスッと加速出来る能力はなかなかのモノですが、長い直線を上がり33秒前半で上がりなさい!というレースになった時に額面通りの強さを発揮できる馬でしょうか?
充実している馬なので買い目には入れますが・・・・。

もう1頭、カンパニーと同等の評価を受けているのがナムラクレセント
菊花賞で◎を打って非常にお世話になった馬。
この馬はしぶとく伸びる脚という事で評価した馬です。菊花賞では斬れがない分前で競馬をした和田騎手に救われたと思っています。
今回は開幕週の東京1800m、そして大外枠。そして人気に。
今回は消し・・・・としたいかったのですが、前走1800m戦、1分44秒台のレースを差し切って勝利。無下に切るのも・・・・。来年の天皇賞春で重く見たいと思っている程の応援馬なので3着の所にだけ印を付けます。

逆に人気薄で拾いたい馬は、

アドマイヤフジ
去年は「内に前に」で川田騎手の好騎乗によって3着。今年も内枠。ウォッカが演出するレースならば同じ乗り方で十分馬券圏内が期待できると思います。

ハイアーゲーム
キングカメハメハのダービーの3着が印象的な馬ですが、1800mくらいが良さそう。去年は後方からのレース。論外だったレースですが、上がりだけは最速、7着にまで押し上げました。
激しく人気が無いので、前々走はダービーと同日の極悪馬場。前走は後ろにいたら何も出来ないレース、として積極的に買います。内枠が引けたので少しでも前に行ければ。

印は、

◎ウォッカ
○カンパニー
▲アドマイヤフジ
△ヤマニンキングリー
△ハイアーゲーム
×マッハヴェロシティ(3着のみ)
×ナムラクレセント(3着のみ)
×サンライズマックス(3着のみ)

馬券は3連単。

◎→○→▲△× の6点。
◎→▲△→○ の3点。

案山子(かかし)の代わりに??

お盆休みに出かけた時、変わったものを見つけたので今日はその事について。

一面に水田が広がり、山から涼しい風が吹いてくる素晴らしい場所。その風が稲をなびかせ、風が通ったところがハッキリ分かります。

002 この左の写真のような案山子が一般的なものでしょうか。

元気に青々を育った稲が夏の太陽に照らし出されて、まさに美しい日本の原風景!このような地域に育ったわけではありませんが、なんとなく懐かしいような気さえします。

こののっぺりとした原風景に案山子はちょうどいいアクセントになります


カラスよけなどとして役に立っているのか?についてはいささか疑問が残りますが、やはりこの風景に中に案山子は必要な気がします。


出先でアテもなく歩きまわる事が大好きな私でですが、知らない土地だけに新しい発見をする事が少ないありません。

003_2 まずは軽いところから。
なんと縁起物のダルマが畑の番人!

1月のダルマ市などで購入し、ありがたく神棚などに飾り、1年間のお役目が終わるとお焚きあげに持って行くというのが通例だと思うのですが、風雨にさらされながら畑の農作物の番をしているダルマがいるとは!!

風雨にさらされた為か頭の部分の赤が剥離しています。目に入れた黒は少し薄くなっていてまるで泣いているようです。

これは案山子以上に番人としての効果が薄いと思うのですが・・・。

後ろに見える2体は転がっていて、ふて寝しているよう。

ダルマもまさかアウトドアでお役目をさせられるとは思っていなかったでしょう。

なんとバチ当たりな・・・・。


次のモノは少々衝撃的です。
案山子の代わりにこんなモノがあるとは夢にも思いませんでした。


陽は西の山に傾き、辺りが暗くなり始めます。そんな中、水田の中央を貫く農道を歩いていると水田の脇に何か小さなモノがあります。

005 ええっー!! 生首?晒し首?!

水田の農道側にこのような生首(?)が5つあります。
マネキンの首だけが棒の先に突き刺してあり、全て農道の方を向いています。
また、このマネキンがよく出来ていて、非常にリアル!

(←クリックすると拡大されますが、あまりにリアルで夢にまで出てくる可能性がありますのでおススメし兼ねます。)

誰もいない暗くなり始めた農道でこの生首に出くわすとドキッとします。

アウトドアで使用されるマネキンも中々ないでしょう。しかも首だけ!

これもおそらくカラスよけなどの効果はほとんどないと思われます。
あるとするならば、・・・・・・ 「人間よけ」!

これしか考えられません。農道側を向くように5つ並べて設置してあるので間違いないでしょう。

004_4 中世の東欧にこんな話があります。
今で言うルーマニアに大国オスマントルコが攻め入り、それを迎え撃ったのが残忍な統治者として知られるヴラド3世(串刺し公)。小説「ドラキュラ」のモデルになったという説のある人物です。

彼は捕えた敵兵を棒で串刺しにして、敵の目につく所に数多く並べるという残忍な策で敵兵の恐怖心を呼び起こし、この巨大な敵を退け、国を守りました。

「攻め込んで来るならこのようになるぞ!」と直接的な、非常に分かりやすい形を用いて敵を脅し、結果的に国を守った事になります。


さて、この串刺しにされたマネキンの生首・・・・。

「ウチの田んぼの稲を盗んだり、いたずらする奴はこうなるぞ!」という警告のつもりだとしたら随分ドスの利いた警告になります。

寂寥感漂う、ほの暗い農道でこのマネキンの生首と目があうと、マネキンとは言え、精巧な人の形をしているだけに本能的に恐怖を感じます。また同時に、この水田の所有者に対して得体の知れない不気味さを感じます。

この悪趣味な水田の所有者とは心底関わり合いになりたくない!

となれば、「人間よけ」の水田の番人としてこのマネキンの生首は非常に効果的であるという事にはなりますが・・・・・。(美しい日本の原風景にこのアクセントはちょっと・・・・)

スプリンターズSの回顧

スプリンターズSビービーガルダンローレルゲレイロのマッチレース。きわどい勝負になり、長い写真判定を経て、ハナ差でローレルゲレイロのスプリントG1連覇という結果になりました。

11.9 - 10.2 - 10.8 - 11.2 - 11.5 - 11.9

今のスプリント路線はレベルが低いなどと失礼な事を書きましたが、G1らしい中々締まった流れの見応えのあるレースでした。
ローレルゲレイロが逃げ、レースをコントロールする事により中山の1200G1としては落ち着いた流れになり、緩急のついたレースになると想定しましたがG1レースを軽く見過ぎていました。

ローレルゲレイロはスッと楽に先頭を取れるようなタイプの馬ではないので、藤田騎手が押して押して先頭に立ちます。そして単騎逃げに。アルティマトゥーレはローレルより良いスタートを決めましたが強引にハナを主張するローレルに対して控え、インで脚を溜めるレースを選択。おそらくは馬自身初めて経験する前半の速い流れ、これは好判断だと思いました。

誤算はあれだけ押して先頭に立ったローレルゲレイロがワンペースで押し切ってしまうレースをした事。そしてここ2走あれだけ失速していた馬がG1馬らしい底力に溢れる能力を発揮した事。
道中少し緩めて、もう少し上がりが速くなるレースなら勝ち目もあったでしょうが、経験豊富な実力馬に中山でワンペースの競馬をやられてしまうと経験不足が露呈してしまったような気もします。

勝ったローレルゲレイロ

高松宮を制してもなお、1400mベストの馬、本質的に1200mは短いと以前にも書いたと思いますが、馬場も味方になったとは言え、中山1200でこれほど強い競馬をされてはぐうの音も出ません!見方が間違っていました!この馬は強い「スプリンター」です!

それにしてもレース中見ていたのは前に付けたアルティマトゥーレとビービーガルダン。この馬は逃げていますが、近走の走りからも早めに失速すると思っていました。レース中も4角まで縦長の形が保たれていたので強引な逃げ方とあわせて失速は間違いないと確信していたのですが・・・・。さすがG1馬。G1での見事な変貌ぶり!!驚きました。

それにしても、あれだけ押して先頭を取りに行ったのに、3着以降の馬と比べても最後にもうひと伸びしているようにも見えます。(数値的には失速しているでしょうが。)この底力有無がG1を取れる馬と取れない馬との差。
さすが超良血馬キングヘイローの仔。見事な底力でした。

2着、ビービーガルダン

安藤騎手にとって勝ち負けにかかわるG1の長い写真判定は去年のあの天皇賞秋以来の事。ここまで微妙な判定になると、もうほとんど運、不運の域の事だと思いますが、またしても・・・・。

ビービーガルダンは充実しています。去年は今年ほど締まったレースではなかったので前で巧く立ち回ったものの、決め手に上回る馬にやられての3着だったような気がします。流れがどうあろうと前で競馬が出来るこの馬は安定感抜群なのですが、ワンペースの競馬でより強みが活かせる馬だと思っています。
緩急がつくとの想定だったため印を一つ下げましたが、仮に逆の想定で予想したとしてもやはり勝つイメージには乏しく○にしたと思います。
今日の走りは勝ちに等しいもの。いつかは1着付けの◎に指名する事もありそうです。

3着、カノヤザクラ

好走が続かない馬として消した馬が3着に滑り込み!この馬の3着はかなり意外でした。出走表で馬名を見るなりすぐに切った1頭・・・・。
1,2着馬以外は全く勝ち負けに加われていないので、3着馬以降はほとんど着差もありませんし、どの馬もそれほど大差無いと思うのですが・・・。
馬場が高速だった事が追い風になったような気がします。

4着、アイルラヴァゲイン

この馬が4着。先行出来る、底力キャラの馬として活躍してきた馬ですが、近走は見る影もなく、先行出来るかどうかも怪しくなっていました。とても買えない馬でしたが、元々中山1200mの適性はかなりのモノ。
それでもこの馬が4着。やはり馬場も含めて「前に前に」のレースだったという事でしょうか?

5着、アルティマトゥーレ

松岡騎手は馬場を考慮に入れた、この馬が勝てる可能性の高い騎乗をしたと思います。上に書いたように緩急のある流れなら面白かったと思います。
この流れで止まらないG1級の底力を持つ馬を最後の直線で底力をもってとらえるというのはこの馬には少し酷だったでしょう。
それでも真っ向勝負で見せ場を作りました。ローレルゲレイロの外に並びに行こうとした時に横山騎手のアーバニティーに蓋をされた事が響きました。1番人気を背負ってしまった事が影響していると思います。
ただ、ここでスムーズに進出したとしても最後はタレていたように思えます。
5歳馬ですが、まだ使ったレースの少ない馬。もう少し軽い質のレースなら期待できる馬でしょう。スタートも抜群にいいですし、スピードがあり、スプリンターとしていい資質を持っている馬だと思います。今回は初めて経験するかなりの底力勝負。今後の糧になれば。

松岡騎手はこの馬の良さを活かすためにベストの騎乗をしました、結果論になりますが、彼もレース後のコメントで言っているように「先に行ってしまえば」・・・どうだったでしょうか?

7着、アーバニーティー

外枠を引いてしましたが、横山騎手は馬場を考慮に入れて「前に、内に」を意識する競馬。さすが一流のジョッキー、このレースどこに「理」があるか見抜いています。
しかも4角で進出しながら1番人気の馬を内に封じ込めるしたたかさ!そして脚色の良い2番人気の馬との併せ馬に持ち込みました。
ほとんど完璧な騎乗!!残念だったのは外枠だったので前半の速い流れの中で脚を使わざると得なかった事と馬の底力がG1級ではなかった事。


今回のレースは雨が降ってなお、中山の馬場が非常に良く、速い時計の決着になると予想出来た事がキーポイントだと思います。
距離ロスのない競馬をしなくては勝ち負けにはならない。(たとえポジションを取る為に脚を使う羽目になっても。)

それを意識出来るジョッキー、それを可能に出来る馬の脚質、(内目の枠、)そしてG1の流れで必要になる馬の底力。これらが勝つ為に必要な要素だったと思います。

底力に溢れる2頭が演出する見応えのあるマッチレースでしたが、私の予想は道中緩む想定で、1番人気の馬が◎で、2番人気の馬が○。せっかくのG1レースで何とも消極的で冴えない予想!んー。

スプリンターズSの予想

いよいよ秋のG1連戦が始まります。今週はその第一弾、スプリンターズS

ゴール前まで会心の的中を確信して雀躍り気分だったのですが、まさかのハナ差で馬券は紙屑に。悶絶した春の高松宮記念の借りは秋のスプリンターズSで!

今後のG1連戦の弾みとする為にもこのレースは的中させたいものです。

今年のスプリンターズSの予想はすぐに終わるはずでした。
◎はスリープレスナイト、○には真ん中から内の枠を条件に3着期待で4歳のアポロドルチェ。この2頭の3連複。随分前からこれで行こうと思っていました。

ところがスリープレスナイトは引退、アポロドルチェは大外枠・・・。
オマケに時計がかなり速い今の中山の馬場。週中が雨続きで昨日も降雨があり、アポロドルチェには好材料かと思いましたが、日曜は天気が回復。
そして今日はやや重スタート。1レースの未勝利の1200m戦で1分9秒1。これは馬場の回復も併せて考えればやはり1分7秒台の高速決着となる公算が高そうです。

今のスプリント路線はお世辞にもレベルが高いとは言えません。
去年の1,2着馬、スリープレスナイト、キンシャサノキセキが最近ではこの路線のNO.1とNo.2だと思っていました。スリープレスは引退し、キンシャサが昨年のこのレース以後明らかに輝きを失っている今、大きな流れからすればグローバルスプリントチャレンジのトップにいる海外馬が突き抜けても何の不思議もありません。かと言って時計の速い中山の1200mで追いこみ馬であるこの馬を重く見る気にもなれません。


まず予想されるレースの流れですが、ローレルゲレイロが逃げるのではないでしょうか。調教師も「この馬を追いかけたらつぶれるよ」的な事を牽制の意味で周りに言っていますし、げんに高松宮杯も先行しようとする馬に対して藤田騎手が牽制(恫喝?)して単騎に持ち込めた事が最大の勝因でした。

中山1200mはスタートしてから下り坂が続きます。その為他の競馬場と比べれば前半がかなり速くなるのですが、藤田騎手が周りを牽制(恫喝?)しながらレースの主導権を握ったらどうでしょうか?中山1200mG1特有の激流にはならないような気がします。

前半がかなり速くて多少上がりが掛かれば外枠の差し馬にもチャンスがありそうですが、そうはならない想定。加えて馬場の良い中山の芝。内も良さそうです。やはり「内で、前で」の馬が有利にレースを運ぶ事になると思います。
外を回した馬は距離ロスの分だけ、それがそのままゴール地点の着差になりそうです。

そうなるとこのレース◎にしたい馬がいなくなります。それでも秋最初のG1レース馬券は買います。

先にある程度人気になっていて消す馬。

キンシャサノキセキ
強いまま引退する馬もいますが、純粋にスピードの能力が求められるスプリンターはパタッと走らなくなる事がよくあります。この馬もそうではないかと。岩田騎手がよく乗りこなして印象があったので乗り替わりは大きなマイナス。
岩田騎手が手放した地点で消しの対象馬にする事は正解ではないかと。

グランプリエンゼル
速い時計への対応能力が未知数。ここ2走洋芝での好走を含め時計のかかるレースでのみの実績。加えて斤量が2キロ増。しかも人気。

カノヤザクラ
3戦続けて好走の続かない馬。しかも今回は4戦目!この馬の目標は明らかにサマーシリーズ。ローカルの1200重賞を万全にして好走する馬。陣営もそれを考慮したローテ。
今回はローカルの後にあるオマケのレース。しかも人気。
中山替わりが良いイメージはありませんが、速い時計への対応能力はありそう。

ローレルゲレイロ
1200mのG1だが、高松宮は逃げて恵まれたレース。個人的には1400mがベストの馬だと思っています。単騎逃げが叶った場合は少し怖い馬ではありますが、前走、前々走と前に行って最後あれだけ失速していてこの人気では迷わずの消し。

シーニックブラスト
多分強い馬!ただ適性は分かりません。圧勝もありそうですが、惨敗もありそう。
強いと感じた外国馬は大抵押さえますが、今回は軸にした馬が人気馬なので消し。それだけです。


このレース◎はアルティマトゥーレ
押し出された感じの本命です
この馬は軽視する予定でした。セントウルスSが人気の根拠ですが、毎年このレースは阪神の開幕週に行われるため、前に行った馬が馬券になり、後方からいい脚を使った馬は届かないレース。
この馬に向いた事は確かですが、あの圧勝劇!強いスプリンターである可能性も十分にありそうです。1200m限って言えば、500万、1000万、1600万と条件戦を一発でそれもかなりの着差を付けて圧勝。そして重賞でも圧勝!余裕さえありそうです。
中山のG1で前半が多少速くなっても十分勝負になる器かもしれません。

更には高速の馬場で、ローレルゲレイロが逃げて主導権を握ればさほど速くはならない可能性が高い。つまり先行して脚を溜められた馬が突き抜ける可能性が高い。となると今回の条件が一番向いていそうなのはこの馬???
今回も騎手の指示に素直に従えれば、勝利へのハードルはそれほど高くないかもしれません。

○はビービーガルダン
◎が1番人気で、○も2番人気・・・・。前哨戦を勝った者同士の2頭軸・・・・。散々考えた挙句がコレ。何ともつまらない予想です。

去年のNo.3!No.1,2はいません。
時計が速くなると限界が高くはない感じの馬ではありますが、3着以内なら可能性は高いと思っています。去年のような感じでレースをしてくれれば。
ローレルゲレイロが逃げて他の馬が無理に競り合わないならば、この馬にとって好都合と考えます。ローレルゲレイロの後ろに付けられればチャンス?!
気になるのは安藤騎手が「4コーナーあたりで反応が悪くなるのでその点だけ注意して乗ろうと思っています。」と言っている事。どうのるのでしょうか?4角先頭を目指す作戦でしょうか?日本一この馬の事を熟知している人ですからこの工夫が良い方に出ると信じるしかありません。


相手は

トレノジュビリー
1分6秒台のTV愛知OPを勝利。その後洋芝のレースを2戦凡走した後、人気が落ちて今回のG1へ。
時計勝負歓迎、内枠もOK。騎手も申し分なし。問題は最後の急坂??

アーバニティー
高松宮杯の結果といきなり休み明けでG1と言う事を度外視する必要がありますが、この人気なら買えます。中山巧者。中山の1200mは特殊な条件だと思っているので、2連勝中のこの馬は軽視できません。
持ち時計も不足していますが、速い時計の条件を走っていないだけと言う事も出来ます。外枠も前に行ける分だけ見込みがあります。

サンダルフォン
ここ4戦の走りは悪くありません。ただ前が止まらないだけ。前が止まった北九州記念ではきっちり勝利。一応準OPでこの条件での勝利の経験あり。今回は前が止まらない予想ですが、力の割に人気がないので。

プレミアムボックス
2走前にCBC賞を勝利。しかも中山1200重賞も制した事のある馬なのに人気薄。この馬のこの条件に適性を持つ馬なのに人気がないので差し馬でも買います。

マルカフェニックス
外枠ばかり引いている馬。内目の枠は勝利した阪神Cのみ。そして今回は内枠!
去年の北九州記念では次走スプリンターズSを勝つスリープレスナイトに0.3秒差の2着。このレースは1分7秒5と速い決着のレース。福永騎手手綱捌き一つで十分馬券圏内。

ヤマニンエマイユ
京成杯AHで◎。現在ブービー人気。
東京、新潟の時計の速い1400m戦で勝ち星あり。北九州短距離Sではほとんど勝ち馬とタイム差のない5着。全く1200mがダメというわけでも・・・。
今回は最内枠。何か間違ってスタートを決め、内で脚が溜められれば。(たぶん追走に苦労すると思いますが、内を追走するなら。)
左回りの条件で騎手が替わるまで買わない予定でしたが、不人気に惹かれて買ってしまいます。

勝負馬券は3連複。

◎○2頭軸から ③⑮⑭⑪⑤① の6点。

馬連

◎から③⑮⑭⑪⑤① の6点。

今年も残り3ヵ月 G1シーズン突入!!

今年も早10月。残すはたった3ヵ月です。
競馬ファンにとって、この3ヵ月はG1レースが多数あり、非常に密度の濃い3ヵ月となります。

天高く、馬肥ゆる秋!」 夏場を休養にあて、春の疲労を抜いた一流馬は渾身の仕上げで天皇賞、エリザベス女王杯、マイルCS、ジャパンカップなどの目標レースを目指します。3歳馬も夏馬の休養を挟み、更に馬体が充実し牡馬、牝馬共に最後の1冠を目指します。
乾燥した空気に覆われた抜けるような秋晴れの下、充実した馬体を光らせて一流馬達がG1で激突!しかもこのG1が連戦になるのだから競馬ファンにはたまりません!!

一流馬に携わる人にとって勝負の時になりますが、競馬ファンとてそれは同じ。
1年を12ハロン戦(2400m戦)に擬するなら、残りは3ハロン(600m)。2400m戦と言えば、東京のダービーやジャパンカップがありますが、残り600mは勝負を決する4コーナーから直線区間になります。ここでどの位の脚を繰り出せるかが勝負の分かれ目です。G1連戦の中で一つは会心の馬券を的中させたいものです!

去年はいい位置に付けて4コーナーで一気に進出!後続を引き離しました。結局この差がモノを言って最後はパッタリと脚が止まるも圧勝。
今年もとりあえず流れに乗って勝ちを狙える位置に付けていますが、最後の直線でどうでしょうか?直線を凌ぎ切るだけの脚が残っていればいいのですが・・・・。

2009_17




ウマニティ参戦も今年で3年目。架空馬券で懐具合を気にせず馬券が購入できるというところがお気に入りですが、少々飽きてきており最近では重賞レースくらしか買っていません。
年間+収支を目標にしていますが、今年は3/4を終えて、ほぼトントン。まさに残り3ハロンが勝負になります。

今年、これまでにちょっと悔しいのは安田記念。2強のマッチレースと予想し、3着に入る相手はカンパニーとファリダットと予想して3連単勝負をしましたが、ファリダットの馬番を間違えるという失態!

もう一つは高松宮記念。トウショウカレッジとスリープレスナイトの3連複で勝負。ゴール前で的中を確信していたのですが、トウショウカレッジの内に1頭ソルジャーズソングがおり、ハナ差で馬券を外しました。勝ったローレルゲレイロは相手筆頭の評価、3着争いになった人気薄ソルジャーズソングも相手で4番目に評価していた馬だっただけに・・・・。
◎馬が馬券を外してはただの外れではありますが、去年のスプリンターズに引き続いて◎を打った思い入れたっぷりのトウショウカレッジだっただけにこのハナ差は痛恨でした。

今週は秋のG1シリーズの第一弾スプリンターズS
春の高松宮記念の借りは秋のスプリンターズSで!!


どうも札幌記念以来的外れの予想が続いていますが、このスプリンターズSで流れを変えておきたいところ。

例年、ローカルで稼いだ分を秋のG1で吐き出すという傾向が強いです。タイプとしては最後の踏ん張りが利かない馬??今年はスコーンと最後の直線を駆け抜けたいのですが、さてどうなりますか?

秋のG1、会心の的中で懐に入ったお金でウマいものでも食べに行き、「天高く、馬肥ゆる秋」ならぬ、「タマルファイ肥ゆる秋」としたいものです。

この後有馬記念までの3ヵ月、鼻息の荒い予想記事が続く予定です。(笑) 

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