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2009年5月

東京優駿(ダービー)の予想

いよいよダービー当日です。去年デビューが飾った馬達の頂点となるレース、ダービー。その中でもほんの一握りとなる選び抜かれた18頭が無事にダービー当日を迎え東京競馬場に集います。全馬実力を余す事なく発揮できるいいレースを期待します。もちろん全馬が無事に走り切ってくれる事も。

不順な天候の中、今日の東京競馬場には熱心な競馬ファンが溢れんばかりにつめかけるでしょう。今日のレースを目に焼き付け、後の競馬ファン同士の酒の席で「2009年のダービーは●●●●●●●●が凄い強い競馬をしたなー」なんて盛り上がるのでしょうか。羨ましい限りです。

ダービーは馬、騎手、その他関係者、そしてファンにとっても「特別」なレース。スタート前には他にはない異様な雰囲気になります。スタートは正面スタンドの真ん中からの発走。スタンドにつめかけたファンもこのレースを見る為にわざわざ足を運んでいます。それもダービー、待ちに待ったレース。

観客のボルテージは最高潮!そこには歓声の放列が敷かれ、精神的に成熟したとは言えない3歳馬がその異様とも言える歓声の圧力にさらされます。競争能力を問われる前に何事にも動じない精神力が問われるわけです。

人気のリーチザクラウンはどんな反応を見せるでしょうか?そして圧倒的1番人気にして、岩田騎手が「敏感な馬」と評した馬、アンライバルドが大外枠の18番。最もスタンドに近い位置で歓声にさらされます。

東京2400m・・・・。直線が長く、スピード、スタミナ、斬れ、底力など総合力を問うには最高の舞台。総合的に高い能力を持った馬が勝ちます。更にはスタートで十分に動じない精神力も問う事が出来るコース。全く東京2400mとは3歳のNo.1を決めるのに相応しいコース。そしてそれがダービー!

ダービーについては展望の(1)~(4)で言いたい事は全て書いたので今回は買い目だけになります。

本命は新潟2歳Sでお世話になり、その後応援してきた馬、セイウンワンダー!思い入れ込みも多分に含んだ馬券。


◎⑪セイウンワンダー
○②アプレザンレーブ
▲⑱アンライバルド
△⑰アイアンルック
△⑦ナカヤマフェスタ
△⑬シェーンバルト
△⑧ブレイクランアウト
△⑯トライアンフマーチ
△⑫リーチザクラウン

馬券は馬単◎1着付けが勝負馬券!!青字の4点は特に厚く。
⑪→②⑱⑰⑦⑬⑧⑯②

そして今回は裏も買っておきます。
⑪←②⑱⑰⑦⑬⑧⑯②

いつも3連馬券は◎○の2頭軸と決めていますが、今回は潔くない馬券。

3連単。
⑪→②⑱②⑱⑰⑦ も勝負馬券。青字の2点は厚く。

3連複。

⑪-②⑱から⑰⑦⑬⑧⑯ の配当の良い馬券だけ拾います。

人気が下がり過ぎて旨みがあると思える二桁人気馬がNHKマイル展開が向かなかった⑰と⑧、それに皐月賞で早めにアンライバルドに併せに行きながら4着だった⑬。
この3頭は距離延長に不安がありますが、3頭中、1頭くらいは2400mでも適性の内なんて馬がいる事を願って!

⑪から⑧⑬⑰のワイド。

土曜が雨で乾き始めている東京の馬場。内が有利になりやすい条件ですが今回は特別なレース、あまり馬場を重く見ず、買いたい馬券を買いました。
出来ることならこの後一雨降って、どこを走っても有利不利のない馬場状態でのダービーを希望します。
そうなれば、意外に時計のかかる馬場の中、適正のペースだと思って走っていても実はそのペースでは負担が大きく、先行馬にはつらいレースなんて事にも。狙いは中団から後ろなのでそんな妄想も抱いております。

東京優駿(ダービー)の展望 (4) 明日の馬場と各馬について

ダービーの展望の最終回です。

昨晩まとまった雨が降り、土曜の競馬は不良→重の馬場。
明日も微妙な天気、それほど雨が降るようでもないので、やや重くらいの馬場でのダービーになりそうです。
前日が雨で当日に乾き始めてくると、東京の馬場が内が有利になりやすいのでこの点が残念。正々堂々の真っ向勝負、全馬力を出し切り、その結果が素直に着順になれば納得なのですが、馬場のアシスト付きで結果が出てしまうと、殊更、ダービーでは残念なものです

予想は馬場状態込みでおこなうものだと思っています。
馬の実力<馬場の有利不利
となる事もよくある事ですが、それがレースというもの。

3年前のダービーが今回と同じような状況。この時の本命はドリームパスポート
メイショウサムソンが勝ったレース。ダービーに不慣れな石橋騎手が鞍上でしたが、柴田騎手のアドマイヤメインがダービーを走り切るのに適正なラップを踏んで逃げたので、石橋騎手にはいいペースメーカーになりました。この馬を目標に、その馬を差し切れば勝利が待っていたレース。

メイショウサムソンは全くもってダービー馬相応しい力量を備える馬、この堂々たるダービーにケチをつけるつもりは毛頭ありませんが、極端ではないにしろ、少々の馬場のアシストもあったように思えます。特に2着のアドマイヤメインは馬場の恩恵を受けたように感じました。(後ろからいい脚を見せながらもこの2頭に届かなかった3着馬が◎だったので多少の偏見を含むかもしれません。)

今回の本命馬は一流のジョッキーが初騎乗、皐月賞で好走、脚質(全くの後方競馬は期待していませんが。)、人気の付き具合がドリームパスポートとダブります。そしてアドマイヤメインをダブらせるならリーザクラウンでしょうか?馬場の恩恵を最も受けるとしたら・・・・。

レース発走時にどのような馬場状態になっているかは定かではなく、誰にも正確には分からないもの、加えて今回は特別なレース、馬に携わる人とって、競馬ファンにとっても特別なレースの最たるもの、ダービー!馬場云々というような、せせこましい考え方は最小限度に抑えて、力のある、タフな東京2400mを好走するに値すると思える馬をしっかりと評価していきたいと思います。

レース別評価。

皐月賞
展望(1)で書いたように皐月賞経由は最も有力なローテ。
このレースのレベル如何で他のレース経由の馬がダービーで上位に来やすいかどうかが決まると思っています。
今回の皐月賞はかなり厳しい流れで、先行馬受難のレース。先行して最後一杯になり後方の馬に差された馬は十分見直せるレース!人気の落ち具合を考えれば、この中にダービーでの穴馬が混ざっていてもおかしくありません。
それでも全く抵抗出来ずに先行馬は失速。もう少し抵抗出来てもよかったように思えます。

NHKマイル
このレースは皐月賞とは逆に前に行った者が有利になったレース。先行した4頭のうち3頭で1~3着が決まりました。後方の馬が見直せるレース。
ジョーカプチーノが完勝。勝ちタイム1分32秒4も立派。いい「マイラー」である事は確か。
内有利の馬場を活かし積極的な競馬を心懸けた事も勝因の一つ。2着レッドスパーダとの差はどれだけ前に行ったかの差かもしれません。3着に入ったエリザベスムーンがこのレースどれだけ前が有利だったかを証明しているようにも思えます。

このレースを勝って、ダービーも勝利した馬もいますが、2頭とも名馬と言っていい馬。道中後方で折り合って必要な場所で必要な脚を繰り出して勝った馬。それだけにダービーに通ずる所があったように思えます。この点、ジョーカプチーノはマイルで積極的に行った馬、距離延長がそのまま壁になる可能性は高いと思っています。

皐月賞で不利な位置取りで負けた実力馬がさほど人気を落としていないのに比べて、このレース後方で能力を発揮出来ずに負けた実力馬の人気の凋落ぶりは顕著!!このレースもう少し走っても!とは思いますが、ここまで人気が下がるなら買います。

青葉賞
このレースの勝ち馬は着差以上の圧勝。力が違っていました。東京2400mが適いそうな印象。当然ダービーでも有力。
ダービーと同条件なだけに有力なステップである事は間違いないのですが、ダービーまでに1か月弱のレース、そしてこのレースで権利を取らなくてはダービーも夢で終わってしまうレース!ここで仕上げて、そしてダービーも!と言うには?
このレース経由でダービーも好走した馬は後で考えても強い馬。このレースを完調で迎えなくても権利が取れるだけの力量が必要。権利を取らなくてはいけないレースを叩き台として使えるような馬。
今回勝利したアプレザンレーブはそのような馬だと思っています。

京都新聞杯
勝ち馬ベストメンバーは3着ならありそうな馬、他の馬は消しのつもりでしたが、今回は出走が無いようで。

プリンシパルS
「principal」ステークス・・・・。ダービーに向けて「主要な」レースのはずですが、全く主要ででないレース!
アントニオバローズは気にしていた馬ですが、このレースを落としてしまうとは。
勝ち馬は消し、アントニオバローズは・・・思案中です。買っても3着まで。

簡単に人気上位馬について。

1番人気、アンライバルド

抜けている可能性のある馬。嫌う点については展望(2)で余す事なく長々と書きました。
今日ダービー前のインタビューを見ましたが、岩田騎手がこの馬について、「敏感な馬」と評していた事が印象的。展望(2)で書いた事も強ち的外れではなかったかな?と。
力量最上位クラスの馬である事は間違いありませんが、その馬を確実に勝たせるとなると乗り難しい馬。特にダービーでは。関門がたくさんあり、岩田騎手はその一つ一つをこなしていかないといけません。世間の人が考えるよりもずっとタフな作業なのでは?

2番人気、ロジユニヴァース

体力、底力は世代随一だと思っていましたが、それを問われる事になった皐月賞で大惨敗!前走弥生賞が初めて経験する緩すぎる流れだったので、馬がそれに慣れてしまった為の凡走かもしれません。
斬れ味勝負になって敗れたなら言い訳もききますが、この流れで全く抵抗出来なかったのはちょっと。
斬れる脚を持たず、体力、底力に優れる馬。皐月賞は勝って、ダービーで人気になり、それを嫌うという青写真がありましたが、皐月賞で大きく負けてしまいました。もともと嫌うつもりだった馬で、1か月半前のレースを大凡走でなおも2番人気。

3番人気、アプレザンレーブ
実力馬。その実力も高く評価!鞍上は内田騎手。ダービーを取るにあたって騎手としての技術、資質、経験、どれも申し分なし。好きな騎手で本命を打つ事もしばしば。去年の宝塚で◎、ビッグヒットになった菊花賞で○。ともに思わず「さすが内田騎手」と言ってしまう騎乗。そして経験豊富な内田は馬を見る目も確か。
この騎手が我が◎馬をふってこの馬を選びました・・・・。内田騎手が乗った時の◎馬は実は状態が今一歩だったので騙された・・・、なんて事になってもらいたいのですが。

全然馬の評価ではないですね。
負けた毎日杯は見直せるレース。実質4連勝?
対戦した相手が弱いレースばかり、今回初めて強豪との対戦!これは青葉賞経由の馬なら同じ様なもの。ゼンノロブロイ、シンボリクリスエスも同じ。
この2頭の名馬ほどではないかもしれませんが、ハイヤーゲームくらいの力量は十分に持っていると思います。重い印を打ちます。

4番人気、リーチザクラウン

上でアドマイヤメインになぞらえましたが、馬場の恩恵を受けられそうな馬。皐月賞では気性面から全く力を発揮出来ず。見直せる馬。
ダービーは道中の体力ロスを最小限に抑えて、最後の長い直線を踏ん張り切る事が重要なレース。加えてダービーはスタンド前の発走!前には歓声の放列!!まともに走るにはかなりの関門。気性に問題のある馬は評価を下げます。

5番人気、セイウンワンダー
本命馬。展望(3)に長々と書いてあります。新潟2歳S、不良馬場で勝っていますが、新潟の馬場は不良でも結構速い馬場。あまり道悪が得意という拠り所にはならないような気がします。

6番人気、トライアンフマーチ
皐月賞は最後方から「ハマるかハマらないか」の競馬。それがハマった馬。柳の下の2匹目を狙うのでしょうか?鞍上ならやりそう。
論外!としたい馬ですが、実力はベストメンバーくらいは備えていると思っている馬。先行馬を疑っているので後方のこの馬はヒモに拾います。

7番人気以下で評価したい馬は、

皐月賞はアンライバルを目標に一気に外を回して併せに行った馬。ちょっと4角で脚を使い過ぎ!乗り方次第では十分馬券圏内もあった馬。それで4着は立派!人気無さ過ぎ。距離さえもてば、ちょっと上がりがかかってのレースで台頭が期待できるシェーンヴァルト(12番人気)

毎日杯勝ち馬。決め手もあり、ダービーでも期待出来る馬。NHKマイルは展開向かず、もう少し走ってもいいレースでしたが、このレースでの人気馬が評価下がり過ぎ。去年ダービーでいい騎乗をした小牧騎手が鞍上。惜しかった2着。勝利騎手インタビューで「うるせー」とか言っていた人よりこの人にとってもらいたかったレース。その人が再び、1戦の凡走で人気薄になる実力馬に乗ります!気楽に乗れる事が何よりのアイアンルック(10番人気)

皐月賞では○にしようか迷った馬、最終的にこの馬を○に昇格させました。皐月賞では前目で競馬をした馬の中で何とか上位に残した馬。この走りは評価できます!東京重賞も取った実力馬、人気の盲点では?東京の一大フェスティバルで激走があるか?ナカヤマフェスタ(9番人気)

東京優駿(ダービー)の展望 (3) 本命馬!

今回は後回しにしていた本命馬について。

馬券の買い方は「本命馬心中型」なので、馬券の成否に直接かかわる本命馬選びには慎重になります。2,3頭候補がいる場合には1番頭を悩ませるところですが、今回は最初から決まっています。

セイウンワンダー

デビューはダービー出走馬の中でどの馬よりも早い去年の6月。馬の将来性やスケールではなく、仕上がり早、早熟性が重要になってくるレース、朝日杯FSの勝ち馬。そして岩田騎手にふられ、内田騎手にふられた馬。(泣)
クラシックを目指す馬なら朝日杯ではなく、たいていラジオNIKKEI杯など中距離レースを使うものです。実際朝日杯FSに出走してダービーで好走した馬はほとんどいません。最近ではドリームジャーニー、マイネルレコルトが掲示板の一番下に載ったくらい。加えてトップジョッキーの2人がこの馬より魅力があると感じた馬を選んで去っていきました。あまり人気にならないのでは?

前走の皐月賞は3着とは言え、同じような位置取りでレースをしたアンライバルドに全くの完敗。流れが厳しく、先行馬が総崩れ、流れが向いた為の3着。多くの人がそう思うでしょう。私もそうです!

皐月賞は先行馬受難のレース。前が止まった事でお鉢が回ってきての3着。直接このレースを高く評価する事は出来ませんが、無理に厳しい流れを前で進める事なく、復調の兆しを見せてくれた事。ダービーを目指すにあたってはこれで十分だったレース!

ちょっとこれまでのセイウンワンダーの軌跡を。

新馬戦は2歳戦ではしばらく1番評価が高かったツルマルジャパンが相手、外枠から出遅れ、馬群の外を回って1コーナーまでにすんなり逃げたツルマルの後ろまで進出。半馬身差で負けてしまいますが、この時点でツルマルよりは強い馬という評価。

2戦目は問題なく先行して脚を溜めて、最後に一気に突き放し圧勝。センスの良さそうな馬だと感じました。

3戦目が思い出深い新潟2歳S
1着付け本命。2戦目のような競馬を期待していましたが、いきなり出遅れ!新馬戦とは違い、末脚が抜けていれば勝負になる新潟の外回り、岩田騎手は最後の脚に賭ける事を選択。正直1着は厳しいと感じていましたが、大外埒沿いをまっすぐに伸び続けて全馬追い抜いて完勝。ちょっと驚きました。
当ブログの予想記事で的中した馬券の配当が一番高かったレース。

4戦目、朝日杯FS
新潟2歳Sの後一頓挫あり、急仕上げでのG1出走。力量はNo.1と思っていましたが、とても状態が良いとは思えず評価を下げました。実際、万全ではなかったと思いますが、岩田騎手のインでの巧みな立ち回りも手伝ってこのレースを勝利!
まさか勝つとは思いませんでした。新潟の長い直線での大外一気の後に、冬場の中山マイルでシブいイン差しのレース。センスも良く、明らかに基本能力の高い馬。

5戦目、弥生賞
重めの馬場のレース。ロジユニヴァースに有利に働く事は明らか、無理に勝たなくてもいいレース。印は▲。程よく負けて皐月賞で少しでも人気を下げてくれれば、と考えていました。
結果は大凡走!これまで4戦全て見どころのある走りを見せてくれましたが、不可解な凡走。太め残りで全く走らず、目をひくシーンも皆無。かなりのスローだったので距離が長いという問題でもなく、ただただ不可解な負け方。急仕上げで激走した朝日杯の反動で絞れなかった??皐月賞で◎の予定でしたが、本番まで1か月の前哨戦でこのパファーマンスでは◎は無理。

そして前走の皐月賞
中団後方、アンライバルドの後ろでのレース。4角辺りで先行馬が失速し、後方の馬が外を回して進出。この勝負所でアンライバルドには一瞬にして引き離されます。後ろのシェーンバルドが外側を一気に進出してアンライバルドに併せに行ったのでスムーズに外に出せなかったという事もありましたが、勝負所での反応の違いは明らかでした。
それでも最後の直線で伸びてきますが、パトロール映像を見ると外のトライアンフマーチが斜行し不利と言えるほど寄られています。
大凡走の弥生賞より10キロ絞ったとはいえ、個人的な見解ではまだ少し太め残り、完調の一歩手前。最後の寄られながらも見事な勝負根性。明らかに複調の兆し。

あくまで好意的な見方ですが、弥生賞ではとても走れる状態ではなく、皐月賞である程度仕上がり完調前の出来。無理な負担をかける事なく、上り調子でダービーで100%に仕上げるには理想的な過程を踏んでいるのかもしれません。

新潟2歳S以降、朝日杯FS、弥生賞、皐月賞と3戦していますが、どのレースも満足のいく仕上がりではなかったと思います!新潟2歳Sが去年の9月ですからそれから9か月経っています、当然かなりの成長があります。その間、この馬は一度もベストの状態で競馬をやっていないのかもしれません。もしダービーに向けて満足いく状態を作れたら上積みは想像以上?!
皐月賞は他の馬は万全に仕上げて最初の1冠を取りにいったレース。この馬は多少余裕残し?「1か月半の調子の維持に苦労する馬」VS「皐月賞はいわば叩き台、ダービーこそ100%に、と考えている馬」だったら何だか勝ち目がありそう。
ダービーの後は一旦疲労を抜く期間があります。ダービーでは更に絞って完璧に仕上げた状態で出て来てくれる事を願います。

更に好意的な見方をすれば、皐月賞の勝負所の反応の差で一気にアンライバルドに差をつけられましたが、ダービーではこのような一瞬の加速力はさほど重要ではないと思っています。一瞬の加速力では劣っていても、スピードの持続能力という点では勝っている可能性も。
メンバーが弱く、2歳のマイル戦ではありますが、一応新潟2歳Sでは長い直線を岩田騎手にびっしりと追われそれに応えています。左回りが苦手である事はありえず、経験し、好走している事も好材料。
もちろんこのレースのように殿一気はダービーでは無理です。中団辺りに付けて息の長い末脚を繰り出してくれる事を期待します。出来ればアンライバルドより前、若しくはコースロスの無い競馬で勝負してほしいものです。

この馬の手綱を握るのは福永騎手

やはりダービーではその馬に何度も騎乗している騎手が手綱をとっている事が重要。
馬との調和、馬の能力の把握、またその能力、強みを100%発揮させるという点で初騎乗は大きなマイナスポイントであり、かなり不安です。
また、馬に気を抜かせる事無く、長い直線をびっしり追うという点でも岩田騎手や内田騎手に乗ってもらいたかったのも正直なところ。
それでも福永騎手に期待します。

昔の失敗をいつまでもウジウジと言われるのは嫌なもの、今だにダービーになると若かりし頃の福永騎手が顔面蒼白になりながら迎えたダービーで2番人気のキングヘイローにひどい競馬をさせてしまった事を引きあいに出す人がいます。
もちろん、その後、しっかりと経験を積み、騎手としての技術、完成度は当時と比べるまでもありません。
おそらくそれでも今後も言われるでしょう。それを払拭するにはそのダービーで騎乗馬を自分の手綱捌きで勝たせるしかありません!!

この人はキングヘイローも含め、ダービーでは勝利する可能性のありそうな馬に乗っていない印象があります。今年は今までで一番のチャンスだと思います!!
一昨年のダービーで14番人気のアサクサキングスを2着に持った来たことは見事ですし、先週のオークスでも地味ながらジェルミナルの能力を巧く引き出し3着に導きました。どう乗っても先着した2頭には勝てないほどの力量差がありましたから、いい仕事をしました。

騎手としてそろそろ円熟期を迎え始める福永騎手。聞きたくもない昔話をやめさせる為にもダービーで一世一代の渾身の騎乗を!!

思い入れや妄想が強い今回の◎馬選び、正直2400mの距離はやってみなければ分かりませんし、状態も本当のところは分かりません。ですが、今回は特別なレース、ダービー。思い入れや妄想が強いほど楽しめるレースかもしれません。

東京優駿(ダービー)の展望 (2)  アンライバルドについて

今回は今週末に行われるダービーの展望の2回目。

展望(1)で書いた理由から最有力なのは皐月賞を経由した馬。皐月賞出走馬の質、レースレベルが低かった場合は他のステップの馬の馬がダービーで割り込んで来れると考えています。
特に皐月賞が締まった流れになって底力が問われるレースになり、その中で強い競馬をしたならダービーでも有力。
一昨年の皐月賞は非常にタフなレースで十分に底力を問われたレース、その中で底力満点の強い競馬で連対したヴィクトリー、サンツェッぺリンは斬れる脚を持ち合わせていない馬、非常に皐月賞向き、中山2000mを前で押し切るといったタイプの馬。こういったタイプの馬は内の馬場が相当いい状態か、または抜けた力量を持っていない限り東京2400mのダービーでは厳しいと思います。
皐月賞でダービーを取るだけの底力が証明されて、且つ斬れる脚、長く続く脚といったダービー向きの決め手を持っている馬を重く見たいところです。

1番人気はおそらくアンライバルド
皐月賞は全くの圧勝!この馬は皐月賞の予想の段階では疑っていました。スローからの上がり勝負しか経験していない馬。評価は「上がり勝負においては相当強い馬」。緩い流れのトライアルで終いスパッと斬れて皐月賞で人気になり、タフな流れの皐月賞でコロッと負けてしまうタイプの馬かな?と思っていました。
全くの見込み違い・・・・。

今までのレースより1000m通過で約2秒以上速い、前走スプリングSよりも約3.5秒速い流れ。位置取りは同じようなものなので、初めて追走にかなり脚を使った事になります。
初めて経験するこの流れの中、中団後方から4角を軽く一捲り、一気に先頭に立ち、押し切ってしまいました。特に勝負所での爆発力は普通ではありません。もともと勝負所での脚に非凡さを感じていましたが、この流れの中で従来と同じようなような爆発力を見せられてはこう言うしかありません。「この馬は本物!」 この世代では能力が抜けている可能性もあります。

ダービーで圧倒的な1番人気になってもそれは正当な評価。
ただ、ちょっと気になる点もあります。
あまのじゃく的な発想かもしれませんが、あまりに勝負所での脚が見事過ぎる事!!

皐月賞では4角からの勝負所で一気に抜け出して勝負を決めてしまった訳ですが、この鋭すぎる脚はズバ抜けて強い馬である事を証明するものか、一瞬の斬れ味を武器にする馬という事なのかは少し迷う必要があると思っています。
新馬からスプリングSのまでのレースぶりはどのレースもスローからの終いだけ脚を伸ばすもの。舞台も小回りコースが多く、スピードを持続させる能力については判然としません。
勝負所で一気に進出して先頭を捕えにかかり、トップスピードに、そのトップスピードをどれだけ持続出来るのか?ズバ抜けて強い馬か、小回りコース向きの一瞬の斬れを武器にする馬かはダービーが終わってから結論が出る?

もう一つ。
皐月賞が完璧過ぎる強さだったので、このレースが100%(以上?)の出来だったのではないかという点。
そうだとすると反動が危惧されます。スローの競馬しか経験していなかった馬が一転タフな流れのレースで一気に先頭に立ち押し切ってしまう圧倒的パフォーマンス。この点だけでも少々不安。
調教の動きは完璧などと言っていますが、(ダービー前の皐月賞馬の調教についての記事なんてものは「万全!」「申し分なし!」などと相場は決まっているものです。←これが「あまのじゃく的発想」なのですが・・・。)調教の負荷はレースの負荷に比べれば微々たるもの。レースで最後の直線で先頭を捕えに行くでしょうが、ゴール前も最も負荷のかかる所で最後の踏ん張りが利くかどうか。見えない疲労が邪魔をするかも。

最後に、折り合いを欠いて負けた事があること。
唯一の敗戦、京都2歳Sではスタート後、口を割って走っていたように少々折り合いを欠き、最後の爆発力も影をひそめ「並みの馬」になってしまいました。
展望(1)で書いたように、ダービーは正面スタンド前の発走。そこには超満員のテンションの上がり切った熱狂的競馬ファン!この異様な雰囲気は気性に問題がある馬にとっては厄介なもの以外の何ものでもありません。

最後の事はこれだけの馬ですからレース経験も積みましたしあまり問題ないかもしれません。道中折り合って溜めた脚を最後の爆発力に変換するタイプの馬・・・。一応「並みの馬」になってしまう可能性もあるという事で挙げてみました。

強い馬が勝つのがダービー。その一方、運のある馬が勝つのがダービーとも言います。
運が無いとすれば、皐月賞で走り過ぎた事かもしれません。

皐月賞からダービーまでは約1か月半、ダービーから菊花賞までは約5か月。前の1冠で渾身の走りをしても菊花賞では一旦緩めて疲労を抜き、もう一度馬体を作り直してから臨めるだけの時間的余裕があります。(だからよく言う、「強い馬が勝つのが菊花賞」。)ダービーではそうはいかない為、多少運の要素が必要になってくるのかもしれません。ダービーで素晴らしい走りをして勝利を手にした馬がその後燃え尽きたようにパタリと走らなくなる事が多い件についても、皐月賞からダービーまでの時間的余裕がなさがかかわっていると思います。

3冠の内の皐月賞とあと1冠を制するというのは難しい事です。皐月賞と菊花賞の2冠については長くなる距離が壁になります。皐月賞とダービーの2冠については間隔の短さが最大の壁になるのでは?


一応気になる点を書いてみましたが、論拠が「皐月賞が強すぎたから」では少々説得力がないと言うか、破綻さえしている気も・・・・。
◎は打ちませんが、抜けている可能性のあるこの馬には重い印を打つ事になると思います。

東京優駿(ダービー)の展望 (1)

今週末はいよいよ大一番のダービーが行われます。

このレースだけは特別なレース!
天皇賞やジャパンカップなどのビッグレースもありますが、生涯で一度しかチャンスが無いという意味で別格のレース。調教師、その他関係者、騎手にとっても別格なレース。そして見守るだけの我々ファンにとっても。

全ての馬に携わる人々がダービーを夢見て、もし出走が叶うなら全身全霊で勝利を目指すレース。悔いがないように仕上げも極限まで行います。それゆえたとえダービーを勝利してもその後まるで燃え尽きたように精彩を欠いてしまう馬も少ないありません。そのような代償があったとしても勝利を目指すべきレース、それがダービー!ダービー馬の称号は何よりも重いような気がします。


そんな予想にも力が入るダービーですが、すでに本命馬はほぼ決まっています!
ですが、その馬の事は後回しにします。


ダービーにはいくつかポイントがあると思います。

有力馬のほとんどは皐月賞経由になりますが、ダービーは皐月賞や菊花賞のように本番前の「一叩き」が挟めないレース。いわば、全力投球の2連戦になります。
皐月賞なら調子を上げて行ってその過程で弥生賞などのトライアルを使い、皐月賞で万全になるように仕上げます。この後の菊花賞ではダービーの激戦の疲労を抜くために一旦馬を休め、それから秋に向けて始動、同様に神戸新聞杯などで一度叩いて菊花賞で万全にします。

ダービーは各馬の最大目標でありながら、皐月賞との間隔が1か月半しかなく、一旦緩めるには短すぎる期間!馬には激戦の後、1か月半という期間の調子の維持という事が求められます。これはかなりタフな事で、タフな強い馬しかダービーで好走出来ないという事にもなります。

一見、皐月賞を使わず(出走出来ないで)青葉賞、京都新聞杯などで一叩きした馬が有利なようにも見えますが、ダービーを勝つような強い馬はたいてい皐月賞をまず目指しています。たまに「遅れて来た大物」という馬もいますが、後から出て来た馬は馬体の成長が遅かったり、何かしらの問題を抱えて出世が遅れた馬。そして青葉賞、京都新聞杯で強い競馬をした「遅れて来た大物」も不思議とダービーを勝つまでには至っていません。(シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ハーツクライなど。)

当然、皐月賞を勝った馬が調子を維持出来れば有力。特に最後の決め手を持っていてタフな流れを勝ち切ったなら、総合力を問われる東京2400mに条件が変わっても問題ないと思います。そして今回のダービーで言えば、そのままアンライバルドに当てはまります。
よほどフロック視されない限り、そんな馬は1番人気。

穴をさがすなら皐月賞で何らかの理由で力を発揮出来なかった馬か、皐月賞に出走したが、状態が100%ではなかった、そんな馬が狙い所だと思います。
馬の成長力に期待するには1か月半は短いでしょう。皐月賞で示された力関係はあまり変わらないと思います。やはり狙うなら力を発揮し損ねた馬。

単純に調子を落としているだけの馬なら、1か月半というのは再び調子を戻すには短すぎる期間。先行馬には厳しい流れになったとは言え、全く抵抗出来なかったロジユニヴァースはどうでしょうか?弥生賞の流れが緩すぎて、流れの全く違う皐月賞に戸惑っただけとも考えられますが・・・・。

近年、NHKマイル経由でダービーを目指す事が流行って(?)いますが、このローテはさらに過酷。賛同しかねます。
キングカメハメハ、ディープスカイと2頭のダービー馬が出ましたが、この2頭は超が付くほどの一流馬。ダービーで馬券に絡んだ馬は他にブラックシェル、アサクサキングス。ブラックシェルはその後故障、アサクサキングスの牡馬世代はレベル疑問で、牝馬にダービーをさらわれた世代。
今年はNHKマイルを逃げて圧勝したジョーカプチーノが出走しますが、逃げてダービーを制するのは至難の業。NHKマイルはいい走りでしたが馬場に恵まれた観も。折り合いを欠いたリーチザクラウンに絡まれる危険性も。NHKマイル、ダービーを逃げて制すればとてつもなく強い馬になってしまいますが、そこまでは。



ダービーはゴマカシのきかない東京2400mの真っ向勝負。スピード、スタミナ、斬れる脚、スピードを持続する能力、タフさ、勝負根性、闘争心・・・、など高いレベルで備えている馬が勝ちます。
特に長い直線で斬れる脚を発揮出来る馬、その脚が長く続く馬が有力。パワー型の馬で中山で好走して人気になっている馬、いい脚の使える区間が短い馬は評価を下げるつもりです。

その斬れる脚を繰り出すには道中しっかり折り合う事が必須!
厄介な事に東京2400mはスタンド前の発走!!
スタンドは超満員確実!そしてそこにはボルテージが頂点に達している熱狂的な競馬ファン!テンション上がりまくり!他にはないほど異様な雰囲気の中でのスタート
気性に難がある馬、折り合いを欠いた事がある馬には鬼門のスタート条件。折り合いを欠いて皐月賞で全く力を発揮出来なかったリーチザクラウンはこの点が不安。
また、他にはないほどの異様な雰囲気・・・・。ダービー初騎乗や経験の少ない騎手にとってもこれは大きな関門。騎手としての、勝負師としての胆力が試されます。

なんだかんだ言っても本当に強い馬が勝つのがダービー。3歳牡馬の最大の目標レースにして、全馬渾身の仕上げとなれば力量最上位の馬が順当に勝つのが自然なレース。
実際、1番人気の馬がかなりの確率で勝ち負けになっているレース。毎年1番人気に◎を打たないのでダービーは苦手なレースになっています・・・・。

優駿牝馬(オークス)の回顧  馬場差さえ覆してしまう豪脚

オークスは圧倒的な1番人気であったブエナビスタが差し切り勝ち。
上位人気馬が順当に走ったレースではありますが、このレースは衝撃的でさえあります!

今の東京の馬場で大外を回ってあの差し脚は普通に考えてありえない!!
本当に外の馬場は伸びない馬場だったのだろうかと疑いたくなるほどの爆発力。

今まで数々の力のある馬が馬場に泣かされるレースを見てきました。明らかに力量最上位、渾身の仕上げで状態万全、そして馬もそれに応える走り・・・。しかし馬場に有利、不利があり通った所が伸びない馬場で勝利には届かないレース。
今回は明らかに内が伸びる馬場、外を回しては届かない馬場。騎手のそれは重々承知!内から力のある馬が巧く抜け出したら、それを外を回して差そうとしても届かない馬場。

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優駿牝馬(オークス)と東海Sの予想

昨晩からかなりの降水があったと思うのですが、馬場発表は良馬場。そして現在もシトシトと降り続く雨・・・。馬場状態の把握が難しく、また重要なレースになりそうです。

先に東海Sの予想の方を。

中京のダート2300mにアンタレスSを圧勝したウォータクティクスが出走。そしてこの馬が抜けた1番人気。アンタレスSの回顧でも書いたように1度は嫌ってみるレース。
アンタレスSは走りやすい、タイムが出る馬場での1800mのレース。結局コースロスなく走るか先行していないと勝負にならなかったレース。あれだけの圧勝なので力があるのは間違いない馬ですが、恵まれた観も。出来れば時計を要するパサパサのダートのレースで嫌いたい馬でしたが、500m距離が延びるこのレースでスピードに勝るこの馬が押し切れるかどうかは大いに疑う余地があると考えます。
強い馬だからと遠慮せずに単騎逃げを許さないでほしいところ。

本命はメイショウトウコン
ピークは過ぎているかもしれないこの馬を本命。現在単勝14倍の6番人気。G1レース以外ではこれほど人気が下がる事の無かった馬、調教で舌を越していた事にも目を瞑ります。
前走は惨敗。とは言え、時計勝負の距離ロスの許されなシビアなレースで大外枠、出負け、後方からの競馬、差し脚不発も当然のレース。一応上がりだけは最速。
今回は人気薄、気性に難もあるウォータクティクスが引っ張る長丁場。距離不安のないこの馬が差し切るには十分な舞台。近走パッとしませんが、JCDで少々走り過ぎた為か、あるいは衰えか・・・。心配は状態面だけ。この人気なら本命。

鞍上は石橋騎手。この馬の乗ったのは1度だけ。重賞初挑戦の平安S、勝利に導きました。石橋騎手は初重賞をこの馬をもたらした騎手。末脚を巧く引き出してくれる事を期待します。メイショウの勝負服の良く似合うこのジョッキーが久しぶりに重賞を勝つシーンが見たい!

相手はワンダースピードピサニエミネーツエスケーカントリーアロンダイトアドマイヤスワッドボンタラスの6頭。

馬券は馬連。

⑪から⑭⑤⑧⑯⑬④ の6点。

馬単。
⑪→⑩⑭⑤⑧ のウォータクティクスも含めた4点。

オークスの予想。

どうやら今回も内が有利な馬場状態のようで。
パンパンの良馬場で、外差しがある程度利くようなら何の苦労もなくブエナビスタが勝利をさらっていったでしょうが、ちょっとこの馬場状態では単勝1倍台の同馬を1着付けにする旨みは無さそう。

どうでもいいジンクスですが、阪神JFの本命馬がオークスに出てくると不思議と好走しています。近年ではレジネッタ、ローブデコルテ、フサイチパンドラ・・・。
今年の阪神JFの本命はブエナビスタ・・・・。3着は外さないのでは。

先に印を。

◎⑧ディアジーナ
○⑦ブエナビスタ
▲⑭ジェルミナル
△⑰デリキットピース
△③ダノンべルベール
△④レッドデザイア
△⑬ブロードストリート
応援⑨ルージュバンブー

ディアジーナ
雨が降った事で33秒後半から34秒前半といった最後の脚は不要になると思いたいレース。人気上位2頭がその脚を使えないならやはり前目で立ち回れるディアジーナが有力と考えます。
距離がもたずに直線で下がってくる馬も多いレース、前の馬を捌く事に苦慮する事なく内目の伸びる馬場に乗せて来られるという点でも有利だと思います。
鞍上は内田騎手、馬場の少々悪いレースで先行馬を残すという点では特注の騎手。来週のダービーで期待したい馬に乗ってくれると思っていたのにそれは叶わず、ならば今週のオークスでの大仕事に期待します。

ブエナビスタは展望で書いた通り。安藤騎手は多少のリスクが伴っても外には出さないような気がします。

ジェルミナル
ある程度前に行った方が面白いような気がするのですが。距離が延びる事でマイル戦における力関係をひっくり返す可能性を秘めている馬。馬場状態が微妙な時に伸びる馬場の見極めが巧く、またそこに乗せてくる技術もある福永騎手が鞍上。外枠はかなり痛い。

デリキットピース
2戦負け無しでオークスに出て来た馬は最近いないのでは?カワカミプリンセスが3戦負け無しでオークスを制しましたが、この馬は?
測れない馬ではありますが、前走は十分に強い競馬。3戦目の伸びシロも含め期待したい馬。うまく先行出来れば。鞍上からクラシック制覇はイメージしにくいですが、2,3着なら。

ダノンべルベール
桜花賞は外伸び馬場の最内枠で勝負にならなかったレース。この1戦を落としただけで評価が落ち過ぎ。内枠を引きましたし、関東でのレース。東京コースもクイーンC好走歴あり。このレースは万全で臨まなくてもよかったレース。ディアジーナとタイム差無しの2着。この馬も前目で巧く立ち回れる馬。距離延長は不安ですが、この人気なら迷わずの買い。

レッドデザイア
強い馬ですが、このレース内は大渋滞なのでは?内枠の後方脚質馬は難しい競馬強いられる可能性も。この馬は経験が少ない馬。内枠から外を回すようなら馬券圏外も。距離が延びていい馬がどうかも?

ブロードストリート
気になる馬で力もありますが、権利を取る為とは言え、自身初の33秒台の脚を繰り出したスイートピーSが1戦多い気もします。でも買い目に入れます。

馬券は3連複。

⑧-⑦から⑭⑰③④⑬⑨ の6点。青字の3点が勝負馬券。

馬連。

⑧-⑦⑰⑭③④ の5点。

馬単。

⑧→⑦⑰⑭③④ の5点。

ワイド。

⑧-⑭⑰③ の3点。

優駿牝馬(オークス)の展望

ここに来て忙しい日が続き、おまけに急に暑い日が多くなったのでかなりのグロッキー状態。オークスの予想の方は全く進まず、早、前日の夜。もう土曜日なのでとりあえずオークスの展望。

牝馬3冠の2冠目、オークス
マイル~2000mくらいのレースしかした事のない馬達の最大の目標レースが東京の2400m!これは少しおかしなレース体系のような気もします。2000→2400→3000と距離を延ばしていく牡馬クラシックとは違い、牝馬クラシックはいきなり1600→2400となります。

この時期に牝馬にとって2400mは長い距離であり、しかも全馬初距離。そして当然にようにスローペースになりがちなレースになります。速くならないのでマイル+αくらいの適性があれば十分好走可能。スローペースの長丁場、大事な事は折り合って体力のロスを最小限にとどめる事、その溜めた脚を最後の直線で存分に開放する事。

現在、外では雨が降っています。先ほどは一瞬篠突く雨。明日も雨予報で馬場が悪くなるのでは?と思っています。馬場が悪化した場合少々事情が変わります。
明日、18頭の乙女達が、晴れて大舞台オークスに立つわけなのですが、力量もそれぞれ、距離適性もそれぞれ。多くの馬はまだそれらが判然としていない馬達(特に距離適性の方)。更には道悪の適性まで問われる事になる?

馬場が悪くなると道中その分余計に体力を使う事になるので、いくらスローでもマイル+αくらいの距離適性では厳しいかもしれません。
重馬場で行われた97年のオークス。1番人気のキョウエイマーチは先頭で競馬をするも最後に大失速。この後中距離で活躍する名馬メジロドーベルが勝利、他の馬券になった2頭は不良馬場の2000mレースに好走歴があった馬。

今回もマイル辺りの距離でこそ強みを発揮する馬が沈んで行くレースになるかもしれません。

やはりと言うか、ブエナビスタが単勝1倍台の圧倒的な人気。レッドデザイア、ディジアーナがこれに続きます。4番人気以降はかなり離された人気。

上位3頭はそれぞれがかなりの力を持った馬。この人気も納得です。晴れていて馬場が内外イーブンならこの3頭で決まってしまっても何の不思議もありません。特にブエナビスタとレッドデザイア。共に似たような脚質、終いが斬れる事が強み、何よりお互いがお互いを意識してレースする事からこの2頭がセットで馬券になる可能性は高いと思っています。
ただ、圧倒的1番人気と2番人気の馬を◎○にするような馬券は買いません。不確定要素の多い3歳牝馬、初の長丁場、天候悪化も考え、「お堅い」馬券を買うようなレースではないと思っています。

この3頭について。

ブエナビスタ
この馬の末脚、その推進力は牡馬も含めてもおそらくはこの世代でNo.1。この「伝家の宝刀」を持つがゆえに傲慢なほどの後方から大外ブン回しのスタイル。
この危ういスタイルでさえ圧勝してしまうほどの末脚!を持っている馬です。

桜花賞は明らかなほどの外差し馬場がこの馬に向いた事は確かですが、桜花賞、マイルG1で一旦最後方まであえて下げる競馬。そして全馬差し切って勝利。それもギリギリ差し切ったレースでもなく、レッドデザイアに近づいた時点で勝利は確定的。余裕のある勝利。明らかに他馬とは一線を画する馬!
それでも今の内が残る馬場、外差しが利かない馬場でのこのスタイルを考えれば1着を否定したいと思っていましたが、安藤騎手は次のようなコメントを残しています、

これまで後ろからレースをしてきましたが今なら前でレースをする足も持っています。でも位置にはこだわりません。ただ仕舞にかける競馬になるとは思います。ただ東京競馬場は先週もこの前も馬場の内側がやけに残る競馬が続いているのでこの次の競馬は土日東京競馬場なのでその状況を見て競馬の組み立てを考えたいと思います。

安藤騎手が考えるところの「理」のある競馬をするのでしょう。これは日本で一番精度の高い先行競馬の技術をもっている(と私が勝手に思っている)安藤騎手なら当然の創意工夫。今の馬場状態で大外回し、後方から一閃の競馬に「理」がないのは明らか。
ブエナビスタの大外回しに期待する馬券を買おうと思っていたので、この発言をしてくれた事に感謝したい気分です。

実際、安藤騎手ならオークスで今までとは違う競馬で容易く勝利に導いていまうかもしれませんが、競走馬が従来の競争スタイルを崩すという事については多少危うい所があります。
枠は内寄り、中団、中団後方辺りの馬群の中にいるのでしょうか?馬群を割って来る競馬?強すぎるゆえに大外回しの競馬しかしていない馬、どうでしょうか?
先週は抜けて力を持っていて、しかも東京マイルの適性が抜群のウォッカが1倍台の人気。(精神)状態不安を理由に嫌いましたが、今回はもし嫌うならブエナビスタが従来のスタイルを崩すという事でしょうか?
あまりに末脚が斬れる馬が道悪でどのくらいの推進力を見せられるかも注目です。この後は凱旋門賞も視野に入れているとか?日本の馬場での道悪をこなせないようでは欧州のタフな馬場でも勝負にならないでしょうから見極めるにはいいレースになるかもしれません。

仮に今回、圧倒的な末脚を持つブエナビスタが問題なく中団からの競馬で完勝したら、人気関係なくこの馬の支持者になります。最終的には有馬記念のハーツクライのような競馬が出来るのではないかと期待します。
このレースはブエナビスタが最強馬へ向かう為の重要なステップレースかもしれません。(期待し過ぎ?)

レッドデザイア
僅か3戦目で桜花賞2着。それもブエナビスタから0.1秒差。これは相当な素質馬!成長曲線によってはブエナを逆転することも。
と考えてもおかしくはありません。その可能性もあり得ます。
安藤騎手もブエナビスタとの比較でこの馬の強さを認めています。安藤騎手が上記のコメントを残したのもこの馬が先に抜け出して、それを外を回して追いかけたら捕え切れないと感じているからかもしれません。それほどの馬・・・・。

しかしながら、桜花賞はブエナビスタからみれば全馬格下のレース。それゆえロスが多くても「安全」な競馬をしました。それでも勝てませんでした。今回はレッドザイアをライバルと認めているレース。まだ4戦目で上昇度があったとしてもこの2頭には差があると思います。
この馬も末脚の斬れで勝負するタイプ。馬場が悪化してどうでしょうか?経験が少ない馬が18頭立ての内枠。距離が延びていい馬かどうかも疑問。

ディアジーナ
末脚の斬れが上の2頭とは差があるため、相手の末脚が鈍るという点で道悪になるのは歓迎。
この馬の最近の成績には文句の付けようがありません。負けたフラワーCはかなりタフな馬場の大外枠。勝ち馬が内に1頭分ある走りやすい馬場を巧く利用したのに対してこの馬は力の要る馬場を終始走り続けました。2着でもその力の差は歴然。

この馬がいつ桜花賞をパスするか決めたのかは分かりませんが、フラワーCでかなりタフな競馬をした為?なんて思ったりもしています。
フローラSはまず万全の状態で使う事は考えられず、それでも完勝。このレースの2,3着馬との力の差も明らか。
そして今回目標レースであるオークス。内が伸びる馬場状態、前日の雨、外枠にならなかった事。一番「運」を持っているのはこの馬かもしれません。
有力馬は後方脚質に対してこの馬は前でも競馬出来る馬。タフな馬場でも好走を続けている馬。ヴィーヴァヴォドカがレースを引っ張ってくれればその馬の後ろからしぶとい脚を繰り出すには好都合。直線に入った所でブエナよりかなり前にいる事が重要。

明日の馬場状態がどうなるか分かりませんが、引き続き内が伸びるようならこの馬は買いだと思っています。オークス向きの斬れる脚はありませんが、その分を位置取りでカバー出来れば。馬場のアシストもありそう。

他の馬では、
デリキットピース
外枠は少々残念ですが、新馬戦はともかく、2戦目忘れな草賞は強い競馬。ブロードストリートを封じた事は大きく評価できます。
2戦2勝でオークスに出てきた馬。よく取れば底が割れていない、悪く取れば経験不足。今回先行するタイプの馬が少ないので内が伸びる馬場なら3戦目の上昇度も含め期待したい馬。鞍上は先週も内が伸びる馬場を利して逃げ、馬券圏内に粘りこませた柴田騎手。

ダノンべルベール
桜花賞は完全な外差しの馬場。最内枠が裏目に。もう少し走ってもよかったと思いながらも、それで人気が下がるなら買い目には入れたい馬。距離延長は疑問も流れが緩めば好走も可能。枠もいい枠を引きました。

ジェルミナル
この馬は漠然とオークスで狙いたい馬だと思っていましたが、桜花賞でブエナビスタに勝てるはずもない末脚勝負。これにはどんな意図があったのか分かりません、スローペースのオークスで前目で進めれば可能性はあると思っていました。
福永騎手曰く、左回りの方が向く馬で、本質的に長い距離が合う馬。
桜花賞で違う競馬をしてそこそこ走っていれば、この馬に重い印でしたが。

ヴィクトリアマイルの回顧

牝馬限定のマイルG1、ヴィクトリアマイルウォッカが7馬身差(!)の圧勝。

道中少しムキになって最後の爆発力を欠いたジャパンカップ、ドバイでの不可解な失速ぶり、現地での前哨戦まではさみ本気で取りに行った海外レースの後の帰国第一戦・・・・などの不安要素を挙げ、水曜の展望で長々とウォッカについて語りましたが、そんな考えを持つ者を嘲笑うような圧勝劇。ウォッカについて疑問視していた人にとってはぐうの音も出ないレースになってしまいました。

12.2 - 10.8 - 11.7 - 12.0 - 11.9 - 11.2 - 10.8 - 11.8

これでヴィクトリアMは4年続けてラスト3ハロンの瞬発レース。
ウォッカは絶好のスタートを切り、そこから無理に行きたがるような事はなく、先団に付けて脚を溜めます。<絶好のレース運び>、この時点でちょっとこれでは・・・・。

後半、緩→急に流れが変わりペースアップする中でウォッカは余裕の手応え。直線に入った所でいよいよ各馬追い出しにかかりますが、ウォッカは馬なりで悠々と先頭に!スピードの絶対値が違うとしか言い様のない抜け出し方!!
その後は後続との差をひろげる一方のレースに。同じく騎手が赤い帽子を被っていた去年の安田記念の光景を見ているようでもありました。
まともに折り合えばこのメンバー相手に、このくらいのパフォーマンスは当たり前?ただただ脱帽のレースでした。

前で競馬が出来て、その位置から最後斬れる脚を繰り出せる馬を狙う事がこのレースのポイントと考えていましたが、1頭は不安視していたウォッカ。そしてもう1頭はブラボーデイジー??

2着、ブラボーデイジー
今回はウォッカより前に付けて内枠を利してコースロスのない競馬。勝負所で簡単にウォッカに先に行かれてしまいますが、生野騎手はすぐさまウォッカの真後ろに付けウォッカを追います。ウォッカには遠く及ばないものの、上がり34.6秒。前で競馬をした馬の中では勝ち馬を除いて上がり最速。当然の2着。

この馬は拾えませんでした。前走で重賞を勝ったとは言え、不良馬場の福島、牝馬限定の重賞レース。上がりに37秒を要したレース。これまで芝の1800~2000mのレースを選んで使っていますが、必ず上がりに35秒後半以上はかかっている馬。前走の不良馬場の勝利がなければただの1000万勝ちの馬。
内枠から先行出来る馬は魅力ですが、速い上がりが使える馬だとは思いませんでした。
この馬は函館、福島、小倉、中山と去年の夏から結果を出してきた馬、小回りコースの上がりが速くはならない質のレースばかり。意外に広いコースの瞬発レースに向いていたのでしょうか??マイルくらいの方が適う?
調教師もレース後に「騎乗した生野騎手には満点をあげたいです」とコメントを残していますが、前目のインで脚を溜め、ウォッカを目標に終いの脚を引き出したという点で生野騎手のファインプレーだったのかもしれません。

3着、ショウナンラノビア
この馬は評価していた馬。スローが濃厚なレースで逃げられた事、最内枠から楽に先手を取った事が挙げられると思います。内が悪くなっていない馬場も向きました。

4着、ザレマ
多分この馬は今がピーク。思ったよりも後方での競馬になりましたが、これがもったいなかったと思います。今の馬場、ペースを考えれば前で競馬が出来ていれば・・・・。
今回はこの馬の状態、相手関係からチャンスでした。(勝つチャンスではありません。)今後G1となるとちょっと厳しそう。

5着、◎ジョリーダンス
ウォッカが抜けた時点でほぼ諦めましたが、いい脚を見せました。3着馬とはハナ+頭差の差のない5着。8歳馬に期待した訳ですが、頑張りました。勝ちは無理でしたが、十分楽しませてもらえました。
これで引退でしょうか?いい仔が産まれてくる事を期待します。

7着、ヤマニンエマイユ
無謀にもこの馬は重い印を考えていました。大外枠、と鞍上を考慮して思い留まりました。この馬は
左回りの速い上がりの勝負に特化している可能性があります。一番後ろからで勝負にはなりませんが、斬れだけなら結構ありそうです。好走したのは左回りの東京、新潟、中京。この条件で上がりが速くなりそうなレースなら。逆に中山などで上がりがかかるレースでは消し。この後、新潟の1400~1600mくらいのレースに出てくるなら買い。

今年もスローの展開。内の馬場が良い事から先行、内目が有利に。上がりが速くなる競馬で外を回した馬は圏外。今回不安要素ありと考えたウォッカを外しての本命選びに悩みましたが、先行出来て且つ速い上がりを繰り出せるという馬が見当たりませんでした。結局、その競馬が出来る馬が有利なレースでしたが、そんなタイプの馬がウォッカ以外にいなかったからウォッカは7馬身差という大差の圧勝。とても適性の無いと思われたブラボーデイジーが2着入選という結果になったのでは?

G1馬、リトルアマポーラカワカミプリンセスは特にスローで斬れるという強みを持つ馬でもなく、2頭とも外枠。このレースは向きませんでした。力の衰えも気になるカワカミプリンセスはさておき、リトルアマポーラは今後中距離レースでは見直せると思っています。特に先行競馬でガッチリと馬を制御するタイプの騎手が乗る時に。

さて春のG1は連敗街道驀進中!全敗まで見えてきました。(泣)
来週は
ブエナビスタの出走するオークス
週間予報では水、木曜辺りが雨の予報。これが土曜日くらいまでズレ込んで、日曜に天候が回復するようなら、東京競馬場の馬場特性、今週の馬場状態を考えても外差しが利きにくい馬場になる可能性があります。

強すぎるゆえに外外を回す「安全策」を取るブエナビスタ。ちょっと楽しみです。化け物牝馬の1着を否定して連敗記録を伸ばすか????

ヴィクトリアマイルの予想

ヴィクトリアM
深夜に雨が降ったようですが、今は曇り空。馬場は良馬場のようで、今後天候がどうなるかは分かりませんがこのまま曇り空で雨は降らないのではないでしょうか。

言わでもの事ですが、ウォッカは間違いなく歴史に残る名馬。その馬が牝馬限定のこのレースに出走します。マイル戦はこれまで7戦、5勝2着2回。それも負けた2戦はあの怪物ダイワスカーレットと強かったはずのエイジアンウィンズ。ほぼ完璧な成績。加えて最も得意とする東京コース・・・。更にこのメンバー。こんな馬は1着付けにして2,3着を工夫して馬券を買うのが常套なのでしょうが、展望で書いた理由からこの馬を本命にはしません。ウォッカがダイワスカーレットのように常に勝ち負けをしてきた馬ではなく、凡走を繰り返した経験もある名馬だという事も拠り所にしたいものです。

雨が降り続いて道悪になれば本命候補は他にいたのですが、良馬場でウォッカに先着する馬を、と考えるとこの馬に行きつきました。

本命、ジョリーダンス
このレースは前で競馬で出来て、溜めれば終い斬れる馬を狙いたかったのですが、適当な馬が見当たらず後方脚質になりますがこれまでに末脚の爆発力は実証済み。

8歳に期待するのは少々馬鹿げていますが、前走は外が伸びやすい馬場だった事を考慮に入れてもかなりの脚を見せました。ザレマはおおよそ完璧な競馬をしましたが、馬体を併せる間もなく一気に差し切られました。牝馬は状態が落ちるとなかなか戻らないものですが、調子がいい時には連続好走も多いもの。状態の変動の多い牝馬で前走完勝には好感。
前走で引退のはずの馬でしたが、ロウソクの炎が燃え尽きる前にパッと大きく燃え上がるような(別に死んでしまう訳では無いので変な表現ですが。)このレース限りの輝きを期待します。

鞍上は四位騎手。今日、ベストメンバーの骨折、ダービー断念の記事を目にしました。3年連続ダービー制覇に挑戦する夢破れる?この人は東京のG1で、それも終いの脚を活かすタイプの馬で何度も大きな仕事をやってのけている騎手です。前走初めてこの馬に乗りましたが鮮やかすぎるほどのこの馬の末脚を引き出しました。この人は何か終いの脚を巧く引き出すコツのようなもの見つけたのでは?実はこの馬に最も適う騎手だったのでは?(妄想)
そして東京コースでの大一番、相手は自分が乗ってダービーを勝利に導いた馬、ウォッカ!

1400mで好走歴の多い馬ですが、スローならばマイル戦でも問題ありません。2年前になりますが、この舞台、安田記念で明らかに当時No.1,2のマイル馬であったダイワメジャー、コンゴウリキシオーの後ろの3着に入ったのはこの馬。この頃がピークだとは思いますが、最後にもう一度この頃に近い状態になっていれば。
斬れる脚を問われるレースで引退間際、目の覚めるような走りを!

対抗、カワカミプリンセス
斬れ味勝負の東京マイルでウォッカに先着出来る馬だとは思っていませんが、ウォッカが問題を抱えていると考えているのでこの馬に重い印を打ちます。
今回のレースに関しては府中牝馬Sが参考になります。強いレースで余裕を持って先頭に、ラスト3ハロンの末脚比べ、全くの完勝だと思いましたが、万全と思われたレースも斬れ味に勝る馬に差し切られました。斬れが身上という馬ではないのですが、このメンバー相手に馬券圏内の可能性は十分。力量上位馬。

3番手がウォッカ
少々問題があっても馬券圏内にはいそうな・・・・。

馬券は

馬単、⑫→⑭⑥ が勝負馬券。

その裏、⑫←⑭⑥も買っておきます。

3連単、⑫→⑭⇔⑥

大荒れも期待して、

馬連⑫から⑤⑰⑬①⑩

3連複 ⑫-⑭から⑥⑤⑰⑬①⑩⑯③⑪⑨⑱

京王杯SCの予想

京王杯SCには高松宮杯で◎を打ったトウショウカレッジが出走します。
そして3連複の本線の馬券を鼻差で紙屑にしてくれたソルジャーズソングも。個人的に因縁のある1戦。

京王杯の歴代の勝ち馬をみると錚々たるメンバー。それもかなりのマイル適性を持った馬が1400mのこのレースを制しています。
今回は先週に続いて速い時計の出る馬場でしょうか?短距離寄りのスピードを持っている馬に有利に働くような気もします。

スマイルジャック、タケミカヅチ辺りが人気になりそうですが、1400m戦が初めての上にマイル戦でも速い時計の決着で好走した例がありません。共にクラシックに乗っていた馬なので、短い距離の経験が少なく可能性としてはありますが、1400mの高速決着、1400mをどれだけ速いタイムで走り切れるか?という質のレースになった場合には?

本命は②トウショウカレッジ

思い入れのある馬ですが、この馬に◎を打つのも最後になりそう。

なんて事を高松宮記念の回顧で書きましたが、今回に限り撤回します。
安田記念の前哨戦、京王杯SCにしてはかなり落ちるメンバー。そしておそらく速い時計の出る馬場。そして内枠!!
高松宮で◎にした最大の拠り所は内枠を引いた事と馬群をこじ開けて来れるだけの期待の出来る内田騎手が鞍上だった事。前に行けるという能力が欠けているだけに、外枠を引くと「最後はいい脚を使っているのにもったいない」というレースになってしまう馬ですが、今回も条件が揃いました。
高速馬場、高速決着歓迎、東京コース歓迎、内枠大歓迎。
前の馬が馬場の良い内に殺到して外を回さざるを得ないという事が考えられる事や目標のG1レースの後のレースである事が気掛かりですが、期待します。

相手は、

常に人気先行でこれまで嫌い続けてきた馬ですが、今回は何やら内を突く競馬を考えているとか。それならば東京1400mで特に嫌うところもない④ファリダット
1400mを走ったには一昨年の阪神Cのみ。今回のメンバーとは比べられない位のハイレベルなメンバー構成。勝ち馬から0.3秒差の1分20秒台で走り切りました。その後もなぜか中距離レースに。復調があればかなり面白い馬、⑭カネトシツヨシオー
1400mの高速決着歓迎の馬。因縁の⑬ソルジャーズソング
1400mベスト、前走同じ条件の準オープンのレースを1分20秒台、前に付けて上がり33秒台で完勝した⑥スピードタッチ
東京、新潟のマイル重賞で連対。連続好走がないので力の割に軽く見られるのでは?今回が走り頃?の⑦リザーブカード
実は短い距離が向いていた馬、前走の1番人気大敗で人気を落としそうな⑤イースター
不思議なほど内枠を引く事が多い馬。そして好走はその内枠の時。最内枠を引いてしまっては・・・・・。内枠巧者、内枠を利して馬券圏内にエスコートしてくれるのが巧い柴田騎手が鞍上、①タケミカヅチ
近走いまいちも大井で一叩き、ダンチヒ産駒のスピードのある馬大穴⑩ステキシンスケクン

どの馬を複軸にして3連馬券を買おうか迷いました、軸向きでない馬が多いような・・・。
このレース勝てないと思いますが、3連単の2,3着付けの軸ならという意味でタケミカヅチに期待したいと思います。内枠を利して何とか高速決着の1400m戦に対応してくれる事を願います。

馬券は馬単。

②→①④⑤⑥⑦⑬⑭ の7点。 

3連単。

②→①→④⑤⑥⑦⑧⑩⑬⑭
②→④⑤⑥⑦⑬⑭→①     の14点。

応援してきた馬!最後の重賞制覇のチャンスと考え、無謀にも1着付けの馬券のみを買います。

ヴィクトリアマイルの展望 ウォッカについて

今週はヴィクトリアM

2週続けての東京マイルを舞台にしたG1レースになります。そして3週後にはまた同じ条件で安田記念があります。
G1レースは根幹距離で行われるべきなんでしょうが、1つくらい1800mのG1レースがあってもいいような気がします。

今年で4年目になる歴史の浅いヴィクトリアM。これまでのレースは、

2006年 12.6-11.2-11.6-12.1-12.2-11.4-11.3-11.6  33.8秒 5番手

2007年 12.3-10.8-11.7-11.8-11.6-11.2-11.2-11.9  33.4秒 6番手

2008年 12.4-11.3-12.0-12.2-12.1-11.2-11.0-11.5  33.4秒 6番手

各年のレースラップの後ろに書いたものは勝ち馬の上がり3ハロンと位置取り。

馬場差により全体のタイムは違いますが、ラップのバランスとしてはどの年も同じようなもの。3年共に同じような質のレース。流れが緩く、上がりが極端に早くなる競馬。

このレースで3着以内に入った馬は去年2着のウォッカを除いて全てサンデーサイレンス産駒、若しくはサンデーの仔の産駒の馬。道中緩んでの上がり勝負ならこのような結果になるのも分かる気がします。
同じ条件の安田記念と比べてみれば分かりますが、安田記念はもっと流れがきついレースで間違っても上がり33秒前半なんてタイムは出ません。真にマイルでの総合力が試されるレース。それゆえに斬れ味自慢のサンデー系の人気馬が信用できないレース。

同じ条件のG1レースですが、かなり質の異なるレースになっています。G1とはいえ、牝馬限定のレースだからという事でしょうか?

前3年の結果が示しているように、このような場合有利なのはやはり前目に付ける事が出来て速い上がりを繰り出せる馬。マイル適性のある先行馬で上がり勝負で強みを発揮出来る馬

今回の有力と目される馬では速い上がりという点でカワカミプリンセスリトルアマポーラはちょっと疑問。早い話がズバリ、ウォッカという事になってしまいます。
去年はまだ後方から競馬だったウォッカ。ウォッカより前で競馬をして上がり33.4秒を繰り出したエイジアンウィンズを捕えきれませんでした。今年は前でも競馬が出来るようになったウォッカ。先行するようになってから馬券は1度も外していません。このメンバーでは鉄板?そうではないと思いたいところです!

去年と同じくドバイ帰りの国内初戦。
能力だけを見れば、かなり抜けている存在!加えて適性も抜群!

この馬を疑うとすれば、まずは海外レース帰りであること。去年と同じローテですが、今年はドバイを本気で狙っていたのか、ドバイで目標レースの前に前哨戦を挟みました。慣れない環境での滞在競馬。

そして、非常にタフだった天皇賞秋の後のレースのウォッカのパフォーマンス。

JCは1着付けの本命にしました。レースはJCらしくないかなり緩みのあるレース。岩田騎手はこの流れを3番手に付け4角を迎えます。願ったり叶ったりのレース。もうこの時点で勝ったと思っていました。
結果はご存じのように2頭に差されて3着。そしてレース後の岩田騎手のコメント。

結果的に今日はスローペースだったことが応えていた。本当はもっとフワッと出てくれればいいけど、ゲートの出がいいので、そこで馬に逆らわずに前に行く形に。ちょっとムキになってしまった。折り合えばもっと弾ける脚を使ってくれる馬だけどね。

そして今回のヴィクトリアMはスローペースが濃厚なレース!!折り合っていかに脚をしっかり溜められるかが非常に重要なレース。
スローペースになれば総合力というよりは瞬発力、好位で折り合って、どれだけ速い上がりを繰り出せるかが問われます。(場合によってはそれのみが。)明らかにメンバー落ちのG1でもこれが出来なければ負けます。
嫌うならハイレベルな安田記念ではなく、相手が弱くても流れの緩みそうなヴィクトリアM?

ジャパンカップの敗戦はもちろんタフだった天皇賞経由という事が影響していると思うのですが、個人的にはその前の毎日王冠のレースも影響していると思っています。

毎日王冠は速い馬場の中、「逃げ」の戦法をとったレース。そして馬場を味方に積極的に飛ばし、更には1200~1400m区間のラップが10.5秒!ここで一気に勝負を付けてしまう乗り方。
これがウォッカをしっかりと折り合うことの出来ない馬にしてしまった可能性も!

続く天皇賞はダイワが逃げ、同厩舎の馬がそれを突っつき非常に締まったレースに。緩まなかったので折り合いに気を使う必要のなかったレース。

そしてドバイでは万全を期して前哨戦で一叩きして本番に臨みましたが、やはり先行して最後弾けず・・・。レース後に武騎手がどんなコメントを残したかは知りませんが、折り合って末脚の爆発力で勝つというスタイルがとれないのかもしれません。

個人的には海外レースは日本の馬場と大きく違うので負けてもそれほど気にする事はないと思っています。馬場に適った血を持つ馬が圧倒的に有利なのが競馬。日本と欧米の生産馬の基本能力に差がなくなった今日、ジャパンカップでコロコロ海外の有力馬が負ける事もそれを証明していると思います。

ドバイの敗戦が単に力負けではなく、折り合いに難があるための先行策であったり、道中のムダな体力ロスによる最後の失速だったりすると今回の圧倒的1番人気(メンバーの質を考えれば当然こうなると思います。)もにわかに信用出来なくなります。万全を期したレースで去年より着順を落としている事も・・・・。

登録馬の名前だけ見ると東京マイルでウォッカが連を外すとはとても思えませんが、それは今までイメージ。特に安田記念のイメージがあるから。1年経って仮に肉体的な衰えがなくても、精神面で何かが変わっていればどうでしょうか?
そして鞍上は最近馬を御しきれていない印象のある武騎手。強く馬を御す事の出来る安藤騎手や岩田騎手なら重い印は打ちますが・・・・。

 
  

NHKマイルの回顧

NHKマイルCは逃げ宣言をしていたゲットフルマークスの2番手に付けてレースを進めたジョーカプチーノがそのまま突き抜けて完勝。藤岡康太騎手は嬉しいG1初制覇。3月のファルコンSで同馬で重賞初制覇、彼にとってジョーカプチーノは生涯忘れる事の出来ない馬になりそうです。

予想はかすりもせずの大外れ、見せ場も全く無し。想定と逆。ただただ呆然と見守るしかなかったレースになってしまいました。

誤算は非常に速い時計の出る馬場に変わっていた事。今回の東京開催のレースを見ていてまさかNHKマイルでこれほど速いタイムが出るとは想像もしていませんでした。だいたい最後上がりが少々かかって1分33秒ちょっとくらいの勝ち時計になると思っていました。今回の勝ちタイムは1分32秒4!「あの」キングカメハメハよりも速いタイムに。
週中に降った雨の影響が少しはあり、土日の晴天により、いよいよこのレースが始まる頃に下の地面までしっかり乾き、このような高速馬場になったのか??本当のところは分かりません。

12.2 - 10.8 - 11.3 - 11.2 - 11.7 - 11.5 - 11.7 - 12.0

これがレースラップ。馬場を考えてもかなり速いラップ。このラップを逃げ馬の直後の2番手に付けて上がり3ハロンを34.7秒でまとめたジョーカプチーノには相応の評価が必要です。
そして先行した2頭から離れているとはいえ、先行して4,5番手辺りに付けたレッドスパーダ、マイネルエルフが上がり33秒台。ちょっと後方から差せるようなレースではありませんでした。実質このラップを後続を離して逃げた馬が上がり34.7秒、この後ろの馬が33秒台という事は一見物凄く締まったラップに見えますが、かなり余力を残して直線を迎えた事になります。それほど速い、走りやすい馬場だった事が想像できます。
かなり飛ばして2番手を追走したかに見えましたが、馬場を考えれば実は適正なラップ、適正な位置取り・・・・。

結局、スタートして2~6番手に付けた馬がそのまま掲示板に載った5頭。速くなっていた馬場を考えればこれより後ろにいた馬はすでに圏外といったレース。おそらく乗っていた騎手もこれほど速い馬場に変わっているとは思っていなかったのでは?

このレースでの各馬の評価は難しいですね。

勝ったジョーカプチーノはいくら馬場が良いとはいえ、この時期にマイルで1分34秒4、しかもほとんど自分で作ったレース、自力で出したタイム。やはり相応の評価が必要。
それでも同型の実力馬ミッキーパンプキンの出遅れ、有力差し馬は馬場を読み違え、後方で脚を溜める競馬。少し疑う余地はありそう。

2着のレッドスパーダは熱発明け、勝ち馬との差は単に位置取りの差。同等に近い評価を与えても良いような気もします。

6着、ワンカラット
この馬は評価が必要だと思っています。内を巧く突いたとはいえ、かなりの後方から6着まで押し上げました。スタートをミスしなければもう少し上位もありました。こんな馬場でなければ驚くような結果が待っていたかも?!
この馬は少し上がりがかかるレースの方が向く馬と考えていましたが、牡馬に混じってこの上がりの速い競馬にも対応しました。力を付けて来ています。順調に成長すれば対古馬のマイル戦でも面白い存在になるのでは?
もちろん京都小回り2000m、上がりが少しかかるはずの秋華賞でも距離が少し長いかもしれませんが期待します。
この馬を物差しにすれば、今年の牡馬、牝馬の力の差はあまり無いのかもしれません。

もちろんこのレースは後ろ(「圏外」)にいた馬は見直せるレース。

アイアンルック、ブレイクランアウトはハナ差で仲良く8,9着。ダービーで好走するような馬ならもう少し光るところがあっても良かったと思います。アイアンルックは強い馬と初対戦、高速決着、まだ4戦目のレース、レース中前をカットされた事。ブレイクランアウトは休み明けのレースなどと言い訳はありますが・・・・。

NHKマイルの予想

NHKマイルの◎はサンカルロ

勝ち切ることを願っての本命。
詳細は展望で書いた通り、内枠からうまく折り合って直線では馬場中ほどを抜けて突き抜けてくれることを期待。この馬はこのレースが最大目標の馬。スプリングS→ニュージーランドTと使って前走の走りが素晴らしかったので前走がピークなのでは?と思ったりもしましたが、余裕のある勝ち方でしたし、今回が目標レース、それは無いと判断しました。
近走のレースを見る限り明らかに力をつけており、おそらくマイルの適性が最も高い馬。能力の違いでこのレースを制してしまう馬も多いですが、今回は強いマイラーが勝つレースになるか?
必要以上に末脚に期待しないことを望みます。

○はアイアンルック

▲はティアップゴールド

この2頭も詳細は展望で書いた通り。
アイアンルックはアーリントンCがスムーズだったら3戦3勝だった馬。このレースが4戦目、更なるレベルアップもありそう。マイルがベストではないのでは?と思う事とタフな東京マイルでのG1レース、強い相手と初対戦になる事とレース経験の少ない事、東京マイルの経験の少ない小牧騎手がこれまた経験の少ないG1で人気馬に乗る事を考えての2番手評価。

ティアップゴールドは締まったラップの好位差しで台頭してくる事に期待。前走は理想的なレース運びをした勝ち馬に対し少々割の悪い競馬。それでも最後まで伸びてきた事は大きく評価。それほどサンカルロと力の差がないのでは?昨日に比べちょっと人気が上がっていますが、それでも7番人気、旨みはあると思っています。
先週の天皇賞春は結局質の高い前哨戦であった中山のG2レース1,2着だった馬同士の決着。その再現なるか?

馬券は馬単。

④⇔⑥
④⇔⑮ の4点が勝負馬券。もちろん1着の方が厚めに。

そして3連単。

④→⑥→②⑤⑦⑧⑨⑬⑮⑯⑰⑱
④→②⑤⑦⑧⑨⑬⑮⑯⑰⑱→⑥ の20点。

3連複。

④-⑥から②⑤⑦⑧⑨⑬⑮⑰⑱の9点。

ちょっと買い過ぎですが、ブレイクランアウトが結構オッズを吸っています。人気の割れたレースでこの2,3番人気の2頭からの3連馬券でもかなり付きそう・・・・ブレイクランアウトが馬券にならなければ、ですが・・・・。
この馬は強いと思っている馬で展望でも必ず印を打つ馬と言いましたが、休み明け、外枠、武騎手、末脚の斬れに期待する1番人気馬。個人的に差し損ねを期待する場合のすべての条件が揃っています!印は付けましたが差し損ねの4、5着を期待。
大外を回して伸びるが前の馬に届かず、レース後に「いい感じで進めましたが、最後思ったほど弾けませんでした。休み明けの影響でしょうか?」などと言うコメントを期待。

あまり各馬の検討が出来なかったので少しでも可能性のありそうな馬は全て買い目に入れました。3頭目のヒモ荒れ期待のレース。

NHKマイルの展望

明日はNHKマイル。3歳春の若駒にマイルを走り切る上での総合力を問う東京マイル。週中はかなり雨が降り、馬場状態が懸念されましたが、本日は快晴。メインレースの頃には良馬場になっていたらしく、明日は絶好の馬場馬場のもとでレースが行われそうです。

今週から5週連続して東京競馬場でのG1レースが続きます。マイル戦はこの後、ヴィクトリアM安田記念がありますが、同じマイル戦でもこの2レースと今回のNHKマイルは少し違います。
NHKマイルは後方からの馬の好走が多い。
いくつか理由があると思います。

東京マイルは総合力が問われるタフな舞台である事、1回こっきりの3歳G1レース、特にマイルがベストと踏んで目標にしてきた馬は当然勝ちに行きます。しかし、この時期の陣営の考えるマイルの資質なんてものは怪しいものです。初めて経験するマイルG1の流れでそれも東京のマイル、フルゲートの18頭立て。内が良い馬場でもない限り、前で積極的に競馬をして長い直線を踏ん張り切るには相当な力量、マイル適性がいるのでは?

特に先行馬にはマイルを走り切る以上のスタミナが要求されますが、1800m以上のレースで流れが締まったレースは皐月賞にでも出ない限り経験出来ません。途中が緩んだ中距離レースで好走しても、それが直ちに東京マイルを押し切れるだけのスタミナがあるという事にはならないと思います。

G1レースと言えども、3歳の本当に強い馬はダービーに行くはずで、言ってみればこのレースはマイル版「プチ」ダービー。東京マイルを先行して押し切れるような馬なら1800とか2000mのトライアルで好走して皐月賞に出ているのでは?

まとめて言うと、後方からの馬がよく好走すると言うよりは、「プチ」ダービーに出るような力量の先行馬が初めて経験するタフな流れで長い直線で最後までもたない。世代のトップレベルでない馬達のG1ではまともに行ったら最後止まるから後ろで脚を溜めていた方が有利、といった事だと思っています。
このレースが中山マイルであったり、ダービーが東京マイルで行われると言うなら違った結果になっていると思います。

このレースでは逃げ馬、逃げに近いような先行馬、斬れる脚が無いので先行粘り込みしか活路のない馬などはかなり力量を有すると思わない限り評価しない予定。(内の馬場が有利なら話は別ですが、今回はそんな馬場ではないと思っています。)

有力各馬。

ブレイクランアウト

この馬は強いと思っています。力量から言えば、東京マイルで特に嫌う事はなさそう。2番人気なのは共同通信杯以来で間隔が空いている事が大きいと思います。
2月の頭のG3から間隔をとってNHKマイル→ダービーと、このレースを渾身の目標にしてきた陣営から見ればかなり「舐めた」ローテ。ダービーの叩き台とも取れるようなローテ。
最近このG1の2連戦を連勝した馬もいますが、1頭は故障がなければ最強馬の1頭だったんじゃないかと思っているキングカメハメハ、もう1頭は今年この馬を中心に日本競馬が回ると思っているディープスカイ。この2頭でさえ、3月の毎日杯経由。

皐月賞で勝つよりは数段難易度が低いと思っているこのレースを狙った事は賞金の額に差がない事を考えてもなかなか賢いと思いますが、続くダービーを考えて間隔を取ったことはどう出ますか・・・・・?「虻蜂取らず」なんて事になるかも?

共同通信杯は緩んだ中距離レースで直接評価し難いですが、朝日杯は無駄に外を回ってかなり脚を使って差のない競馬。そして世代のトップレベルとまともにやり合う事の出来る馬。「プチ」ダービーでは明らかに力量上位!
上に書いた理由から本命にする気はありませんが、間違いなく印を打つ馬。どの印にしようかは思案中。

アイアンルック

この馬が1番人気。
キングカメハメハ、ディープスカイと同じ毎日杯勝ち馬という事が評価されているのでしょうか?それを抜きにしてもなかなか強そうな馬。負けたアーリントンCは武騎手が鞍上、軽く出遅れ、4角は余裕の手応え。直線で中ほどを抜けようとしますが、完全に前が詰まります。最後壁の外に出して凄い脚で突っ込みますが、決着した後。まともなら勝っていたであろうレース。続く毎日杯は斬れる脚を見せつけて勝利。
もしアーリントンCで前が詰まらずに勝っていたら(武騎手がそのまま乗っていたら)圧倒的な1番人気になっていたでしょう。

タフな東京マイルもむしろ合いそうな感じ。
疑うならアーリントンCも毎日杯もまともに皐月賞を狙っているような馬のいないレース。強い馬とはレースをしていない馬。
そして1番人気の馬に東京マイルの経験の少ない小牧騎手
新馬戦は小牧騎手で7馬身差で圧勝するもアーリントンCでは恒例の「将来性がありそうな馬は武騎手にチェンジ」。そのアーリントンCでダブルウェッジに乗りこの馬を抑えて勝利。毎日杯で再びチャンスが来て、しっかり勝ってこのレースに駒を進めました。心情的にはこの馬を実力で手繰り寄せた小牧騎手に勝ってもらいたいと思いますが・・・・・・・。

サンカルロ

この馬が今のところ本命候補。現在3番人気。
2戦目の東スポ杯2歳Sでナカヤマフェスタ、ブレイクランアウトとそれほど差のない競馬で3着。前々走スプリングS、着順は4着ですが、完全に直線で前が塞がったレース。スムーズに抜けて来れればアンライバルドに勝ったとは思いませんが、差のない2着はあったレース。スローからの瞬発戦とは言え、まぎれもない世代のトップホースに対しての走りとしては評価出来ます。
そして前走ニュージーランドT。内々で巧くレースを進めたとは言え見事な勝ちっぷり。ゴール前も余裕があるように見えます。この馬はここにきてかなり力をつけているような気がします。当然今回のレースも期待。完全なスローからの瞬発戦になればこの馬より斬れる馬はいそうですが、そうならないのであれば(そうならないと思っています。)勝機は十分にあると思います。

穴馬。

サンカルロとの比較で言えば、ティアップゴールド。現在9番人気。

ニュージーランドTでは内々を進めた勝ち馬に対してこの馬は終始外々!4角では大外を一気に捲り上げ、かなり脚を使いました。その割によく直線でも伸びて2着。コースロスを考えればサンカルロとも差が無いかもしれません。
前々走の500万のレースはやや重の馬場の消耗戦を前目で押し切り完勝。2着アルーリングムーンもそこそこ強い馬。
末脚の斬れという点では疑問もありますが、単純な斬れが問われないレースになれば出番あり。締まったラップの好位差しなら期待が出来るかもしれません。

大穴、現在ビリ人気のツクバホクトオー

新潟2歳Sでお世話になった馬。このレースは強いレースをしましたが、その後はパッタリ。行きたがるところがあり、折り合いに難がある馬。今回は後方からの競馬を試すらしく、前に馬を置いて道中の体力のロスをなくし、直線でインからスルスルと抜けられるようなら。5番枠を引き、内枠の馬は前に行く馬。サンカルロもインに固執する事はないはず。ビリ人気なら一か八かのイン差し狙いでもいいでしょう。久しぶりに左回りのコースで奮闘に期待。

天皇賞春の予想

明日は長距離G1の天皇賞春。18頭フルゲートになるのは2005年以来。
ちなみに18頭フルゲートになった年は2005年(スズカマンボ)、2004年(イングランディーレ)、2003年(ヒシミラクル)。いずれも大荒れのレース・・・・。

道中の体力のロスをどれだけ少なくするかが重要なレース。頭数が増えればそれだけ難しい事が増えるのかもしれません。
それとも単にメンバーの質の問題で、強い馬がいないと感じ、色気を出して出走しようとする馬の多い年なのでしょうか?
とにかく、今年はフルゲートのレース。

展望で書いた通り、本命はスクリーンヒーロー

展望で書いた適性が「主流」から外れる馬を本命にしたいレースですが、出走が叶わなかった為に自動的にこの馬に。
3歳時、セントライト記念でロックドゥカンブに全く敵わなかった馬が長期休養を経て好走を続け、アルゼンチン共和国杯で軽ハンデながら重賞初制覇。そして次走、まさかのジャパンカップ制覇!
以前にも書きましたが、数あるG1の中でも、充実期にある一流の古馬が最大の目標にするジャパンカップだけはまぐれでは勝てないと思っています。いくら「あの」タフな天皇賞秋を経由したレースとは言え、東京2400mで明らかにこの条件に適性があるウォッカとディープスカイを抑えての勝利には価値があります。

とは言え、今回のレースに関して評価しているのは上がり勝負になったジャパンカップではなく、前々走の5着に敗れた有馬記念の方。

有馬記念は勝ち馬が強すぎて、先行馬は総崩れ、後方待機の馬が着を拾ったかなりタフなレース。
スクリーンヒーローは最初の1,2コーナーを大回り、かなり距離ロスをして後方からのレース。ダイワの作り出す緩みのない流れを徐々に進出して、何と4コーナーでは外から捲くり上げダイワスカーレットに馬体を併せに行く<さすがデムーロ騎手>敢然と勝ちを狙う競馬!
ダイワには完敗ですが、あの馬は化け物。最後に差された馬も後方から着を拾った馬たち。もう少し道中の流れが緩んでいれば2着はこの馬だったでしょう。最短距離を進めて行ったダイワに対して敢然と勝負に行き、0.5秒差はむしろ立派!!

もちろんジャパンカップを勝つ馬なので弱い訳がないのですが、上がり勝負に特化した馬なのかな?といった印象を持っていましたが、その考えは改める事に。
今回、距離が延びて、多少流れが締まっても十分こなせる馬だと思っています。

そして今回のメンバーはG1と言うにはお粗末な(失礼)メンバー。距離に適性があるとは言え、ダイワに対して全く勝負にならかった馬が当然のように人気に。
主流から外れる条件ではありますが、昨年、トップホース(ダイワスカーレット、ウォッカ、ディープスカイ)に対してまともにやり合えたのはこの馬くらい。

格調高い(?)天皇賞でそれに見合った「挌」を持つ馬がいるとするならこの馬!(「格」なんてものは勝手に人間が付けたもので、全く実を伴わないものだと思っていましたが、最近そうでもないと思いはじめました。)

前走は59キロ、重馬場、前哨戦。天皇賞に向けての一叩きとしては十分なレース。負けて人気が下がるならなお結構。G1では勝利と縁遠い人が鞍上ですが、久しぶりに長距離レース巧者ぶりを発揮してもらいたいものです。

対抗選びは迷いました。

ジャガーメイル
上がり勝負のレースながら◎馬と勝ち、負けをしている馬。内枠、安藤騎手は非常に魅力的ですが、究極のスタミナを問われるレースで去年の11月以来の出走というのは大きくマイナス!この馬を買うなら次走以降でしょう。
とは言え、◎馬と走ったレースは2度とも2頭のワンツーフィニッシュ。怖いので買い目には入れることに。

ドリームジャーニー
前走で相手は年明け初戦のレースだったとは言え、ディープスカイに勝てる馬となればザラにはいません。(今年の日本競馬界を牽引するであろうディープスカイに勝っている馬は◎馬とドリームジャーニーだけ!)「格」と言うことではこの馬にも言えるかもしれません。現状で力量的にかなり上の方にいる馬!充実ぶりから言えば勝って然るべき馬??
ただ個人的にはどうしても、この馬のキビキビとして回転の速い走り方が距離が延びた今回の舞台に適うとは思えません。

アサクサキングス
普通に考えれば間違いなくこの馬!!
適性は実証済み。去年のレースの強かった上の2頭が抜け、順番が回って来たとも言えそうですが・・・・。
ホワイトマズル産駒の1番人気。前哨戦は強い競馬でしたが、重馬場で本番への一叩きというには無駄にタフな競馬。万が一ペースが緩めば、上がり勝負では分が悪い馬。
今回は3番手評価に。

ヒカルカザブエ
上がり馬。重賞2戦目で2キロもらいとはいえアサクサキングスとハナ差。上がり目もあり力量評価が難しい馬。前走大幅に馬体を絞ってかなりタフな競馬。状態面でどうでしょうか?人気がないようなので、買い目には追加。

モンテクリスエス
神戸新聞杯の後、長めの距離のレースを選んで出走、すべて馬券に絡む走り。そして最も距離の長いダイヤモンドSで完勝。
この馬の評価はまだG1では足りない馬。その馬が初めて58キロを背負ってのレース。鞍上のせいか妙に人気になっていて単勝8倍?!人気なので消し。

ホクトスルタン
菊花賞では本命にした馬。順調なら天皇賞春は楽しみなレースでしたが、順調ではなくこのレースを迎えました。鞍上は小牧騎手。消し。

引っ張りましたが、対抗はアルナスライン

3歳の京都大賞典でいきなり古馬相手に上がり勝負のレースで好走、次の菊花賞はタフな流れの中、非常に惜しい2着。どれだけ強くなるかと思っていたら案外な成績。
人気になった勝たなくてはいけなかった京都大賞典では外に出すところを塞がれて5着。うまく歯車回っていない感じの馬。
前走が復活を感じさせる強い競馬で完勝!能力は高い馬だと思っているので、歯車が噛み合って来れば期待できる馬。

前走いい競馬でこの馬を勝利に導いた蛯名騎手が引き続いて手綱を握ります。
スクリーンヒーローも前走G2アルゼンチン共和国杯で彼が勝利に導き、そのおかげでジャパンカップの勝利があるとも言えます。その後スクリーンヒーローには乗らせてもらえず。このレースは奮起してスクリーンヒーローには負けないという意気込みで!そして惜しくもちょっとだけ負けてくれれば。(ムシのいい期待ですが。)

穴馬で拾いたいのは内枠に入った、巧く折り合えればのサンラズマックスと前走がいい走りだったマイネルキッツ。それに中距離レースではズブ過ぎるが、体力は満々のネヴァブション

◎スクリーンヒーロー
○アルナスライン
▲アサクサキングス
△サンラズマックス
△ネヴァブション
△マイネルキッツ
△グレイトジャーニー
△ジャガーメイル
△ヒカルカザブエ

重い印は上位人気馬に。◎が勝ち切る事と3連のヒモ荒れに期待。

馬券は3連単。

⑯→④→⑰①⑪②⑫③⑱
⑯→⑰①⑪②⑫③⑱→④ の14点。

オッズが割れていて意外に配当が付くので3連複も。

⑯-④から⑰①⑪②⑫③⑱ の7点。

人気薄だけを拾って、

⑯-⑰から①⑪② の3点も。

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