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フェブラリーSの回顧

昨日は久し振りに東京競馬場へ。開門前に行ったのは初めての経験。土曜にあんなに多くの人が開門前に並んでいるとは思いませんでした。天気も良く、一日楽しめました。勝負に行った肝心のフラワーCが大外れでなければ最高の一日だったのですが・・・。

今年の最初G1レース、フェブラリーS、残念ながら予想の記事を書く時間が無く、結局書けずじまい。
そのフェブラリーSは見応えのある素晴らしいレースでした。タフな東京マイルでスピードスタミナ馬体を併せてからの勝負根性などの総合力が問われ、それらを高いレベルで兼ね具えた馬の争い。

馬を操作する騎手も非常に精度の高い騎乗。観戦に行った昨日の最終レースを見ても時計の速いダートである事は明らか。それを理解し、マイルという空間をいかに少ない時間で走り切るかに心血を注いだ騎手が上位に来ました
更には、マイルの時計勝負の中、限られた使える脚をどう使い、ほんの僅かでも一番先にゴールするという工夫、精度の高い技術のぶつかり合いが最後の手に汗握る大接戦を生みました!!!

結果的に前に行った馬がそのままゴールしたレースでしたが、そう単純なものではなく、高いレベルでの特にスピードが問われたレース。先行競馬の精度、また、それへの意識の高い地方出身騎手や外国人騎手が上位に来るべくして来たというレースでした。

洗練されたもの同士が激突する僅かな隙も許されないレース、まさにG1レース!!今年最初のG1レースでしたが、いきなり今年のベストレースの候補!


4着、エスポワールシチー
錦秋Sのような競馬をしてあとは後ろの馬次第というレースがベストだと思っていますと書きましたが、やはりエスポワールシチーの哲三騎手はラップを締めて勝ちに行く競馬!道中緩めてワンダースピードに差された平安Sと同じ失敗はしません。さすが大舞台で勝てる騎手です。

この馬自身、持ちタイムを大きく更新する1分34秒8で走り切っており、馬の強みを活かすベストの騎乗。馬もそれに応えました。「あとは後ろの馬次第」でしたが、残念ながら3頭ばかり強い馬が直後にいました。

今後はマイル前後でスピードを活かす競馬をするのがいいでしょう。哲三騎手が手綱を握っている限りは強いレースが期待できます。まだ4歳になったばかりでこの競馬。高い次元でダートマイルにおける総合力を持っている事は明らか。今後が楽しみな馬です。
ただ、時計のかかる、力の要る馬場で強みが活かせるかはどうでしょうか。

3着、カネヒキリ
勝負どころで逃げた馬を捕らえに行く際、やや反応が悪く見えましたが、これは3連戦の疲労の残りか、競走馬としてのスピードの絶対値の衰えかどちらかの可能性はあるでしょう。それでも、やはり最強馬!鞭を数発入れて闘争心に点火!カジノドライブの内側に馬体を併せに行きます。ここからゴールまでの外2頭との火の出るような追い比べは記憶に残る名シーンになるでしょう。

明日の各紙の紙面には「世代交代」の文字が載っていると思いますが、まだそう決めつけるのは早計かと。
復帰しての3戦は道中がそれほど厳しい流れでは無いレース。復帰後初めてとなるスピードを問わるレースになり馬自身慣れていなかった事もあると思います。それでもさすが勝ちを捥ぎ取れる類稀な勝負根性!!十分に王者の貫録は見させて頂きました。故障の期間が長く、消化した戦数も少なく、老け込むにはまだ早い馬。スピードという点では全盛期より僅かに陰りがあるかもしれませんが、他の能力は依然超1流!まだこの馬の時代は続くのでは思い直しています。

2着、カジノドライブ
一番「勝てる」競馬をしたのがこの馬。という安藤騎手
この人がスピードのある能力の高い先行馬に乗ってしまうと本当に「勝てる」競馬をします。ダイワメジャーやダイワスカーレットに通じる騎乗法。
スピードを活かして楽に先行、直線半ばでの周囲の状況を即座に判断し、馬をコントロール、そして周囲の馬に勝つ為に「ここだ」という追い出しのタイミングを見出しゴールに向けて渾身の追い出し。やっている事はほとんど超人の領域のものかと。

前のエスポワールシチーは問題なく捕らえられると判断、後ろを振り返り、後続の動向を確認、完璧なタイミングで追い出したと思いましたが、最後の勝ち馬の伸び方は想像以上でした。
確かJCDの後にもう少し行かせた方が良かったとコメントしていたと思いますが、今回はこの馬のスピード能力を活かし切った見事な騎乗。

馬もその騎乗法に見合うだけの高い能力を具えていました。続けて安藤騎手が乗るなら今回のレーススタイルが定番となるでしょうし、この馬にとっても1番強みを活かせるスタイルだと思います。

この馬は特殊なローテを選んだが故に経験したレースの数が少なく、おそらくは他馬と比べて経験不足。それでいて4歳になったばかりで早くも日本の頂点に登り詰めたと言っていい2着。東京マイルのG1でまぐれはあり得ません。今後のダート界の主役になることは間違い無いでしょう。
更には、「運」も持っている馬です。ダイワスカーレットの回避、引退により出走が叶い、安藤騎手も回ってきました。しかも安藤騎手の騎乗スタイルが合う馬。
能力、運を持ち、更には最高の騎手を手に入れ前途洋洋。今後は安藤騎手が鞍上なら人気でも◎を打つことが多い馬になりそうです。

1着、サクセスブロッケン
見くびり過ぎていた馬。展望でこの時点ではサクセスブロッケンがかなり強い馬だと思っていたので陰りだとは思いませんでしたが、サクセスブロッケンのその後の古馬との対戦を見ると・・・。サクセスブロッケン、フリオーソより強い馬が今回のレースには数頭参戦します。
古馬と対戦するようになってからのこの馬のレースぶりを見て、まだ対古馬では通用しない馬と見限っていました。
カジノドライブが巧くレースを運んでいたので、これを差し切った事は非常に評価出来ます。しかも東京マイルのG1。間違いなくトップホース。

JBCクラシックでヴァーミリアンが万全だったとするなら、斤量差を考えても3歳であの走り、ゴール直前までの抵抗は超絶なもの。ここ2戦の凡走は初めて対戦する超一流馬との接戦の反動だったかもしれません。
弱い相手とのレースでは、能力の違いから先行して押し切ってしまうレースをしていましたが、G1レベルの馬とあたるような場合、前の馬を目標にして末脚を繰り出すレースをした方が良い馬かもしれません。今回は目標がカジノドライブ。いい闘争心を持っています。
内田騎手も絶好。

木曜の展望の最後に意外な差し馬の台頭についてもう少し考えると書きましたが、サンライズバッカスくらいしか思いつきませんでした。この馬はピークを過ぎている可能性も大いにあり得ました。
他ではバンブーエール、ヒシカツリーダー、ビクトリーテツニー。人気がないので鋭い末脚には魅力はありましたが、全て1200m、1400mでの鋭い末脚。ヒシカツリーダーが一番人気になっていましたが、距離が延びると途端に速い上がりを繰り出せていないこれまでの実績。差し馬は「短い距離でこその差し馬」でした。

結果的に前で決まったレースですが、質の良いマイルでのスタミナを持ち合わせた鋭い末脚の持ち主がいれば差て来れた可能性もあったレースだったと思います。
レコード決着のレースですが、上がりもそこそこ掛かっていますし。但し、コースロスの無い(内)差ししか届かなかったでしょう。

今回は時計の速い馬場。先行出来る馬に力量上位の馬が多く、しかもその馬に乗る騎手が時計を意識し先行有利を意識し前でのロスの無い競馬を意識した為にこのような決着になりました。

こういう競馬こそ本当に質の高いレースではないでしょうか。

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