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秋葉原での凄惨な事件について  ~リアリティの欠如~

一か月程前、神田で用事を済ませた後、合羽橋の道具街で買う物もあり、天気が良かったので神田から合羽橋まで歩いて行きました。ちょうど事件の現場辺りを通りかかった時に捕りモノがあり、警察車両が犯人らしき車両を囲み、二人組の若者を車外に出そうとしている最中でした。
秋葉原という土地柄と大掛かりの捕りモノだった為、野次馬が多く、その中で携帯で撮影している人の数の多さに不思議な感じがしました。話のネタにでもするのだろうかと。

そして先日、この現場でトラックで人通りに突っ込み、その後車から降り、殺傷能力の高い刃物で無差別に休日を楽しむ人達を襲うという事件が起こりました。連日ニュースでも繰り返し報道されてますが、事件直後の映像が多い事に驚かされます

必死に負傷者を助けようとしている人達、中には心臓マッサージをしている人の映像もあります。おそらく携帯か何かで撮られたものでしょう。勿論、報道を使命としている人では無く、多分に野次馬心理から撮影したものでしょう。後日、「あの事件現場でサー、凄い映像が撮れたんだ!」とか得意にネタ自慢している人も中には・・・・などと勘繰ってしまします。

救助にあたる人とその直後でのんきに撮影している人との温度差があり過ぎます!

救助にあたる人は今目の前で起こっている現実をリアルなものとしてすぐに受け入れられる人であり、他者への慈愛の心を持ち、かつすぐに行動を起こせる立派な人です。後者の人達(一か月前の捕りモノの現場から考えておそらくは少なくはない!)は今目の前で実際に起きている事も対岸の火事でしかなく、テレビの映像の中の出来事を見ているのと変わらないのでしょう。
目の前の事は現実に起きている事だが、それにリアリティが付随していない!

先日の捕りモノをのんきに撮影しているのとは意味合いが違います。
今現実に目の前で凶刃に倒れ、生死の境にいる人は一つ違えば我が身であった!!ちょっとした時間、場所がずれただけで、たまたまこの様な状況になったものです。救助にあたらないまでも、何とか助かって欲しいと心から願うのが人というものだと思いますが、この人達はそれ以外なのでしょう!!

また危機意識も少なく、何人もが刃物で刺され、多量の血を流している現場で、犯人が複数いて危険はまだ過ぎ去っていないとは考えないのでしょうか?世界でもトップレベルの治安の良さのこの国では考えないで当然?(私ならすぐに現場を離れる事を選択すると思います。)

救助にあたった人は少なくとも私よりは立派です!
更に危険が残っているかもしれないと感じながらも目の前の負傷者を助けようとしているなら、その人はそのまま「善きサマリア人」であり、いくら称賛しても足りないくらいの素晴らしい人です。

連続殺人犯が次々に人を惨たらしく殺していく場面があってもそれがホラー映画の出来事ならソファーで寝転んでいても危険はゼロですが、この場合は・・・・・。

ホラー映画を挙げましたが、現実に起こっている事にリアルを感じない人が増えてしまうのはテレビ(映像)が世に行き渡っている事が大きな原因のような気がします。20世紀に入ってから映像が普及しましたが、これにはかなりの功罪があります。

「功」については今私たちが享受している、もはや当たり前に思っている事で、現在では欠く事が出来ない事が多いです。文章や言葉だけでは深く理解できない事でも、映像を付けると一発で理解できる事も少なくありません。しかも文章や言葉に比べて誰に対してもインパクトが大きく、文章や言葉では一部の人にしか響かない事も映像なら多くの人に響いたりします。

「罪」についてはこれから表面化するのでしょう。前述したリアリティの欠如した人達などはその先駆け的存在かもしれません。
この人達も何らかの映像で凄惨な場面を見ていなかったなら、おそらく人生で初めて見る凄惨な事件の起きた現場でのんきにはしていられなかったと思います。

現実をリアルに感じない人はリアルで無いだけに他人との関わり合いも関心の外になってしまうのでしょう。日本人の良さ(他人を気遣う心、小さな親切を当たり前に行ったり、それに対して軽く会釈したり。日本語にも他人を気遣った言葉が多いと思います。)が備わっていない人が増えていくのでしょうか。

冒頭の神田から合羽橋まで歩いて・・・には続きがあって、
秋葉原で捕りモノと撮影する野次馬を見て、その後何の趣もない街道沿いを歩いた事を少々後悔しながら進み、上野辺りで右に曲がり、合羽橋を目指したのですが、歩いて行くのは初めてだったので、途中の4つ角にある地図の書かれた板で行き先を確認していると、自転車で通りかかった60、いや70位のおじいさんが、昔ながらの大きなスタンドをガチャンと立て、「何かお困りですか?」と声をかけてくださいました。

その表情が実に良く、なんと言うか、100%、360度どこからでもwelcome!といった表情。感じたままを失礼を承知で言うなら、「他人に親切をしたくてしょうがないといった人」でした。

いかにも「乾いた」街を歩いてきて、下町っぽいエリアに入ってすぐに予想外の声をかけられ、しかも自転車を止めての一言に一瞬時が止まってしまいました。すぐに合羽橋への道が分からない事を告げると歩道から道路に出て大きな手振りで親切に教えてくださいました。あまりの親切さに道順は120%くらい理解できました(笑)

とてもスッキリした人でこちらの気分もスカッとしてしまう感じがしました。他人との繋がりを大事にしている人だなーと感じ、またこんなオープンでスカッとした生き方を羨ましくも思いました。この人の人生ってリアルなんでしょうね。
この人と同じ気分を持った人が増えればいいんですけど。

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