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優駿牝馬(オークス)の回顧  馬場差さえ覆してしまう豪脚

オークスは圧倒的な1番人気であったブエナビスタが差し切り勝ち。
上位人気馬が順当に走ったレースではありますが、このレースは衝撃的でさえあります!

今の東京の馬場で大外を回ってあの差し脚は普通に考えてありえない!!
本当に外の馬場は伸びない馬場だったのだろうかと疑いたくなるほどの爆発力。

今まで数々の力のある馬が馬場に泣かされるレースを見てきました。明らかに力量最上位、渾身の仕上げで状態万全、そして馬もそれに応える走り・・・。しかし馬場に有利、不利があり通った所が伸びない馬場で勝利には届かないレース。
今回は明らかに内が伸びる馬場、外を回しては届かない馬場。騎手のそれは重々承知!内から力のある馬が巧く抜け出したら、それを外を回して差そうとしても届かない馬場。

安藤騎手は想定していたレースプランの中でも最悪に近いレースをしてしまいました。おそらく外を回す競馬は様々な事がうまくいかなかった結果として最後に選択する手段。スタートで後方になってしまった事が痛かったと思います。「今日は馬の力で勝てたようなもの」とインタビューでも答えていましたが、正直なところでしょう。
今までが大外回しの末脚勝負一辺倒のレーススタイルだったので、それをいきなりオークスで変える事は難しい事です。今の東京の馬場状態とブエナビスタに準ずる能力の持ち主、レッドデザイアの存在がNo.1ホースの競争スタイルの変更を強いる形になりました。しかし想定通りにはいかず、結局「いつもの」競馬。

逆に今日の四位騎手の騎乗は完璧の一言。
ブエナビスタに勝つにはこの乗り方しかない!というもの。スタートを決めて中団に取りつき、内枠を利して終始内々をロス無く走ります、直線も伸びる馬場に乗せ先に抜け出す競馬。ちょうど前も開いていて願ったり叶ったり。四位騎手の何とかブエナを負かしてやろうという執念が呼び寄せた幸運。
全くロスなく、抜け出すタイミングも抜群。馬もその騎乗に応えました。レッドデザイアの走りも四位騎手の執念の騎乗もまったくもってオークスを制するのに十分値するもの!!

衆目一致でこの馬が勝つだろうと言われたレースという点では、2005年のダービーでディープインパクトに対してこの馬に勝つにはこの競馬しかないと直線で敢然と抜け出したインティライミ+哲三騎手を彷彿とさせます。

安藤騎手が少々迷いのある騎乗をしてしまい、ブエナビスタが大外を回さざるを得ないという幸運までも呼び寄せましたが、それでもなお最終的には不運だったのはブエナビスタの末脚が本当に化け物級のモノだった事・・・・。

スタートを決め、内で巧く立ち回って先に伸びる馬場を抜け出したレッドデザイア。これとは対照的にスタートで不発、4角で少々迷って結局いつも通りの外を回す事を選び、伸びない外の馬場を差して来ようとするブエナビスタ・・・・。
この時点で誰の目にも勝敗は見えているはずでした。
私は勝ち負けよりもブエナは馬券圏内にも届かないのでは?と思っていました。

内外イーブンの馬場でも差し切るのは難しいと思えるレースで、明らかに馬場差があるという現実をひっくり返して差し切ったのは衝撃的!馬場差を馬の力で覆してもぎ取ったG1勝利というは中々見れるものではありません。
それだけに長く記憶に残るであろうレース!!いいレースが見れました!

多分、ブエナビスタが桜花賞くらいのスタートを決めてレッドデザイアの近くで競馬をして、外を回さずに抜けられたら圧勝していたレース。
レースがドラマチックになるように競馬の神様がブエナビスタ、安藤騎手に魔法をかけて外を回す競馬をさせた?なんて想像をしたくなるようなレースでした。

去年の天皇賞秋の時も思いましたが、2000mとか2400mとかの長い距離を走りながら、それも同じようなコースを通ったわけでもなく、馬の力量にも違いがあるのになぜゴールに地点でハナ差なのか?不思議でなりません。

騎手、馬、見守るファン(?)があの馬には負けてほしくない(負けられない)と強く思うから際どい勝負になるのでしょうか?おそらく誰にもこれを論証する事は出来ないでしょう。
この不思議なアヤが見る人を引き付けてやまない競馬の魅力だと思います!

ちょっと感傷的になりましたが、現実に戻って回顧を。

ブエナビスタとレッドデザイアの着差はハナ差ですが、2頭の力量には相変わらずの差があると思います。ブエナビスタが今後どんな競争スタイルを取るかは(末脚を恃みとし、傲慢と言えるほどの大外回しをするか、好位差しを目指すのか)分かりませんが、前者を選択するならレッドデザイアにも勝機はあります。
もしブエナが本当に凱旋門賞に向かうなら(これだけ日本の馬場で斬れる馬、終いの斬れを強みにしている馬がタフな欧州の馬場で同じようなパフォーマンスが出来るとは考えづらいですが。)レッドデザイアの秋以降への展望は明るいと思います。

レッドデザイアも十分にG1が狙える馬、仮にブエナビスタいなければ凄い強いオークス馬として記憶されたはずの馬。秋華賞、そしてその後の古馬との対戦が今から楽しみです。
印は打ったものの、馬券の旨みという点でこの馬を軽く見ていた自分に猛省を促したい気持ちです。(恥)

3着、ジェルミナル
この2頭と同世代、同性に生まれた事を悔むしかありません。福永騎手の言うように長い距離は向いていたでしょう。このレースが一番可能性があった馬。それでも勝負にならず。うまくレースを運んだのに外からあっと言う間にブエナビスタに先に行かれた時、その後ろ姿を見ながら福永騎手は何を思ったのでしょうか?
前での競馬を希望でしたが、それでも勝負にならなかったでしょう。むしろ3着を取るなら今回のレース運びがベストであった可能性は高いような。

4着、ブロードストリート
この馬も印を打ちながらスイートピーSが1戦多いと予想で書きましたが、そのスイートピーSと同じくらいは走りました、タフな馬です。インの馬場に乗せ末脚を巧く引き出す好騎乗でした。ただ、その前を行く馬が3頭いた。それだけの事です。

5着、ディアジーナ
本命馬、理想的なレース運び。不覚にも直線に入った所で馬券圏内は堅いと感じていました。意外に伸びませんでした。馬場ではないと思うので、距離か疲労か?それとも実力か?
東京の重賞レースを2勝、東京は得意コース。この馬は阪神JFも桜花賞の有力トライアルも桜花賞も出ていない馬。上位3頭とは別路線の馬。この3頭に勝てる可能性があるという点では魅力的で本命にもしましたが、クイーンC、フラワーC、フローラSはメンバー落ちだったとも言えるのかもしれません。
すでに10戦レースを経験している馬。経験値も本命の材料でしたが、4戦目の馬に軽く蹴散らされる事に。馬場も味方になっていたはずでしたが・・・。
今後の上がり目も少ないような気がします。今後買うなら上がりのかかりそうなレースで。

結局桜花賞の上位3頭がそのままの順番で1~3着。
1600mで外伸びの馬場の桜花賞と2400mで内伸び馬場の今回のオークス。これほど違う条件でなお同じ結果!
この事が意味する事は一つしかありません!

この3頭がこの3歳牝馬の世代でNo.1、No.2、No.3であること!

またこの3頭の間にも力の差があると思います。
3頭が抜けていて、且つ、その3頭の間にも力の差が存在する珍しい力関係の世代。

秋に向けてググッと成長する馬もいる事でしょうし、今後の成長力に違いによるパワーバランスの変化にも期待したいところです。(No.1,2に迫るというのはよほどの事がない限り無理そうですが。)

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コメント

(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪

毎度毎度、詳細に分析された回顧文には
ただただ脱帽です(◎´∀`)ノ

実は俺もそう感じてたよ~♪と思うことしばしばですが
文章で表現するのは難しい(´~`)

あっしにはそんな分析力&文才はないもんで
想いついたまんま、勢いまかせのネタ記事しか
書けませぬ( ̄▽ ̄)

にしても直線は痺れましたヽ(´▽`)/
てか鳥肌立ちました( ゚д゚)

悪夢のJC以来、半年振りに東京へ行ってきます(´∀`)ノ
来週も痺れるレースを見たいですね( ^ω^)

タマルファイさん、お久しぶりです。

去年の三歳牝馬にはよく泣かされたので、今年は本当に良いレースだったなと感じています。

二着だったレッドディザイアを本命にしていたので、馬券は当てはしましたが、少し悔しい結果となりました。

僕はあまのじゃくな性格なので、どうしてもブエナビスタを負かす方法ばかり考えてしまいます。

レッドディザイアは完璧な展開で負けてしまいましたが、脚質も能力の一部だと思っているので、僕の中ではレッドディザイアとブエナビスタは互角かなと思っています。(負けておいて互角と言うのは語弊がありますが・・・w

またブエナビスタが出るレースがあれば、またこの女王に勝てそうな馬を探したいなと思っています。

こんばんは、歳三さん。

そ、それはちょっと褒めすぎでは?

思った事を継ぎ足し継ぎ足し繋げて書いているだけなので、回顧と言っても書いている事が正しいかどうは非常に怪しいですよ!

だらだらと無駄に長い記事を毎回読んでいただき、またコメントも書いていただき、更には褒めてまでくださるとは!非常にありがたく思っています。

来週はダービー生観戦ですか!晴れるといいですね。
オークスが痺れるようなレースなレースだったので、ダービーも期待しちゃいますね。

JC・・懐かしいっ!!「サムソンっ!!!」

今回のダービーでは歳三さんは何と絶叫するのでしょうか???

こんばんは。takuさん!お久しぶりです!!

今年のオークスは見応えがありましたね!ブエナビスタが圧倒的な評価の中、本命レッドデザイアお見事です。レッドデザイア+四位騎手が勝つべきレースだったような気がします。
あの競馬で鼻差・・・。ブエナを負かす馬を考えその馬が勝ちそうだっただけに馬券的にも悔しいレースでしたね。

安藤騎手のコメントを知るまでは私もあまのじゃくなのでブエナの1着否定の馬券を買うつもりでした。

「脚質も能力の一部」

全くその通りです!!
私もブログで「前に行ける事はそれだけで重要な能力」とよく書いたりしてました。

競馬は人気馬をどう嫌うかのゲームでもあると思います。特に後方脚質で斬れを武器にする馬は特に嫌います。

今回の2頭、好みで言ったら断然今回のような競馬が出来るレッドデザイアになります!!

個人的には今回のオークスは内、外に馬場差があったと思っています。2頭の力量比較で、通ったコースによる距離ロス有無という点は「前に行ける能力」がある、ないで相殺されますが、伸びる(はず)の内の馬場を走って、伸びない(はず)の外の馬場を走って差が無かった事からこの2頭には差があると結論付けました。

今後、この2頭がどんな戦いを繰り広げるか楽しみです。
マンハッタンカフェの仔ではありますが、レッドデザイアの成長力に期待します!

ブエナは次走どんな競馬をするか注目です。中団に付けて折り合っていつもの末脚を繰り出すようなら降参することも考えています。
もし、今後も傲慢なまでの「後方から大外回しでの末脚勝負」(安全運転)をするなら断固としてレッドデザイアを支持します。

来週はダービー!去年takuさんが◎を打ったスマイルジャックの惜しい競馬を思い出します。そういえば何だか今回のオークスとダブっているような。

(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪

牝馬に比べると。。。
今のところ牡馬はアンライバルドが
抜けているような気がしますね(´~`)

なんとなくのイメージですが。。。
デビューから無敗だった馬って連勝ストップした時点で
ガクッと来るケースが多いような気がするので
ロジは無印の予定です。

ディープクラスなら別ですがヽ(´▽`)/

逆に見限ると怖いのはリーチですね( ̄ー ̄)
なんといってもダービーと好相性のきさらぎ賞組

去年と一昨年、人気薄で2着に来た馬は共に
きさらぎ賞で連対してましたからね(*゚▽゚)ノ

まぁ勝つまでは厳しいと思いますが
押さえとかんと痛い目見そうです(´;ω;`)

あと気になるのはデルフォイとジョーカプチーノ!!!
血統的には面白い存在と見てます( ̄ー ̄)

今回は
『カプチーノ!プリ~ズ!』って
叫ぶかもしれませぬ( ̄▽ ̄)

こんばんは。
「カプチーノ!プリーズ」!
笑っちゃいました。ちょっと絶叫しづらいフレーズですね。
レース中に転倒したら「立つんだジ・・・」いや、何でもありません。

週末の天気予報があやしいそうで、予想の難しいダービーになりそうです。

今回のダービーはマイルで強い「逃げ馬」が出てくる事がポイントになりそうな気がします。

実は◎馬(〇馬も?)はほぼ決まっています。

リーチザクラウンは力のある馬で全く皐月賞で力を発揮出来なかったので見直せる馬ではありますが、折り合いに難があり、そこそこ人気、それにジョーカプチーノの存在を考えるとちょっと評価しづらい気がします。

そして、どこかで書きましたが、最後の踏ん張りが利く馬という印象も持ってはいません。

押さえていないと痛い目を見そうな気は十分にしますね!特に雨が降って馬場が乾き始めたりしたらこの馬が一番有利な気もします。

折り合えるかどうかですね!
どちらにベット??
多分、どっちつかずの△になりそうです。

ジョーカプチーノはこの距離を押し切ったら凄い馬ということになりますね。再び馬場のアシストが受けられる事も考えられます。
今のところこの馬が強い先行馬をごっそり道ずれにしてくれないかなーなんて考えています。(◎は多分先行しないので都合よく考えています。)

道中折り合って長い直線びっしりと脚を伸ばせそうな馬を重く見るつもりです。

馬場は中途半端はいやです。降るなら降る、降らないなら降らないでお願いしたところです。イコールコンディションの馬場でのダービー希望です!!!

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